第2回となる今回は私が考案したスラッピング・フォームの作り方を、手順に沿って解説していきたいと思います。
ここまでは、前回ご紹介したパーカッション・スタイル、フラットピック・スタイルともに共通のテクニックです。
前回記事はこちら
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1. 椅子などに座って両方の腕を完全に脱力し、下に垂らす
その時、一度思い切り力を入れてみましょう。
歯ぎしりするくらい!
そこから、ストンと完全に力を抜くようにします。
これは、一度、極端に力を入れることで、ストンと脱力したこととの落差を、ドラスティック(やり方が抜本的で、思い切ったものであるさまという意味)に体験できる良い方法です。
私のメソッドでは、当初から脱力を提唱してきました。
今回ご紹介するこの練習方法は、私が最近になって、モーター・ジャーナリストの柏秀樹氏のインストラクションに影響を受けて取り入れているものです。
車やバイクの運転だけでなく、楽器の演奏にも非常に有効なのでぜひ、お試しください!
2. 小指を第三関節から手のひら側に折り曲げる
この時、前記の方法で脱力が完了していれば、自然と手はこれに近い形になるはずです。
どうしてもならない方は、第二関節の巻き込み、脱力できていないなどを見直してみましょう。
このように小指につられて薬指が自然な形で内側に曲がります。
その角度に合わせて中指を薬指に沿わせます。
これができない方も第二関節の巻き込み、力が入っているなどが失敗のケースとしては多いようです。
注意深く見直してみましょう!
人差し指はプル(プラッキング)の演奏を予想してさらに深く折り曲げます。
親指はしっかりと立ておくようにしましょう。
このフォームを作る際、フォームを制御するための最低限の力だけでフォームの形成をおこなってください。
どうしても上記の方法でフォームが形成できない方は、とりあえず写真の手の形を優先して形態模写してみましょう!
しかし、それでは、私の意図したフォームの内的なイメージが完了していない可能性があります。
その部分は、究極のところ直接のインストラクションでなければ修正できないので、ぜひ、レッスンの受講をお勧めします!
Rei Shimizu official Web site | LESSON
3. これで手の形は完成
この時、このフォームの中で薬指と中指が大きな役割を担います。
言い過ぎではないと思いますが、サムピングのための親指、プラッキングのための人差し指よりも大切かもしれません。
私のメソッドには「スタビライザー」というテクニックがあります。
この中指と薬指の二本の指は、「スタビライザー」をおこなう重要な役割を担っています。
スタビライザー(stabilizer)は、英語で「安定させる装置」「安定剤」などの意味があります。
後ほど使用法および、テクニックについては詳しく説明しますが、私のメソッドでのスラッピングを安定させる、非常に重要なテクニックを示します!
次回は、今回作ったフォームを使い、どのようにベースを構え、演奏するのかを解説していきます。
お楽しみに!!