【男性歌手編】大みそかの顔!紅白歌合戦に出演した演歌歌手
何だかんだいって大みそかはゆっくりNHK紅白歌合戦を見て過ごしたい、そんな方は世代を問わずきっと多いでしょう。
その年を締めくくる日本の国民的な歌番組であり、1951年の開始以来、出演アーティストやバンドの顔ぶれや傾向なども変化しつつある紅白ですが、やはり演歌歌手の存在は大きいですよね。
この演歌歌手の歌声を聴かないと年越しできない、というくらいにまさに「大みそかの顔」的な存在の歌手も多くいます。
そこでこちらの記事では紅白出演経験のある演歌歌手をリサーチ、大御所から若手まで男性の演歌歌手をまとめてみました。
ぜひチェックしてみてください!
【男性歌手編】大みそかの顔!紅白歌合戦に出演した演歌歌手(11〜15)
雪の渡り鳥三波春夫

1957年にデビューした三波春夫さんは、浪曲と歌謡曲を融合させた独自のスタイルで人気を集めた演歌の大御所です。
デビュー曲『チャンチキおけさ』が大ヒットし、1964年の東京オリンピックや1970年の大阪万博のテーマソングも担当するなど、まさに国民的歌手としての地位を確立しました。
紫綬褒章や勲四等旭日小綬章の受章、日本レコード大賞特別賞など数々の栄誉に輝いた三波さん。
浪曲の技術を活かした独特の歌唱力と和服姿で魅せる三波さんの歌は、日本の伝統を愛する方々にピッタリですね。
そして、神戸前川清

1970年に『心のこり』でデビューして以来、演歌とポップスを融合させた独自のスタイルで多くのファンを魅了してきた前川清さん。
『そして、神戸』や『いろは歌』など数々のヒット曲を生み出し、日本レコード大賞やゴールドディスク大賞など数多くの受賞歴を誇ります。
1960年代後半から音楽活動を始めた前川さんは、温かみのある歌声と深い歌詞で知られ、演歌の伝統を守りつつ、ポップスやフォークの要素も取り入れた楽曲で幅広い世代に支持され続けています。
演歌ファンはもちろん、歌謡曲や昭和歌謡に興味がある方にもぜひ聴いていただきたいアーティストですね。
王将村田英雄

演歌界の大御所として知られる村田英雄さん。
1958年に古賀政男さんに見いだされ『無法松の一生』で歌手デビューを果たしますが、当初は大きな反響を得られませんでした。
しかし1961年11月にリリースした『王将』が戦後初のミリオンセラーとなり、一躍スターダムに。
翌年には第4回日本レコード大賞特別賞を受賞し、歌手としての地位を不動のものとしました。
力強い歌声と男らしい風貌で多くのファンを魅了した村田さんは、1960年代後半には東映の任侠映画にも多数出演。
歌手としてだけでなく俳優としても活躍し、多彩な才能を発揮しました。
紅白歌合戦にも数多く出場し、まさに「大みそかの顔」と呼ぶにふさわしい存在でしたね。
南部蝉しぐれ福田こうへい

民謡歌手の家庭で育ち、数々の民謡コンクールで優勝を果たした福田こうへいさん。
2012年10月、シングル『南部蝉しぐれ』で演歌歌手としてデビューを果たします。
民謡で培った確かな歌唱力と情感豊かな表現力で、多くのファンの心をつかみました。
2013年には日本有線大賞新人賞や日本レコード大賞新人賞を受賞し、同年のNHK紅白歌合戦に初出場。
その後も紅白の舞台に複数回立っています。
2020年には日本レコード大賞で最優秀歌唱賞を受賞するなど、着実に実力を発揮し続けています。
伝統的な演歌の魅力を大切にしながら、新しい息吹を吹き込む福田さんの歌声は、幅広い世代の方にオススメです。
さそり座の女美川憲一

1965年に『だけどだけどだけど』でデビューを果たした美川憲一さん。
翌年の『柳ヶ瀬ブルース』が120万枚を売り上げる大ヒットとなり、一躍スターの座に。
その後も『新潟ブルース』『釧路の夜』などのヒット曲を連発し、演歌歌謡曲のジャンルで確固たる地位を築きました。
1970年には『柳ヶ瀬ブルース』で第3回日本有線放送大賞特別賞を受賞。
独特な話し言葉や派手な衣装でも知られ、NHK紅白歌合戦では小林幸子さんとの衣装対決が毎年恒例となっていましたね。
2021年には公式YouTubeチャンネルも開設。
「杖をついてでも声が続く限り歌い続ける」と宣言する美川さんの歌声は、大みそかの紅白を彩るのに欠かせない存在です。
おわりに
最初に触れたように、令和の現在は多種多様なアーティストやバンドが出演するようになったNHK紅白歌合戦だからこそ、昔ながらの演歌を歌う演歌歌手の存在にほっとする方はきっと多いですよね。
「第七世代」と呼ばれる若手演歌歌手も登場している昨今、演歌の生き字引のような大御所と若手がどちらもバランス良く出演するといいなと個人的には思います!