古代ギリシャを起源とする、世界中の哲学者による名言
哲学、と言われると、どういったものか説明できますでしょうか。
その起源は古代ギリシャにまで遡ると言われ、人間の存在、宇宙、道徳、知識、真理といったものについて考察する学問として現在まで発展してきました。
今回は、そんな哲学者たちによる名言をご紹介します。
様々な真理を追求する学問だからこその言葉は、きっと迷った時の道標になってくれますよ。
シンプルなものから難解なものまでリストアップしましたので、ぜひチェックしてみてくださいね!
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古代ギリシャを起源とする、世界中の哲学者による名言(1〜10)
多くの言葉で少しを語るのではなく、少しの言葉で多くを語りなさいピタゴラス
幾何学や数論の基礎を作り上げた古代ギリシャの数学者、ピタゴラス。
哲学者としても知られる彼は、多くの言葉を使用して説明するよりも、分かりやすく簡潔に伝えることの大切さを説きました。
現代社会では、情報があふれる時代だからこそ、必要なことを的確に伝える能力が求められています。
短い言葉であっても、その中に込められた思いや言葉の重みが伝われば、聞く人の心に届くでしょう。
感謝や謝罪を簡潔に伝えることが、人間関係をより良くすることにもつながります。
要点を話すことの重要さがわかる名言です。
自分に打ち勝つことが、もっとも偉大な勝利であるプラトン
ソクラテスの弟子であり、アリストテレスの師匠でもある古代ギリシャの哲学者、プラトン。
彼は人間の内面に目を向け、自分を制御する力の重要性を説きました。
目標に向かって努力する際には、なまけたい気持ちや誘惑に負けない強さが必要です。
それは周囲との競争ではなく、自分との戦いと言えます。
試験勉強や仕事のスケジュール管理など、現代の日常的な場面にも当てはまる教えです。
自分に勝つ習慣を付けることで、より豊かな人生を送るヒントが見つかるのかもしれませんね。
取らんと欲する者は先ず与えよ老子
古代中国の思想家であり、道教の始祖とされる老子の名言です。
人間関係や社会の中での相互作用をみごとに表現しています。
何かを得たいと思うならば、まず自らが与えることが大切だという教えです。
信頼や愛情、知識など、自分が惜しまず他者に与えることで、それが自分に返ってくるという考え方です。
彼の思想は、自然界や社会の中にある調和と循環の重要性を強調しており、現代においてもその普遍性を失っていません。
人とのつながりを大切にすることで、豊かな人生が生まれることを示しています。
古代ギリシャを起源とする、世界中の哲学者による名言(11〜20)
世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かしなさい。ソクラテス
古代ギリシャを代表する哲学者であり、人間の内面や倫理について深く探究したソクラテス。
彼の言葉は、自分の行動や心の変化が世界を変える第一歩であるという彼の信念を反映しています。
社会や他人に対して不満や期待を抱くことは多くの人が経験しますが、まず自分を省みる必要があるという教えです。
自己成長や反省の重要性を説いており、現代においても普遍的な意味を持っています。
他者に依存するのではなく、自分の行動や意識を見つめ直すことが、より良い変化を生み出す力となるというメッセージです。
忘却はよりよき前進を生むフリードリヒ・ニーチェ
実存主義の代表的な思想家であり哲学者のフリードリヒ・ニーチェさん。
宗教的批判を含んだ「神は死んだ」という言葉でも有名ですね。
彼はバーゼル大学の教授をしていた時期があり、その時に古代ギリシャに関する古典文献学を専門としていました。
「忘却はよりよき前進を生む」は、そんな彼の名言の一つ。
過去や後悔にとらわれず忘れられたなら、新しい道を切りひらける……といった意味ですね。
過去はやり直せませんから、反省すべき点を反省したら、忘れてしまうのが良いのかもしれません。
良心は、ただただ常に沈黙という形で語るマルティン・ハイデガー
20世紀を代表する、実存主義を唱えた哲学者、マルティン・ハイデッガーさん。
古代ギリシャから続く「存在とは何か?」をひもとくために1927年に発表された主著『存在と時間』は、人々に衝撃を与えましたね。
「良心は、ただただ常に沈黙という形で語る」この言葉はそんな彼が残したもの。
周囲に影響されず、自分の中の言葉を聞くようにと教えてくれる名言です。
魅惑的なものに惑わされ良心を無視せずに、しっかりと見つめることが大切なのでしょう。
私は怨みに対しては誠実さで報い、徳に対しては徳で報いる孔子
孔子は儒家の始祖であり、古代中国の代表的な思想家です。
釈迦、キリスト、そして古代ギリシャの哲学者、ソクラテスと並ぶ四聖人のひとりです。
こちらの名言は、孔子の教えがまとめられている『論語』の中に登場する言葉。
怨みに対しては誠実さで……これは本心のまま行動するという意味ですね。
徳に対して徳で報いるためにも、怨みには本心で返すべきだ……ということです。
老子の言葉に似たものがあるのですが、意味は全く違います。





