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François Couperinの人気曲ランキング【2025】

一般的な舞曲とは一線を画す、優雅で象徴的な題名を持つクラヴサン曲を世に送り出してきたフランスの作曲家、フランソワ・クープランさん。

一族から音楽家を数多く輩出したクープラン家の中でも特に有名であることから、大クープランとも称された人物です。

18歳でサン・ジェルヴェ教会のオルガニストとなるなど、その非凡な才能が垣間見えるエピソードですよね。

今回は、そんなフランソワ・クープランさんの人気曲ランキングをご紹介します!

François Couperinの人気曲ランキング【2025】(31〜40)

クラヴサン曲集 第4巻 第25組曲より第5曲François Couperin36

クラヴサン曲集 第4巻 第25組曲(Pieces de clavecin quatrieme livre Ordre No.25)より 第5曲:さまよう亡霊たち(Les Ombres Errantes)。

演奏はイスラエル生まれのピアニスト:イド・バル=シャイさん。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲演奏後。

クラヴサン曲集 第4巻 第26組曲よりFrançois Couperin37

クラヴサン曲集 第4巻 第26組曲(Pieces de clavecin quatrieme livre Ordre No.26)より 1.病み上がりの女(La Convalescente)、2.ガヴォット、3.ソフィ(La Sophie)、4.とげのある女(L’Epineuse)、5.パントマイム。

演奏はエリン・ヘールズさん。

ソナタ 「スルタン妃」François Couperin38

クープランの代表作として知られるこの四重奏ソナタ。

2つのヴァイオリン、2つのバス・ヴィオール、通奏低音、という編成で演奏されます。

全6楽章からなり、緩やかな楽章と速いテンポの楽章が交互に配置されているのが特徴的。

17世紀末のパリで流行していた東洋趣味の影響を受け、荘重な楽想から「スルタン妃」という名前が付けられたと言われています。

フランスとイタリアの音楽様式を見事に融合させた秀作であり、繊細なテクスチュアや柔軟な舞曲のリズム、抒情性豊かな旋律が魅力的です。

バロック音楽に興味のある方はもちろん、室内楽曲が好きな方もぜひ聴いてみてください。

テネブレの独誦François Couperin39

Leçons de Ténèbres : Couperin par Les Timbres
テネブレの独誦François Couperin

旧約聖書の『エレミアの哀歌』をテキストにした宗教曲で、エルサレムの崩壊を嘆く内容が込められています。

復活祭前の「聖なる3日間」の深夜に行われる「テネーブルの礼拝」で演奏されることを目的として作曲されました。

半音階や絶妙な転調を特徴とする美しい旋律が印象的な本作。

2人のソプラノによって歌われることが多く、冒頭から2人の声が不協和音でぶつかり合い、やがて解決されるという構造が、聴く者の心を揺さぶります。

静謐で神秘的な音楽性から、「究極の癒しの音楽」とも称されることがあります。

クラシック音楽愛好家はもちろん、心を落ち着けたい方にもオススメの1曲です。

トリオ・ソナタ 「スタンケルク」François Couperin40

クープランが遺した名曲。

2つのヴァイオリンと通奏低音による全8楽章の構成で、各楽章にはフランス語で「快活に」「荘重に」など、さまざまな表情を表す指示が付されています。

第5楽章のファンファーレ風の音楽は、1692年の戦勝を祝う華やかさを感じさせますね。

一方で、戦没者を悼む厳粛な雰囲気も併せ持つ、深みのある作品となっています。

イタリアの影響を受けつつも、フランス独自の優雅さと繊細さを兼ね備えた本作。

ぜひ聴いてみてくださいね。

François Couperinの人気曲ランキング【2025】(41〜50)

トリオ・ソナタ ト短調「アストレ」François Couperin41

トリオ・ソナタ ト短調「アストレ(L’Astrée)」。

演奏はフラウト・トラヴェルソ:ジョアンナ・マースデンさん、バロック・ヴァイオリン:ピーターLekxさん、ヴィオラ・ダ・ガンバ:カイル・アーヴィング – モロズさん、チェンバロ:ロナ・ナドラーさんです。

パルナッスス山、またはコレッリ賛François Couperin42

クラヴサンの魅力が詰まった7つの楽章からなるプログラム音楽。

コレッリがパルナッスス山を登る情景を、優雅かつ情熱的な音楽で描写しています。

フランス風の繊細さとイタリア風の華やかさが絶妙に溶け合い、バロック音楽の粋を集めた至高の作品。

クープランが提唱した「趣味の融合」の理念を体現しており、フランスとイタリアの音楽様式の調和を追求しています。

1725年に出版された本作は、クラシック音楽ファンはもちろん、物語性のある音楽を楽しみたい方にもオススメです。