ソウルやゴスペルをルーツに持ち、時代とともに進化を遂げてきたR&B。
1990年代に入るとニュージャックスウィングやヒップホップとの融合によって新たな黄金期を迎え、その後も多彩なサウンドが生まれ続けています。
甘く切ないメロディ、グルーヴ感あふれるビート、心に染みるボーカル……一度ハマると抜け出せない魅力がこのジャンルにはありますよね。
こちらの記事では、そんなR&Bの名盤を後のシーンに与えた影響力も踏まえつつ90年代以降の作品を中心にご紹介。
クラシックな名盤から2010年代以降に生まれたオルタナティブR&Bと呼ばれるジャンルの重要作まで、ぜひレコードで味わいたい作品も含めてセレクトしました。
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【2026】一度は聴きたいR&Bの名盤。定番作から近年の人気作まで紹介(1〜10)
Doo Wop (That Thing)Lauryn Hill

ジャンルの枠内をこえて、ポピュラー音楽史の歴史に残る永遠の名盤として2020年代の今も語り継がれているのが、こちらの『The Miseducation Of Lauryn Hill』です。
1990年代にフージーズとしての成功を収めた後、ソロデビューを果たしたローリン・ヒルさんにとって今のところ唯一のアルバムであり、1998年にリリースされた本作は翌年のグラミー賞で女性アーティスト最多となる5部門を受賞、世界中で2,000万枚以上の売上を記録して、2014年にはアメリカ議会図書館の全米録音資料登録簿に永久保存されるなど、芸術的価値と商業的な成功を両立させた稀有な作品なのですね。
R&Bやネオソウルにヒップホップ、レゲエなど多彩なサウンドを取り入れた豊潤な音楽性、当時23歳という若さだった彼女の際立った洞察力や知性に裏打ちされたリリックの素晴らしさ……本作を聴くこと自体が一つの重要な音楽体験と言えましょう。
Untitled (How Does It Feel)D’Angelo

ネオ・ソウルの象徴的存在として知られ、その圧倒的なカリスマ性で音楽シーンに君臨するも2025年に51歳という若さでこの世を去ったディアンジェロさん。
寡作ながらも発表する作品すべてが傑作と称される彼が、デビュー作から約5年の時を経て2000年にリリースしたセカンド・アルバムが、こちらの『Voodoo』です。
当時の音楽仲間であるソウルクエリアンズとともに作り上げた本作は、徹底してアナログ録音にこだわった有機的で温かみのあるサウンドが特徴ですよね。
リズムをわずかに遅らせる独特のグルーヴ感や、ジャズやファンクが見事に融合した濃厚な世界観は、グラミー賞で最優秀R&Bアルバムに輝くなど非常に高い評価を受けました。
デジタル全盛の現代だからこそ、生演奏の深い揺らぎや濃密なブラックミュージックの真髄を味わいたい方には、自信を持ってオススメできる至高の一枚ですよ!
Pink + WhiteFrank Ocean

ヒップホップ集団オッド・フューチャー周辺での活動を経て、オルタナティブR&Bという新たな潮流を決定づけたシンガーソングライター、フランク・オーシャンさん。
ゴーストライターとしてのキャリアで培った実力と、内省的でジャンルにとらわれないスタイルで、音楽シーンに多大な影響を与え続けていますね。
そんな彼の代表作として名高いのが、こちらの『Blonde』。
2016年に突如サプライズリリースされた2枚目のアルバムで、アンビエントやフォークの要素を織り交ぜた、極めて実験的かつ美しいサウンドが展開されています。
全米チャート1位を獲得し、多くのメディアで年間ベストに選ばれた傑作です。
静かな夜に一人で音楽と向き合いたい方に、ぜひ聴いていただきたい一枚です。
Water Runs DryBoyz II Men

非常に高いボーカルテクニックとキャッチーなR&B・サウンドで人気を集めるボーカルグループ、ボーイズ・II・メン。
日本のメディアでも何度か出演しているので、多くの方が彼らの曲を一度は耳にしたことがあるかと思います。
そんな彼らの名盤である、『II』は1994年にリリースされた作品で、『On Bended Knee』や『I’ll Make Love to You』といった彼らのヒットソングが収録されています。
今回は、その中でもオススメな『Water Runs Dry』を紹介しました。
CreepTLC

90年代を駆け抜け、数々のトラブルや悲劇を乗りこえながらも現在デュオとして活動し続けているTLC。
10代で華々しくデビューした伝説のトリオである彼女たちの功績は短い文章で語れるものではないですが、今回は90年代R&Bを語る上では欠かせない、後続のグループやアーティストたちにも多大なる影響を与えた1994年にリリースされた永遠の名盤『CrazySexyCool』を紹介しましょう。
『Creep』や『Waterfalls』といった大ヒット曲を収録、1,200万枚以上の売上を誇る本作は元気いっぱいだったデビュー・アルバムから一転して大人の雰囲気を漂わせる洗練されたサウンドへと移行し、90年代らしいヒップホップソウル~R&Bの空気感をこれ以上はないくらいに感じ取れる内容です。
女性をテーマとしたリリックは多面的で今もなお掘り下げる価値のあるものですし、当時のカルチャーなども含めて本作をぜひ味わってみてほしいですね。
Fallin’Alicia Keys

ニューヨークのハーレム出身で、ピアノの弾き語りスタイルが魅力的なシンガーソングライター、アリシア・キーズさん。
現在は多彩なジャンルで活躍していますが、デビュー当時に見せた、クラシックとR&Bを融合させた音楽性は今なお新鮮です。
こちらの『Songs in A Minor』は2001年にリリースされた記念すべきデビューアルバムで、全世界で驚異的なヒットを記録しました。
ベートーヴェンを思わせる旋律とヒップホップのビートが交差するサウンドは、彼女ならではの世界観ですよね。
グラミー賞で5部門を受賞したことでも知られる本作。
ピアノの美しい音色とともに、深みのあるソウルフルな歌声を堪能したい方は、ぜひチェックしてみてください。
She Don’t Ft. TyDolla$ignElla Mai

イギリス出身のR&Bシンガー、エラ・メイさん。
2010年代後半から現在にかけて大活躍したR&Bシンガーで、商業的にヒットしやすいダンスナンバーではなく、本格的なR&Bをリリースしています。
その姿勢とハイセンスな楽曲から、各国のR&Bの批評家から非常に高い評価を受けています。
そんな彼女の名盤である、こちらの『Ella Mai』はデビュー・スタジオ・アルバムで、『Boo’dUp』や『Trip』といった彼女のヒットソングが収録されています。









