三波春夫の人気曲ランキング【2025】
昭和を代表する演歌歌手であり「勲四等旭日小綬章受章」「新潟県民栄誉賞受賞」の経歴を持つ、新潟県出身の「三波春夫」。
77歳でその生涯を閉じた彼が残した、いまも愛され続ける名曲から人気曲をランキングにしてご紹介します!
三波春夫の人気曲ランキング【2025】(1〜10)
南部坂雪の別れ三波春夫8位

浪曲と歌謡曲を見事に融合させた長編歌謡浪曲の傑作です。
1962年に発売されたこの作品は、忠臣蔵の世界を舞台に、雪降る江戸の南部坂で繰り広げられる武士たちの別れの場面を描いています。
三波春夫さんならではの張りと艶のある声で、語りと歌唱が絶妙に織り交ぜられながら物語が展開。
約15分という長尺のなかで、義理と人情、武士の誇りと切なさが情感豊かに表現されています。
作詞・構成を北村桃児名義で三波さん自身が手がけており、浪曲師としての技術と歌手としての表現力が存分に発揮された作品です。
日本の伝統的な物語を題材にした時代物がお好きな方、また浪曲という芸能の魅力を知りたい方にぜひ聴いていただきたい名作といえるでしょう。
新奈良音頭三波春夫9位

国民的歌手として知られる三波春夫さんが、その力強い歌声で古都の魅力を高らかに歌い上げるご当地音頭です。
三波さんならではの突き抜けるような美声と、『ヨイショ』という威勢のいい掛け声が胸に響き、聴いているだけで心が弾みます。
大仏さまや公園の鹿といった、奈良を象徴する風景が次々と目に浮かんでくるので、旅情をかき立てられる方も多いのではないでしょうか。
古き良き時代の祭りの輪の中にいるような、温かい気持ちにさせてくれる名曲といえるでしょう。
桃太郎侍の歌三波春夫10位

時代劇『桃太郎侍』の主題歌として知られる本作は、三波春夫さんが1976年にリリースした楽曲です。
三波さん自身が作詞を手掛け、平尾昌晃さんが作曲を担当しています。
浪花節的な要素を含む演歌と浪曲の中間に位置する曲調で、三波さんの持つ重厚かつドラマティックな歌唱が全面に出ています。
日本の伝統や正義を象徴するヒーロー像を描いた作品にふさわしい雄壮なメロディと、桃太郎侍の威風堂々としたキャラクターを讃える歌詞が印象的ですね。
5年にわたり全258話が放送された同ドラマは、当時の視聴者に強い印象を与えました。
三波さんの代表曲の一つとなった本作は、時代劇ファンにもおすすめの一曲です。
三波春夫の人気曲ランキング【2025】(11〜20)
筑波の鴉三波春夫11位

国民的歌手として知られる三波春夫さんによる、茨城を舞台にしたご当地ソングです。
浪曲師ならではの情感あふれる「歌謡浪曲」が、筑波の風景とそこに宿る人情を鮮やかに描き出していますよね。
歌詞に登場する「阿呆鴉」という言葉は、故郷を離れ旅をする主人公の、やるせない心情や望郷の念を象徴しているのではないでしょうか。
三波さんの力強くも温かい歌声に耳を傾けていると、利根の河原に沈む夕日や諸川宿の情景が目に浮かぶようです。
茨城の風土と、故郷を想う切ない心が詰まった、心に深く染み渡る1曲です。
雪の渡り鳥三波春夫12位

三波さんの歌声がたまらない股旅唄の名曲です。
やはり男と任侠(にんきょう)というのは切り離せない気がします。
やくざというのは簡単に言えば「男を売る仕事」ですから、もっとも男のもつ心意気というのが表現されているから当然といえば当然です。





