【アルペジオ】美しい洋楽の名曲たち。珠玉のギターサウンド
世界の音楽シーンを彩るアルペジオの輝き。
イギリスのU2やコールドプレイ、アメリカのスティングさんやルイ・アームストロングさんまで、数々のアーティストたちが紡ぎ出す美しい分散和音の世界。
ギターの繊細な響きが心を揺さぶる『アンド・アイ・ラブ・ハー』から、グラミー賞に輝いた『クロックス』まで、時代を超えて愛され続ける珠玉の楽曲の数々。
まるで天空へと続く音の階段を昇るように、アルペジオが織りなす優美な旋律の世界へ、どうぞお連れしましょう。
【アルペジオ】美しい洋楽の名曲たち。珠玉のギターサウンド(1〜10)
I’m YoursJason Mraz

軽やかなアコースティックギターのアルペジオが、まるで太陽の光のように降り注ぐようです。
アメリカ出身のシンガーソングライター、ジェイソン・ムラーズさんによる珠玉の一曲です。
本作は、愛する人へありのままの自分を捧げる決意と、「今」を大切に生きることの喜びを、心地よいレゲエやフォークの要素を織り交ぜたサウンドに乗せて歌い上げています。
2008年5月に発表されたこの作品は、アルバム『We Sing. We Dance. We Steal Things.』からのリードシングルとして、Billboard Hot 100チャートに76週間連続ランクインという当時の記録を樹立しました。
日本ではキリンビールのCMソングとしても広く愛されました。
心が疲れた時や、新しい扉を開く瞬間に、そっと寄り添ってくれるでしょう。
BlackbirdThe Beatles

ポール・マッカートニーさんのアコースティックギターが奏でる繊細なアルペジオが、心に深く響き渡る作品です。
公民権運動が背景にあり、困難な状況にある黒人女性へ向けた希望と励ましのメッセージが込められています。
小鳥のさえずりから着想を得たという逸話も残る本作は、バッハの「ブーレー」の影響を受けた変拍子を伴う美しい旋律が特徴です。
1968年11月発売のアルバム『The Beatles』に収録され、後にライブ盤『Wings Over America』などにも収められました。
映画『サム、アイ・アム・サム』やTVドラマ『Glee』で使用されたこともあり、世代を超えて親しまれています。
静かな夜、美しいギターの音色に包まれたい時や、そっと勇気づけられたい時にぴったりの一曲です。
Where The Streets Have No NameU2

U2の楽曲の中でも1分20秒とイントロの長いことが特徴的な楽曲『Where The Streets Have No Name』。
後から追いかけるようにやってくるアルペジオが、ディレイによって不思議な響きに変わってゆくサウンドプロデュースが革命的な楽曲です。
それもそのはず、プロデューサーにアンビエント音楽の第一人者、ブライアン・イーノを迎えているのです。
U2とイーノの表現力のコラボレーションが生んだ、革命的なアルペジオを使った大名曲です。
【アルペジオ】美しい洋楽の名曲たち。珠玉のギターサウンド(11〜20)
Stairway To HeavenLed Zeppelin

『天国への階段』という邦題でも知られるこちらの曲は、ハードロックの歴史を代表するイギリスのバンド、レッド・ツェッペリンのバラードの名曲です。
アコースティックギターによる美しいアルペジオフレーズがイントロから全編に渡って登場するこの曲は、当時のギター少年にとってアルペジオ練習の必須曲でした。
徐々にエレキギターに置き換わっていくアルペジオと、ボーカル、そしてフルートの音色が織りなす世界観は、このアルペジオの名フレーズなくしては成り立たなかったでしょう。
ClocksColdplay

2003年リリースのロックバンド、コールドプレイの楽曲『Clocks』。
グラミー賞を受賞した楽曲でもあり、彼らの代表曲のうちの一つでもあるこの楽曲。
やはり印象的なのはイントロや間奏を彩るピアノのアルペジオですね。
タタタ・タタタ・タタとリズミカルな三連符がドラムのスネアと重なってこの楽曲の隠し味のように効いています。
コールドプレイの誇る名ロックバラード、大胆に使われたアルペジオのリフレインが最高のナンバーです。
Good Riddance (Time Of Your Life)Green Day

パンクバンド、グリーンデイのアコギのアルペジオが美しい楽曲といえばこちら『Good Riddance (Time Of Your Life)』。
ボーカルのビリー・ジョー・アームストロングがギターを優しくかき鳴らす姿がかっこよく、パンクバンドだからこそできる味わい深いナンバーです。
歌詞のメッセージが本当に素晴らしく、そんな暖かい楽曲をよりドラマチックに作り上げるのがアルペジオの役目です。
アメリカでも結婚式やお葬式など、節目に聴かれている人気の1曲です。
CreepRadiohead

全世界のオルタナロックファンが大好き、レディオヘッド。
彼らのヒット作品であり、その名を響かせるきっかけになった楽曲『Creep』。
この曲は無論、そのバンドサウンドの面白さは語るに外せない要素だと思います。
前半のアルペジオはエフェクターで音を揺らしており、幻想的なサウンドで奏でられています。
しかしそのアルペジオも前置きなのかもしれません、後から入ってくる爆音ディストーションで全てが塗りつぶされます。
その破壊的なサウンドの緩急がたまらない名曲です。