【洋楽】パワーバラードの世界。まずは聴きたい珠玉の名曲まとめ
皆さまは「パワーバラード」という言葉を聞いたことがありますか?
いわゆる「バラード」の曲調の中でエモーショナルなギターソロやどっしりとしたドラムスが導入されており、重厚なコーラス、美しいストリングスにピアノなども使われる楽曲のことで、実は1970年代から存在しているのですね。
1980年代の洋楽黄金期をよく知る世代であればおなじみの言葉ですが、若い音楽ファンであればよく知らないという方も多いでしょう。
当時のヘヴィメタルやハードロックのように激しいジャンルのバンドたちの作品でも、大抵1曲はパワーバラードの名曲が収録されていたのですよ。
今回は、そんな洋楽のパワーバラードの名曲たちをご紹介します!
【洋楽】パワーバラードの世界。まずは聴きたい珠玉の名曲まとめ(1〜10)
November RainGuns N’ Roses

『November Rain』は、YouTubeでミュージックビデオの再生回数が20億回をこえる非常に有名なパワーバラードです。
アメリカ出身のロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズが1991年にリリースしたこの曲は、美しいピアノの伴奏をベースにしながらも、力強いドラムとベースが魂に響いてきます。
そして、特筆すべきは泣きのギターソロ。
特にアウトロの叫んでいるかのようなギターソロは、洋楽ロックが好きでエレキギターをやっている人なら、一度はコピーしたことがあるのではないでしょうか。
I Want To Know What Love IsForeigner

『I Want To Know What Love Is』は、ロックバンドのフォリナーが1984年にリリースしたパワーバラードのお手本とも言えるような1曲なんです。
この歌は非常に重厚なハーモニーが魅力で、キーボードも加わることでさらに重厚なサウンドを生み出しています。
ひずんだギターの音でガンガン攻めるのではなく、あくまでもボーカルを聴かせることにフォーカスした、とてもユニークな曲なので一聴の価値アリですよ!
AlwaysBon Jovi

キャッチーなメロディーと聴きやすいバンドサウンドで、洋楽ロック初心者にもオススメのロックバンド、ボン・ジョヴィ。
1994年にリリースされた『Always』はそんな彼らのキャリアの中でも、ファンの人気が非常に高いパワーバラードとしてイチオシなんです。
中でも絶対に聴いてほしいポイントは、ジョン・ボン・ジョヴィさんの軽くしゃがれたかっこいい声質です!
シャウトにも近いその声をロングトーンで響かせるサビは圧巻ですよ。
Mama, I’m Coming HomeOzzy Osbourne

オジー・オズボーンは、ボーカルのオジー・オズボーンさんが率いるヘヴィメタルの代表的なバンド。
激しい曲が多い中で、彼らの『Mama, I’m Coming Home』は非常に甘くて切ないパワーバラードなんです。
美しいアコースティックギターの音色に、オジー・オズボーンさんの味わい深い声質が混ざって生み出されるノスタルジックな雰囲気がたまりません。
後半にかけて盛り上がっていく激しいバンドサウンドも注目ですよ!
Purple RainPrince

カリスマ的な音楽性とビジュアルで、熱狂的なファンも多いプリンスさん。
彼はボーカリストとしてだけでなく、ギターを中心としたさまざまな楽器を演奏できるマルチプレーヤーなんです。
そんな彼の『Purple Rain』は、映画『プリンス/パープル・レイン』のサウンドトラックであり、激しいシャウトがシビれるパワーバラード。
彼自身による長めのギターソロも非常にエモーショナルで聴きごたえがあるので、ぜひそこにも耳をかたむけてみてくださいね!
Home Sweet HomeMötley Crüe

ド派手なビジュアルとパフォーマンスでスタジアムロックというジャンルを率いてきたロックバンド、モトリー・クルー。
そんな彼らが1985年にリリースした『Home Sweet Home』は故郷に思いをはせたパワーバラードです。
バンドのドラマー、トミー・リーさんがかなでるピアノの音色でこの曲は始まり、そこにやさしく重なるようにしてボーカル、ヴィンス・ニールさんが歌いはじめます。
そこにバンド全体が加わり、パワーバラードらしい美しいメロディと力強いバンドサウンドが楽しめる1曲です。
Love SongTesla

1980年代のアメリカで巻き起こったヘアメタルブームを代表するバンドのひとつ、テスラ。
そんな彼らの楽曲の中でもイチオシのパワーバラードが『Love Song』です。
シンプルなギターの伴奏と圧倒的なボーカルパフォーマンスでこの曲は幕を開けます。
ボーカルのジェフ・キースさんのかすれた歌声と歌唱力に、耳が釘付けになってしまいますね。
この曲では愛するひとへの思いを歌っており、『Love Song』というタイトルに恥じない、熱い愛の歌です。