ジャズフュージョンを奏でる名手たち。代表的な海外アーティストまとめ
さまざまな要素が融合したジャズフュージョンは、自由な音の広がりと革新的なサウンドで多くの音楽ファンを魅了してきました。
ピアノやサックスなどの楽器の枠を超えた演奏で、ジャズの伝統的な要素に新しい風を吹き込んだアーティストたちは、音楽の新しい可能性を切り開いてきたのです。
この記事では、ジャズフュージョンを語る上で欠かせない海外の先駆者や実力派ミュージシャンをご紹介します。
その革新的なサウンドの魅力を、ぜひこの記事でお楽しみください!
ジャズフュージョンを奏でる名手たち。代表的な海外アーティストまとめ(1〜10)
School DaysNEW!Stanley Clarke

アメリカ出身のベーシストで、ジャズフュージョンの世界に革命を起こしたスタンリー・クラークさん。
チック・コリアさんと結成したリターン・トゥ・フォーエヴァーでの活躍は、もはや伝説です!
彼の代名詞といえば、ベースを打楽器さながらに叩くスラップ奏法。
そのパワフルでテクニカルな演奏は、当時の音楽シーンに大きな衝撃を与えました。
代表曲『スクール・デイズ』は、ファンキーなリズムがとってもかっこいい不朽の名作。
ジャズの枠にとどまらず、ロックや映画音楽まで幅広く手掛けるその才能は、まさに縦横無尽です。
進化し続ける彼のサウンドに、きっとあなたも夢中になってしまうかもしれませんね!
Race With Devil On Spanish HighwayNEW!Al Di Meola

稲妻のごとく速いピッキングと情熱的な旋律で、多くのファンを虜にしてきたアメリカのギタリスト、アル・ディ・メオラさん。
チック・コリアさん率いるリターン・トゥ・フォーエヴァーでその名を世界に轟かせました。
彼の音楽の神髄は、ジャズを基盤としながら、ラテンやフラメンコ、ロックの魂を大胆に融合させた点にあります。
高速のフレーズや複雑なリズムの連続など、超絶技巧と呼ぶにふさわしい要素がちりばめられていますが、その中に息づく詩的なメロディーが心を打ちます。
まるで情熱の奔流と静寂が交錯する映画のワンシーンを見ているかのような、聴きごたえのあるサウンドが楽しめるアーティストです。
Miami Vice ThemeNEW!Jan Hammer

チェコ出身のキーボーディストで作曲家のヤン・ハマーさん。
伝説的なバンド、マハヴィシュヌ・オーケストラやギタリストのジェフ・ベックさんとの共演で、その名を世界に轟かせました。
彼の真骨頂は、シンセサイザーをまるでギターのように情熱的に演奏するスタイルです!
鍵盤の上を指が縦横無尽に駆け巡るサウンドは、ジャズ・フュージョンに新たな地平を切り開きました。
その才能が最も広く知られたのが、大ヒットドラマ『マイアミ・バイス』のテーマ曲。
80年代の空気を見事に捉えたこの曲は、今聴いても全く色あせない輝きを放っています。
時代を切り開いたシンセサイザーの音色に、ぜひ浸ってみてくださいね!
ジャズフュージョンを奏でる名手たち。代表的な海外アーティストまとめ(11〜20)
ChromazoneNEW!Mike Stern

ジャズの心とロックの魂を併せ持つ、アメリカ出身のギタリスト、マイク・スターンさん。
彼のソロ作品の中でも特に人気の高い『Upside Downside』では、ジャコ・パストリアスさんやデイヴィッド・サンボーンさんといった豪華メンバーと共演しています。
ブルースの心に深く染み入る泣きのフレーズを奏でたかと思いきや、次の瞬間には息をのむような高速のビバップフレーズが飛び出す、その演奏はまさに圧巻!
コーラスやディレイを駆使した浮遊感のあるサウンドも彼の代名詞ですよね。
両腕に大怪我を負いながらも不屈の精神で復活を遂げた姿は、多くの音楽ファンの心を揺さぶりました。
Feel Like Makin’ LoveNEW!Larry Coryell

「フュージョンのゴッドファーザー」の愛称で親しまれる、アメリカのギタリスト、ラリー・コリエルさん。
ロックのエネルギッシュな魂とジャズの洗練された技巧を融合させた彼のギターは、まさにジャンルの壁を打ち壊すかのようですよね。
彼が結成したザ・フリー・スピリッツは、ジャズロックの扉を開いたと評価されています。
特にチック・コリアさんらと共演したアルバム『スペイシズ』は、後に25万枚のセールスを記録した歴史的名盤!
この一枚が、後のスターたちの活躍につながったというエピソードには、音楽のドラマを感じずにはいられません。
その革新的なギタープレイを聴けば、きっとあなたもフュージョンの虜になること間違いなし!
Way Back HomeNEW!Steve Gadd

「ドラムの神様」として世界中で愛されるアメリカ出身のスティーヴ・ガッドさん。
ポール・サイモンさんの名曲で聴けるあの独創的なドラムパターンは、あまりにも有名ですよね!
彼の生み出すグルーヴは、ただ正確なだけでなく、歌心にあふれていてとってもおしゃれ!
ジャズフュージョンというジャンルはもちろんですが、ロックやポップスといったフィールドでも数々の名演を残しており、その音楽性の広さには驚かされます。
これまで何気なく聴いていたお気に入りの曲も、実は彼のドラムだった、なんてこともあるかもしれません。
ぜひ一度、彼の魔法のようなドラミングに耳を澄ませてみてくださいね!
ChameleonHerbie Hancock

ジャズをベースに多彩な音楽性を融合させるフュージョンの巨匠、ハービー・ハンコックさん。
彼は幼少期からピアノの才能を発揮し、1960年からプロとして活動し、1962年には『Takin’ Off』でブルーノートレーベルからデビュー。
『Takin’ Off』収録の『Watermelon Man』がヒットし、マイルス・デイヴィスさんに見出されます。
1960年代、マイルス・デイヴィス・クインテットで活躍しながら、『Maiden Voyage』など名盤を発表。
70年代の『Head Hunters』ではジャズ初のプラチナディスク、80年代の『Future Shock』ではエレクトロファンクを取り入れグラミー賞を受賞。
ジャズの枠を超えた革新的な音楽性で知られるハンコックさん。
ジャズファンのみならず、幅広い音楽ファンにオススメしたいアーティストです。