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作曲初心者も必見!定番のコード進行まとめ

コード、日本語で和音と呼ばれる言葉の意味は、ざっくり言ってしまえば高さの違う楽音が2つ以上同時に重なって響く音のことです。

日ごろあなたが聴いている音楽も、複数の「コード」が展開していくさまざなタイプの「コード進行」を基準として作曲されているのですね。

もちろん1つのコードだけで成立している楽曲もありますし、知れば知るほど奥深いのがコード進行の世界です。

今回の記事では、J-POPや洋楽も含めてよく使われる定番のコード進行をまとめてご紹介!

これから作曲を始めたいけどコード進行とかよく分からない……という方もぜひ参考にしてみてくださいね。

作曲初心者も必見!定番のコード進行まとめ(1〜10)

1645進行

Stand By MeBen E. King

映画『Stand by Me』の主題歌としても知られるベン・E・キングさんの代表曲が『Stand By Me』です。

この楽曲は主要な4つのコードだけで構成される「1645進行」で作られていて、シンプルなサウンドが魅力なんですよね。

オールディーズでしばしば聴くコード進行で、ポール・アンカさんの『Diana』やライチャス・ブラザーズの『Unchained Melody』などがそうです。

日本でも井上陽水さんの『夢の中へ』が「1645進行」で作られています。

4321進行

Lovin’ YouMinnie Riperton

Minnie Riperton – Lovin’ You (Official Video)
Lovin' YouMinnie Riperton

多くのアーティストにカバーされているソウルクラシックであるミニー・リパートンさんの『Lovin’ You』、この楽曲はサビの1か所を除いて「4321進行」でできています。

メジャーセブンなどの4和音で演奏されることが多く、メロウなメロディが良く似合う進行なんですよね。

邦楽ではオフコース『言葉にできない』のAメロ冒頭や、鈴木雅之さんのデビューシングル『ガラス越しに消えた夏』のAメロも「4321進行」です。

4156進行

We Are Never Ever Getting Back TogetherTaylor Swift

Taylor Swift – We Are Never Ever Getting Back Together
We Are Never Ever Getting Back TogetherTaylor Swift

テイラー・スウィフトさんの『We Are Never Ever Getting Back Together』などで疲れている4156進行。

F→C→G→Amという流れのこの進行は、ストレートな響きとおしゃれな響きのいいとこ取りといった感じの雰囲気が特徴的なんですよ!

ヨルシカの『ただ君に晴れ』や、米津玄師さんの『Lemon』などでも使われていて、独特の響きがクセになります。

ぜひ作曲にも活用してみてくださいね!

作曲初心者も必見!定番のコード進行まとめ(11〜20)

456進行

FAKE LOVEBTS

BTS (방탄소년단) ‘FAKE LOVE’ Official MV
FAKE LOVEBTS

日本のオリコンチャートでも第1位を獲得したBTSの『FAKE LOVE』は「456進行」のみで作られています。

「Ⅵm」に向かう進行の中でも定番のコード進行の一つで、BTSをはじめとするKpopでも多用されているんですよね。

KpopのみならずEDMからハードロックまでさまざまなジャンルで使用されていて、松任谷由実さんの『春よ、来い』やX JAPANの『Rusty Nail』のイントロも「456進行」で作られています。

4565進行

CloserThe Chainsmokers

The Chainsmokers – Closer (Official Video) ft. Halsey
CloserThe Chainsmokers

「456進行」にコードを一つ増やし派生させたサウンドなのが「4565進行」です。

2016年に多くのDJがプレイしたであろうザ・チェインスモーカーズの『Closer』もその一つなんですよね。

「5」のコードが増えることによってループ感が増すので、クラブ系のサウンドにも相性抜群なんです。

またアメリカのマスロック・バンドであるアメリカン・フットボールの『Never Meant』でも使用されているんですよね。

3456進行

JOYYU-KI

音楽プロデューサーである蔦谷好位置さんのセンスが光るYUKIさんの9枚目のシングル『JOY』。

この楽曲はダイアトニックコードの3番目から上昇する「3456進行」です。

最初のコードである「3」のコードはダイアトニックコードの「Em7」であるパターンと、「C/E」のような分数コードのパターンの二通りが考えられます。

RADWIMPSの楽曲にはたくさん使用されていて、『スパークル』や『会心の一撃』をはじめ多くの楽曲で聴けるんですよね。

4563進行

正義ずっと真夜中でいいのに。

ずっと真夜中でいいのに。『正義』MV
正義ずっと真夜中でいいのに。

2019年にリリースされたずっと真夜中でいいのにの、デジタルシングル『正義』のサビで使用されているのが「4563進行」です。

最後の「3」は「1」の代わりとなる「C/E」にあたるコードを置いたサウンドがエモいのが特徴なんですよね。

BUMP OF CHICKENの『車輪の唄』のイントロでも同じコード進行が使われています。

また「C/E」ではなく普通の「3」である「Em」を利用したのがヨルシカの『だから僕は音楽を辞めた』で、ピアノのメロが印象的なイントロで使用されているんですよね。