【スクリャービンのピアノ曲】現代音楽の先駆者が遺した名曲を厳選
1872年にロシアで生まれピアニスト兼作曲家として活躍した、20世紀現代音楽の先駆者アレクサンドル・スクリャービン。
幼い頃からピアノでの即興演奏を好み、楽才を発揮していた彼は、ソナタや練習曲、前奏曲をはじめとする数多くのピアノ作品を遺しました。
本記事では、そんなスクリャービンが手掛けた珠玉のピアノ作品をピックアップ!
小柄で手も小さかったことからピアニストとしての挫折も経験した彼が、その悔しさを胸に作曲した美しく情熱的な作品の数々をお楽しみください。
【スクリャービンのピアノ曲】現代音楽の先駆者が遺した名曲を厳選(1〜10)
24の前奏曲 Op.11 第1番Alexander Scriabin

19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービン。
幼少期からピアノに親しみ、その才能を発揮した彼は、ロマン派の作風からより独創的な音楽言語へと発展させていきました。
『24の前奏曲 Op.11』は、そんな彼の初期作品の一つであり、ショパンの影響を感じさせつつも、スクリャービン独自の表現力が光る名曲集です。
各調による全24曲で構成されたこの作品は、どれもが短いながらに深い感情と高い技術を要求します。
なかでも第1番は、「Vivace」の指示通り、明るく活発な雰囲気を持ちながら、演奏者の感性を存分に発揮できる1曲。
ピアノを学ぶ上で避けて通れない練習曲でありながら、音楽的にも非常に魅力的なこの曲集は、上級者にぜひ取り組んでいただきたい作品です。
2つの左手のための小品 Op.9 第2曲「ノクターン」Alexander Scriabin

ロシアの作曲家兼ピアニスト、アレクサンドル・スクリャービンは、20世紀の革新的な作曲家として知られています。
幼少期に母を亡くし叔母に育てられた彼は、モスクワ音楽院で学び、優れたピアニストとなりました。
しかし、小柄な体格と小さな手から、ピアニストとしての限界を感じ、作曲に専念するようになります。
スクリャービンは、右手の故障をきっかけに、左手のみで演奏するための作品『2つの左手のための小品 Op.9』を作曲。
第2曲の『ノクターン』は、美しい旋律とスクリャービン独自の和声が印象的な作品です。
スクリャービンの革新的な音楽性に触れてみてはいかがでしょうか。
ワルツ 変イ長調 Op.38Alexander Scriabin

19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した作曲家アレクサンドル・スクリャービン。
初期の作品はショパンの影響を色濃く受けていますが、次第に独自の音楽スタイルを確立。
神秘的で情熱的な曲風は、聴く者の心に深く響きます。
『ワルツ』は、彼の代表的なピアノ曲の一つで、優美な旋律とともに、所々で激しさをはらんだフレーズが現れるのが特徴的です。
繊細さと力強さを兼ね備えた本作は、豊かな感性を持つ全てのピアノ音楽ファンにぜひ聴いていただきたい名曲です。
【スクリャービンのピアノ曲】現代音楽の先駆者が遺した名曲を厳選(11〜20)
演奏会用アレグロ Op.18Alexander Scriabin

ロシアが生んだ20世紀現代音楽の先駆者、アレクサンドル・スクリャービンが1896年に作曲したピアノのための作品『演奏会用アレグロ Op.11』は、彼の初期の作品の特徴であるロマンティックで情熱的な表現と、後に展開される革新的なスタイルへの芽生えが感じられる1曲です。
非常に演奏技術が高く求められますが、複雑な中にも美しい旋律が光る、スクリャービンならではの魅力が詰まっています。
クラシック音楽に親しみのある中上級者の方に、ぜひ弾いてみていただきたい作品です。
2つの左手のための小品 Op.9 第1曲「前奏曲」Alexander Scriabin

『2つの左手のための小品 Op.9』は、スクリャービンの独創性が光る名曲です。
幼少期からピアノの才能を発揮し、後に非常に個性的な音楽言語を確立した彼が、右手の故障中に作曲した挑戦的な作品。
第1曲『前奏曲』は、深い内省と情熱が交錯する1曲で、左手だけで奏でるという制約のなかで、複雑な和声と感情表現の深みを追求したスクリャービンのこだわりがうかがえます。
未知の領域に挑む作曲家の心の機微に触れる本作は、ピアノ演奏の新たな可能性を感じてみたい方にオススメです。
アレグロ・アパッショナート 変ホ短調 Op.4Alexander Scriabin

ロシアが生んだ20世紀の偉大な作曲家、アレクサンドル・スクリャービン。
ピアニストとしても活躍し、独自の音楽スタイルを追求した彼の初期作品『アレグロ・アパッショナート』は、情熱的な表現とドラマチックな展開が魅力の1曲。
スクリャービンならではの創造性と音楽的野心が感じられる、聴く者の心を揺さぶる世界観をお楽しみください。
未知の音楽の扉を開くような衝撃と興奮を味わえる本作は、クラシック音楽に親しみたい方や、まだあまりなじみのないジャンルに挑戦してみたい方にもおすすめです。
2台ピアノのためのファンタジー イ短調Alexander Scriabin

ロシアの作曲家にして卓越したピアニストでもあったアレクサンドル・スクリャービン。
ショパンから影響を受けた初期の作風から、独自の音楽言語を確立していった彼の作品のなかでも、1889年に作曲された『2台ピアノのためのファンタジー』は、若き日のロマンティックな熱情がほとばしる名曲です。
2台のピアノが互いに絡み合い、呼応し合うかのように奏でるテーマの数々には、スクリャービン独特の革新的な和声と形式美がちりばめられています。
感情を揺さぶるリリカルな旋律、技巧的なパッセージが次々と展開されるこの曲は、彼の音楽的才能と探究心の表れといえるでしょう。


