【チャウチャウ、あんた】関西弁の早口言葉。関西人しか言えない言葉
早口言葉ってたくさんありますが、実は方言を使った早口言葉もあるんです。
中でも関西弁の早口言葉は有名!
犬のチャウチャウと「違う」を意味する「ちゃう」を使った早口言葉は、ご存じの方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、関西弁の早口言葉を一挙に紹介します。
「チャウチャウ」「あんた」「サラ」など、関西弁を使った他の地方の方はスムーズに発言するのが難しい早口言葉がそろいましたので、関西の方もそうでない方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
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もくじ
- 【チャウチャウ、あんた】関西弁の早口言葉。関西人しか言えない言葉
- ちゃう言うたんちゃうけど、ちゃうちゃう言うたんはちゃうちゃうやろ
- なんでなんで言うけど、なんでなんがなんでかわからんねん
- アホがアホ言うてアホや言うけど、ほんまにアホなんアホちゃうん?
- あれチャウチャウちゃう?ちゃうちゃう!チャウチャウちゃうんちゃうん?
- あんたあたしのことあんたあんた言うけど、あたしもあんたのことあんたあんた言わへんから、あんたもあたしのことあんたあんた言わんといてよ、あんた
- うちの父ちゃん、ちっちゃい茶ちょこ、ちょっとちゃうとこ置いたっちゅうて、ちっちゃい声でちゅーちゅー言うてた
- おっとっととっとってって言っとったのに、なんでとっとてくれんかったん?とっとってって言っとったやん
- われわしのことわれわれ言うけど、わしわれのことわれわれ言わんから、われもわしのことわれわれ言うなや、われ
- うち、うちのうちわで内野をあおぐから、内野は内野のうちわでうちをあおいで。これ、内野とうちのうちうちの話。
- 高野の弘法大師、子供抱いて粉挽いて、子供の目に粉が入って、今度から子供抱いて粉挽こまい
- さらの皿、さらしでさらさら巻けて言うたよな、サラ。割れたさらの皿、今さら、さらしで巻くて何さらしとんねん、サラ。
- うちのオカンのオカンがオカンに似ててオカンみたいなオカンのオカンやねん
- おっちゃんのまっちゃん、まっちゃんがまっちゃまっちゃ言うて抹茶と間違えたっちゅうねん
- どっちでもええ言うたけど、どっちもどっちでどっちもようないやんけ
- なんでもかんでもなんかある言うけど、なんかなんでもない感じするねん
- はよはよ言うけど、はよせなあかんのははよ言うあんたや
- 兄ちゃんに似た兄ちゃんの兄ちゃん、何人兄ちゃんおんねん
- 知らんけど言うたら知ってる風になるん知らんかったん知らんけど
- 隣のたなかんとこのたかし君、たまにたけしとたわけてたたかってた
- ガチ関西人がガチギレしてガチでガチなガチガチ会議
- 天王寺で天然なてんやわんやの天ぷら天狗が転んだ
- しゃべらん坊のしんちゃん、しれっとしゃべりだした思たら、しゃべった内容しゃばしゃばやったっちゅう話や
【チャウチャウ、あんた】関西弁の早口言葉。関西人しか言えない言葉(1〜20)
うちの父ちゃん、ちっちゃい茶ちょこ、ちょっとちゃうとこ置いたっちゅうて、ちっちゃい声でちゅーちゅー言うてた

語感のかわいらしさと難しさのバランスがおもしろい文で、関西人の発音センスを試しましょう。
「ちっちゃい」「ちゃう」「ちゅーちゅー」など、同じ音が何度も続くことで滑舌と集中力の両方が試される早口言葉です。
茶ちょこの置き場所にうるさい父ちゃんが、小声で文句を言っているシチュエーションで、それを表現する言葉の選び方が笑いを生み出すでしょう。
一気にその場をコントのような世界観に変えてくれますよ。
テンポよく言おうとすると何度もつまずく人も多く、関西弁ならではの遊び心が詰まったフレーズです。
おっとっととっとってって言っとったのに、なんでとっとてくれんかったん?とっとってって言っとったやん

相手に対して物を確保しておいてほしいと頼む言葉「とっとって」と、森永製菓おっとっとが、言葉にしたときに似ているという発想から生まれた早口言葉です。
促音が多く取り入れられていることが特徴で、文章にしたときには見づらいですが、発声したときの軽やかさが楽しいポイントですね。
すべてに促音がついているわけではなく、言葉をつなぐようにはさまる別の言葉が、この促音をより言いにくくさせています。
この早口言葉のメインである促音が2回はさまる言葉たちも、それぞれにイントネーションが異なるため、言いづらいという人はそこを意識してみるといいかもしれませんよ。
われわしのことわれわれ言うけど、わしわれのことわれわれ言わんから、われもわしのことわれわれ言うなや、われ

自分のことを表す「わし」と、相手のことをあらわす「われ」に注目した早口言葉です。
「われわれ」という言葉に関して、自分と相手を対比させているような文章なので、自分のことを言っている文節なのか、相手のことを言っている文節なのかを理解すると、言いやすいのではないでしょうか。
相手のことを「われ」と言うのは、関西弁の中でも強めの言葉なので、全体的に語気を強めて発声すると言いやすいかと思います。
語りかけるというよりかは、命令に近いようなニュアンスかと思います。
また語気が強くなると、舌を巻いてしまいそうですが、言いにくくなるのでそこは注意が必要ですね。
うち、うちのうちわで内野をあおぐから、内野は内野のうちわでうちをあおいで。これ、内野とうちのうちうちの話。

関西の一人称である「うち」に注目した早口言葉です。
「うち」をのぞけば標準的な言葉で作られているので、この言葉だけをおさえておけば関西弁になじみが薄い人でも言いやすい早口言葉かともいます。
「うちわ」や「内野」、「うちうち」などの近い言葉で構成されているので、イントネーションを意識するのが大切かもしれませんね。
また「うち」だけでもイントネーションが変わってくる場合もあるので、前後につながる言葉に合わせて言い方を変えると、より言いやすくなるのではないでしょうか。
「内野」に対して語りかけるように発音するのも、この文章のポイントかもしれませんね。
高野の弘法大師、子供抱いて粉挽いて、子供の目に粉が入って、今度から子供抱いて粉挽こまい

関西の言葉の中には、一文字だけの言葉を伸ばして発声するものがあります。
「目」と表記されてるものを「メー」と発音していたりと、文章で見ただけでは判断できない関西弁の不思議なところですね。
そんな関西弁の発声と、イントネーションに注目した、弘法大師こと空海が登場する早口言葉です。
文章で見るととくに難しくもなく、リズムも悪いように思えますが、先ほどの伸ばす発音を混ぜながら読むと、リズムが生まれて滑舌の練習になる文章に変わります。
「粉」は「コー」と読み、さらに「子供」を「コードモ」と読ませることで、歌の調子を整えます。
伸ばす部分と関西弁のイントネーションがしっかりと作れてさえいれば、読みやすい文章ではあるので、自分の発生を見直すのにも役立ちそうですね。