コード、日本語で和音と呼ばれる言葉の意味は、ざっくり言ってしまえば高さの違う楽音が2つ以上同時に重なって響く音のことです。
日ごろあなたが聴いている音楽も、複数の「コード」が展開していくさまざなタイプの「コード進行」を基準として作曲されているのですね。
もちろん1つのコードだけで成立している楽曲もありますし、知れば知るほど奥深いのがコード進行の世界です。
今回の記事では、J-POPや洋楽も含めてよく使われる定番のコード進行をまとめてご紹介!
これから作曲を始めたいけどコード進行とかよく分からない……という方もぜひ参考にしてみてくださいね。
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もくじ
作曲初心者も必見!定番のコード進行まとめ
打上花火DAOKO × 米津玄師

DAOKOさんと米津玄師さんのコラボレーション楽曲である『打上花火』は、「4561進行」を使用しています。
Cメロを除く大部分がこの進行で作られているんですよね。
ダイアトニックコードのⅣ度からⅥ度まで上昇するパートは切なさを、その後にⅠ度のコードへ着地することで安定感を表現しています。
他にもヨルシカの『雨とカプチーノ』やたまの『さよなら人類』のサビなどにも「4561進行」は使用されているんですよね。
丸の内サディスティック椎名林檎

Just The Two of Us進行は、丸サ進行という名前でも親しまれているおしゃれなコード進行。
もともと、グローヴァー・ワシントン・ジュニアさんとビル・ウィザースさんによる『Just The Two of Us』で知られていましたが、日本では椎名林檎さんの『丸の内サディスティック』での使用例が有名になりました。
FMaj7→E7→ Am7→ Gm7→C7という、メジャーとマイナーを行き来するこのパターンは、アンニュイな雰囲気を出すのにもピッタリ。
Adoさんの『うっせぇわ』や、MISIAさんの『つつみ込むように…』などでも使われているので、ぜひ曲を聴きながらその響きを感じてみてくださいね!
怪物YOASOBI

J-POPで非常に多く使われる王道進行(4536進行)は、すぐ作曲に使える実践的なコード進行です。
ポイントは曲のキーから4番目の音からスタートするところ。
その例としてYOASOBIの『怪物』では、キーがEなのに対して、サビはそこから数えて4番目のAというコードで始まるんですよ!
そこから、4度→5度→3度→6度という流れで進むのが王道進行。
嵐の『Love so sweet』やMr.Childrenの『HANABI』などにも使われ、楽曲をストレートでポップな印象にしてくれますよ!
Get WildTM NETWORK

小室哲哉さんがよく使っていたことから、小室進行という名前で知られている6451進行。
名前の通り6度で始まるこのコード進行は、Am→F→G→Cという流れになっています。
特にF→G→Cという部分がカデンツというメリハリのある形になっているため、この進行は力強いイメージの楽曲にピッタリ。
GReeeeNの『愛唄』やTRFの『survival dAnce』などにも使われていて、ストレートなパワーを感じる使用例が多いですね。
負けないでZARD

ZARDの『負けないで』に使われているのがカノン進行。
ヨハン・パッヘルベルの『カノン』というクラッシック曲で使われたのが由来になったこのコード進行は、なめらかで美しい響きが特徴的。
コードの流れは、C→G→Am→Em→F→C→F→Gで1セットになっていて、ここにオンコードなどを使ったアレンジが加わることもよくあります。
使用例として、邦楽ではあいみょんさんの『マリーゴールド』、洋楽ではGreen Dayの『Basket Case』などが有名です!
チェリースピッツ

J-POPの中ではポピュラーなスピッツの『チェリー』に使われている、レット・イット・ビー進行(1564進行)は、C→G→Am→Fという流れになっています。
ビートルズの『Let it be』の使用でも有名なこのコード進行は、どこか懐かしい響きを感じますね。
映画『アナと雪と女王』の主題歌としても知られている『Let it go』などでも使用されていて、日本人が好きな雰囲気の進行と言えるかもしれません。