【チャウチャウ、あんた】関西弁の早口言葉。関西人しか言えない言葉
早口言葉ってたくさんありますが、実は方言を使った早口言葉もあるんです。
中でも関西弁の早口言葉は有名!
犬のチャウチャウと「違う」を意味する「ちゃう」を使った早口言葉は、ご存じの方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、関西弁の早口言葉を一挙に紹介します。
「チャウチャウ」「あんた」「サラ」など、関西弁を使った他の地方の方はスムーズに発言するのが難しい早口言葉がそろいましたので、関西の方もそうでない方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
【チャウチャウ、あんた】関西弁の早口言葉。関西人しか言えない言葉(1〜20)
さらの皿、さらしでさらさら巻けて言うたよな、サラ。割れたさらの皿、今さら、さらしで巻くて何さらしとんねん、サラ。

新品のことを表現する関西弁である「さら」と、食べ物などをのせる「皿」を取り入れた早口言葉です。
「さら」と「皿」はひらがなで表記したときには同じ言葉ですが、明確にイントネーションが異なるため、そこを意識することが言いやすくなるポイントですね。
また文末には、この2つとも違う「サラ」が登場するので、リズムをより意識して発音しましょう「さらし」や「さらさら」など、近い言葉が登場することにも注目で、どの「さら」の発音に近いかさえ意識できれば大丈夫かと思います。
関西弁に熱が入ると、舌を巻いてしまう場合もあるかもしれませんが、そうするとどうしても言いにくくなるため、早口言葉としては、確実な発音を意識するのがいいかと思います。
うちのオカンのオカンがオカンに似ててオカンみたいなオカンのオカンやねん

家族の中でもオカンの回数が多いこの言葉は、関西ならではの親しみのこもった表現と世代をこえて受け継がれる雰囲気が混ざり合っています。
言っていることは一見ややこしいのに、なぜか想像できてしまうのが関西弁の面白さです。
オカンという単語を何度も繰り返すことで、話し手の中で何が言いたいのかが曖昧になり、聞いている方もつられて笑ってしまいます。
親子三代にわたる言葉の連鎖をユーモラスに表現していて、言葉遊びの中にも家庭のあたたかさがにじみ出るひとこと。
早口で言うと誰もがつまずく、会話のネタにぴったりな言い回しです。
ガチ関西人がガチギレしてガチでガチなガチガチ会議

同じフレーズを何度も繰り返すことで、言葉の意味がわからなくなる感覚を楽しめる早口言葉です。
「本気」を意味する「ガチ」が連続するため、最初は強い印象を受けますが、回数を重ねるごとに段々とギャグっぽくなっていくのがこの言葉の面白さ。
ガチギレ、ガチ会議という言葉自体も日常で耳にする機会があまりなく、誰もがかみやすくなる構成です。
関西弁のリズム感が加わると、さらにクセが強くなり盛り上がりやすい言葉遊びになります。
罰ゲームや場を和ませる一発ネタとしても活躍する一文です。
おっちゃんのまっちゃん、まっちゃんがまっちゃまっちゃ言うて抹茶と間違えたっちゅうねん

この早口言葉は「まっちゃん」と「まっちゃ(抹茶)」の音の似た響きで、聞く人も言う人も楽しめるフレーズです。
まっちゃんという人名と抹茶という飲み物がごっちゃになることで、何を言っているのか分からなくなる瞬間が笑いにつながります。
こうした言い回しは関西特有のテンポとツッコミがあってこそ成立するネタで、間違いを指摘するところまでがひとつの流れとして楽しめるでしょう。
リズムや発音を意識しないとかみやすいため、トライするだけでも盛り上がります。
声に出してみると意外と難しく、成功するまで挑戦したくなる言葉です。
どっちでもええ言うたけど、どっちもどっちでどっちもようないやんけ

選択を迫られた場面でありがちな会話を、関西弁で絶妙に再現したフレーズです。
「どっちでもええ」と言いつつ「結局どっちも微妙やん……」という本音が見え隠れする内容で、言葉が堂々巡りするテンポの面白さがあります。
発音してみると語感が似ていてかみやすい構成ですが、関西人はリズムよくツッコミを入れるように言える人も多く、それがまた笑えるのがポイント。
選択肢を与えているようで、実は選ばせる気がないところに、ひねくれた優しさも感じられます。
日常のちょっとした会話にも取り入れやすいネタです。