スペインで親しまれている音楽ジャンル|有名アーティストが登場!
西欧諸国のなかでも特に音楽を大切にしている国、スペイン。
フラメンコなどを代表するように、スペインには独自の音楽がありますよね。
しかし、日本のメディアで実際のスペインの音楽シーンを正確に説明しているところはめったにありません。
今回はそんなスペインの音楽の実態を解説していきます。
それぞれのジャンルを代表するアーティストを紹介していくので、スペインの好きなアーティストを見つけたいという方は必見です。
それではごゆっくりとお楽しみください!
スペインで親しまれている音楽ジャンル|有名アーティストが登場!
Cuando Me EnamoroEnrique Iglesias, Juan Luis Guerra

スペインのポピュラーミュージックを代表するシンガーソングライター、エンリケ・イグレシアスさん。
50代や60代の方なら大体は知っているであろうシンガー、フリオ・イグレシアスさんの息子さんですね。
彼の音楽性は非常にキャッチーで、スペインの伝統的な音楽であるフラメンコのエッセンスを少しだけ感じさせる、ポップな楽曲が多い傾向にあります。
最近はレゲトンなどにも挑戦しているので、世界のメインストリームでも頻繁に見かけますね。
ZorraBad Gyal

スペインで若者から支持を集めているジャンルといえば、多くの方はレゲトンをイメージするかと思います。
しかし、それはまったくの間違いです。
レゲトンが支持されているのは、中央アメリカのスペイン語圏であり、スペインでは特に人気なジャンルではありません。
そんなレゲトンにはアウェイな環境で活動しているレゲトンシンガーが、こちらの『Zorra』を歌うバッド・ギャルさんです。
キャッチーなレゲトンなので聴きやすいと思います。
La gataMoncho

スペインといえば、多くの方がフラメンコをイメージするかと思います。
確かにフラメンコはスペインを代表する音楽ジャンルですが、スペインにはもう一つ、代表的なジャンルが存在します。
それはボレロというジャンルで、日本では松崎しげるさんが得意としています。
そんなボレロを代表する偉大なシンガーが、こちらの『La gata』を歌うモンチョさんです。
非常に暑い声を持った彼のボレロは明らかに質が違うため、ボレロを少しでも知っていて、モンチョさんのことを知らないという方は驚くかと思います。
Amiga MiaAlejandro Sanz

多くのスペイン人から愛されているシンガーソングライター、アレハンドロ・サンスさん。
スペインの歌手に詳しくない方でも、アレハンドロ・サンスさんなら知っている方もいるのではないでしょうか?
彼はラテンポップを代表するシンガーの1人で、特にバラードを得意としています。
またフラメンコのカンタオールのような発声もできるため、楽曲にはフラメンコのエッセンスもただよっています。
キャッチーな音楽性なので、スペインの音楽をこれから聞き始める方は、まずアレハンドロ・サンスさんから聴いてみても良いかもしれません。
Por amor al odioRafael Lechowski

スペインでは現在でも社会主義の特色を強く持ちます。
そのため、反体制的であったり、社会問題にフィーチャーした芸術が多く存在します。
なかでもヒップホップはそういった特色が強いジャンルです。
こちらの『Por amor al odio』を歌うラファエル・レコウスキさんはそんなスペインのヒップホップシーンを代表する、社会派ラッパーです。
彼はポーランドからの移民で、幼い頃を貧しい環境で過ごしました。
そういったバックボーンを楽曲に昇華させた音楽性は、貧しさに苦しむスペインの貧困層から絶大な支持を集めています。