【スクリャービンのピアノ曲】現代音楽の先駆者が遺した名曲を厳選
1872年にロシアで生まれピアニスト兼作曲家として活躍した、20世紀現代音楽の先駆者アレクサンドル・スクリャービン。
幼い頃からピアノでの即興演奏を好み、楽才を発揮していた彼は、ソナタや練習曲、前奏曲をはじめとする数多くのピアノ作品を遺しました。
本記事では、そんなスクリャービンが手掛けた珠玉のピアノ作品をピックアップ!
小柄で手も小さかったことからピアニストとしての挫折も経験した彼が、その悔しさを胸に作曲した美しく情熱的な作品の数々をお楽しみください。
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【スクリャービンのピアノ曲】現代音楽の先駆者が遺した名曲を厳選(11〜20)
悲劇的詩曲 Op.34Alexander Scriabin
Scriabin : Poème tragique Op.34 (Ichiro Kaneko)

ロシアの大作曲家のひとりであるアレクサンドル・スクリャービン。
彼の作品のなかでも個人的な感情や哲学が色濃く反映されているのが、1903年に作曲された『悲劇的詩曲 Op.34』です。
平均演奏時間は短めながらも、スクリャービン独特の革新的なスタイルと複雑な調性感が凝縮された名曲。
技術的にもかなり難易度が高く、感情の機微を表現するには洗練された技巧が求められます。
ロマンティックな曲想の中に作曲家の内面世界が投影された、スクリャービンの代表的ピアノ作品。
彼の音楽の深淵を味わいたい上級者にぜひオススメしたい1曲です。
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おわりに
技巧的でありながらも情感豊かで聴く者を飽きさせない、スクリャービンのピアノ作品。
実際に演奏すれば、メロディや和声の美しさやスクリャービンがピアノ作品に込めた情熱をより身近に感じられるはずです。
お気に入りの作品が見つかった方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。