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洋楽のトリビュート・アルバムの名盤。オススメの1枚

皆さんは、トリビュート・アルバムと聞いてどのような作品を想像しますでしょうか。

一般的には偉大なアーティストやバンド、場合によっては作詞家や作曲家にフォーカスを当てて、それぞれの名曲を複数のアーティストがカバーを披露するといったものがトリビュート・アルバムと言われていますよね。

今回の記事では、複数のアーティストやバンドが参加した洋楽のトリビュート・アルバムの名盤に焦点を当てて、時代をこえたオススメの1枚を選んでみました。

トリビュート・アルバムがこういった形で紹介されることはあまりないですし、この機会にぜひお楽しみください!

洋楽のトリビュート・アルバムの名盤。オススメの1枚(11〜20)

Beat The Retreat: Songs By Richard Thompson

Wall Of DeathRichard Thompson

リチャード・トンプソンさん、と言われてもそれなり洋楽に詳しい方以外にはピンとこないかもしれませんが、イギリスが生んだ偉大なミュージシャンであり、1967年に結成されたフォークロック系のバンド、フェアポート・コンヴェンションを率いて英国フォーク~トラッドにおいて多大な貢献を果たした存在なのですね。

ソロ・アーティストとしてもグラミー賞にノミネートされ、2011年の新春叙勲式で大英帝国勲章を授与されるなど、ギタリストとしてもシンガーソングライターとしても高い評価を受けるトンプソンさんは当然ながら多くのミュージシャンがその影響を公言していますが、1994年にはトリビュート・アルバム『Beat The Retreat: Songs By Richard Thompson』がリリースされています。

ラインアップはアメリカ出身のアーティストたちが多く参加しており、ボニー・レイットさんやロス・ロボスといったベテラン勢がストレートにカバーしている王道のタイプと、ダイナソーJRやハスカー・ドゥ~シュガーの活動で知られるボブ・モールドさん辺りによる、激しいギター・サウンドで楽曲を再解釈したタイプの2つに分かれる印象ですね。

個人的には、トーキングヘッズのフロントマンにして鬼才、デヴィッド・バーンさんによる『Just the Motion』にさすがのセンスの良さを感じます!

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    Tribute To The Beatles Reggae Style

    YesterdayThe Beatles

    数え切れないほどにリリースされているビートルズのトリビュート・アルバムの中でも、異色の作品と言えるこちらの『Tribute To The Beatles Reggae Style』を紹介します!

    その名の通りレゲエのアーティストたちがカバーしたビートルズ楽曲集となる本作は、あのトロージャンがリリースしていることでも有名です。

    トロージャンとは、ロンドンを拠点としてスカ、ロックステディ、レゲエ、ダブといったジャマイカ音楽の名盤を世に送り出し、絶大な人気を誇っている名門中の名門レーベルで、イギリスにおけるジャマイカ音楽のブームの中心的な役割を果たしたことで知られています。

    レーベルを知らずとも、特徴的なロゴをTシャツなどで見たことがあるのでは?

    そんな名門レーベルがリリースしたこのトリビュート・アルバム、あの『Abbey Road』のパロディとなっているジャケットからしてなんだかオシャレでクールですよね。

    ビートルズがお好きで、レゲエという音楽を聴いたことがなかったり、なんとなく抵抗がある……という方もいらっしゃるかもしれませんが、ゆるめのレゲエらしいグルーブで生まれ変わった名曲は聴いていて心地良く、昼下がりのカフェのBGMとしてもばっちりハマりそうな雰囲気。

    レゲエ好きはもちろん、そうでない方でもぜひ聴いてみてください!

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      Chuck B Covered: A Tribute To Chuck Berry

      (You Can Never Tell) C’est la VieChuck Berry

      Emmylou Harris – ( you never can tell ) C’est la vie (1977)
      (You Can Never Tell) C'est la VieChuck Berry

      2017年、90歳で惜しくもこの世を去ったチャック・ベリーさんは、ロックの歴史において最も重要なアーティストの1人であり、ロックンロールの創始者として多くのミュージシャンから敬愛され、あのジョン・レノンさんをして「ロックンロールに別名を与えるとすれば『チャック・ベリー』だ」と言わしめたほどの存在です。

      たとえチャック・ベリーさんの名前を知らずとも、名作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J・フォックスさん演じる主人公のマーティ・マクフライがノリノリでギターを演奏した名曲『ジョニー・B.グッド』辺りは、多くの人が一度は耳にしたことがあるでしょう。

      そんなチャック・ベリーさんの名曲たちのカバー曲を集めた、1998年リリースのトリビュート・アルバム『Chuck B. Covered: A Tribute To Chuck Berry』を紹介しましょう。

      ロッド・スチュワートさんやザ・ビーチ・ボーイズ、ザ・キンクスといったいわゆるロックの巨人たちを筆頭に、エミルー・ハリスさんのようなカントリー音楽のシンガーソングライターや、ブライアン・セッツァーさん率いるロカビリー・バンドのストレイ・キャッツ、1959年に22歳の若さで亡くなった伝説的なロッカーのバディ・ホリーさんなど、多彩な面々によるカバーを楽しめます。

      ちなみに、先述した名曲『ジョニー・B.グッド』をカバーしているのは、ジャマイカ音楽の偉人ピーター・トッシュさんです!

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        Kiss My Ass: Classic Kiss Regrooved

        Hard luck womanKISS

        Garth Brooks & Kiss Hard luck woman
        Hard luck womanKISS

        白塗りの化粧を施したど派手なルックスとエンタメ精神あふれるパフォーマンス、分かりやすくキャッチーな楽曲で世界中に「キッスアーミー」と呼ばれる熱狂的なファンを持つ4人組ハードロック・バンド、キッス。

        ここ日本においても、X JAPANなど直接的にキッスの影響を受けたミュージシャンは多く存在していますよね。

        そんなキッスのトリビュート・アルバムである『Kiss My Ass: Classic Kiss Regrooved』は、バンドにとって20周年となった1994年にリリースされ、ゴールドディスクを獲得した人気の1枚です。

        参加した面々はさまざまですが、やはり90年代のリリースということでオルタナティブロック系のバンドが多めというのが特徴的ですね。

        Shandi’s Addictionと名乗るバンドは期間限定のグループで、トゥールのメイナード・ジェームス・キーナンさんをボーカルとして迎え、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンやフェイス・ノー・モアといった強力なバンドのメンバーが演奏隊というオルタナ好きにはたまらない顔ぶれですから、ぜひチェックしていただきたいですね。

        日本からはX JAPANのYOSHIKIさんが参加、ジーン・シモンズさんから依頼された楽曲ではない曲にあえて挑戦したというエピソードも有名ですし、興味のある方はその辺りの事情を調べてみてください!

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          This Is Where I Belong: The Songs Of Ray Davies & The Kinks

          Waterloo SunsetRay Davies & The Kinks

          Damon Albarn & Ray Davies “Waterloo Sunset”
          Waterloo SunsetRay Davies & The Kinks

          トリビュート・アルバムによっては、トリビュートされる側のミュージシャン本人が参加しているパターンが時折見受けられますが、2002年にリリースされた『This Is Where I Belong: The Songs Of Ray Davies & The Kinks』は、まさにそういったタイプの作品の1つ。

          英国ロックの至宝にして、本国ではザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フーと並び称される存在のザ・キンクスのトリビュート・アルバムです。

          キンクスのフロントマンにして天才的なソングライター、いかにも英国的な偏屈かつ変人とも言われるレイ・デイヴィスさん公認の作品ということで、キンクスのファンであれば必聴の内容となっていますよ。

          ジョナサン・リッチマンさんやマシュー・スウィートさん、ロン・セクスミスさんといったアメリカのシンガーソングライターのカバーも、ファウンテンズ・オブ・ウェインやファストボール辺りのパワーポップ的なアレンジも、アメリカのミュージシャンたちがまねしたくでもできない、英国ならではの味わいを持つ楽曲に対する憧れのようなものが感じられて良いですね。

          ジョアン・ジルベルトさんの娘でもある、ベベウ・ジルベルトさんによる『No Return』のボサノバ・カバーもオシャレでナイスな出来栄え。

          ちなみにレイ・デイヴィスさんは『Waterloo Sunset』で、ブラーのデーモン・アルバーンさんと共演という形で参加しています。

          新旧の英国ヒーローの共演という意味でも、イギリスのロック好きであれば必聴と言えるでしょう!

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            Burning London: The Clash Tribute

            HatefulThe Clash

            今もなお、英国パンク・バンドの伝説的なヒーローとして尊敬を集め続けるザ・クラッシュのトリビュート・アルバムです。

            邦題の『燃えよ!ロンドン~ザ・クラッシュに捧げる』からして強烈な熱量を感じさせますが、ノー・ダウトやランシド、311にマイティ・マイティ・ボストーンズスカパンクの要素を持つ納得の面子に加えて、アイス・キューブさんといったヒップホップ界のレジェンドもいれば、アメリカン・フォークミュージックの魂を歌い続ける女性二人組デュオのインディゴ・ガールズなど、ザ・クラッシュのパンクだけにとどまらない影響力の大きさを物語る豪華な参加面子が特徴です。

            1999年というリリース時期もあって、サード・アイ・ブラインドやシルバーチェアーといった、当時人気を博していたオルタナティブロック系のバンドも見受けられますね。

            個人的には、日本が世界に誇るベテランのパンクロック・バンドであるザ・モッズが自ら日本語に訳した歌詞を歌う『Clash City Rockers』がボーナストラックとして収録された国内盤を入手してほしいです!

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              おわりに

              トリビュート・アルバムの楽しみ方の一つとして、好き嫌いは別にして原曲の新たな魅力や担当するバンドやアーティストのルーツを深掘りできる、といった点が挙げられますよね。

              今回紹介したトリビュート作品の名盤たちを聴けば、あなたが日ごろ愛聴している楽曲のまた違った一面が垣間見えるかも?

              もちろん、今まで聴いてこなかったアーティストを知るきっかけとしてもオススメです!

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