第27回参院選挙のCM特集。投票を呼びかける話題の動画
参院選挙の期間中、テレビやウェブを見ていると必ず目にする選挙CM。
ただの告知に終わらず、工夫を凝らした演出や斬新な切り口で、有権者の心に響くメッセージを届けようとする選挙CMが増えてきていますよね。
この記事では、第27回参院選挙に向けて放送されたCMの中から、印象的な作品を紹介していきます。
若者への投票呼びかけや、地域に根差したメッセージなど、それぞれの特色ある表現にも注目してご覧ください。
第27回参院選挙のCM特集。投票を呼びかける話題の動画(1〜10)
神奈川県選挙管理委員会「行くぜ!投票 みんなの声を届けよう!」篇

『ヤッターマン』や『ガッチャマン』、『ハクション大魔王』などタツノコプロの人気アニメのキャラクターが一堂に会する映像が印象的なこちらは、神奈川県選挙権管理委員会のCMです。
アップテンポな楽曲に合わせて「選挙に行こう」と歌って訴求しており、目だけでなく耳からも強烈なインパクトを感じるCMですね。
このCMで使われている楽曲は1880年に発表されたイタリアの歌謡曲『フニクリ・フニクラ』。
CMでは替え歌が載せられていますが、もともとはナポリ語の歌詞が付けられていたそうです。
国民民主党 参院選2025「自分の国は自分で守る」篇玉木雄一郎

2025年の参院選に向けた国民民主党によるCMです。
「自分の国は自分で守る」篇では、お米の問題と外国人問題についての対応策を説いています。
CMの中では玉木雄一郎さんの街頭演説の映像も用いられており、政策の方針だけでなく、リアルな熱意も伝わってくるCMに仕上がっていますね。
宮崎県 第27回参議院議員通常選挙啓発「自分の声、届けに行こう。」篇吉野北人

宮崎県選挙管理委員会によるCMには、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのメンバーであり宮崎県出身の吉野北人さんが出演しています。
海辺を歩く吉野さんの映像に合わせて、「これからの社会を担うあなたの声が必要です」というナレーションが流れます。
メッセージの内容はもちろん、吉野さんのキャスティングも含め、とくに若者に向けて投票を呼びかけるようなCMに仕上がっています。
愛知県選挙管理委員会 第27回参議院議員通常選挙Web広告用動画「期日前投票」篇/「若年層向け」篇/「投票日前々日まで」篇松井玲奈



愛知県出身でSKE48の元メンバーとしても活躍した松井玲奈さんが、期日前投票と若年層世代への選挙参加を呼びかけるCMです。
期日前投票制度の内容を詳しく説明するほか、「若年層向け」篇では18歳から選挙権があることを紹介し、「推し」という若者にわかりやすい言葉をキーワードにして投票に行くことを呼びかけているのが印象的ですね。
キャスティングと演出がうまくリンクしたCMだと思います。
東京都選挙管理委員会 参議院議員選挙啓発イベント「投票ペンセレクション」

投票所の知られていない意外なルールの中から、自分のペンが持ち込めるということを紹介していくCMです。
用意されてあるもので進めるようなイメージがあるからこそ驚きを感じるルールで、自分の道具が使える安心感を伝えています。
ペンで1画ずつ書き足していくような映像も印象的で、徐々に文字が完成していく様子から、1票の大切さも合わせて表現されている印象です。
投票用のペンを選ぶサービスなどのアピールからも、選挙や投票がポジティブなものに感じられそうですね。
国民民主党 参院選2025 ガソリンの暫定税率廃止を「少年野球」篇玉木雄一郎、榛葉賀津也

第27回参院選挙における国民民主党の公約の一つ、ガソリンの暫定税率の廃止を、少年野球のシーンを通してアピールしていくCMです。
ガソリンが高いと遠くの県への遠征も難しくなるということを、データも交えつつわかりやすく表現しています。
党の代表である玉木雄一郎さんと、幹事長の榛葉賀津也さんが、少年を演じているというコミカルな展開から、難しい政策を軽やかに伝えているような印象です。
最後は答弁のシーンなども交え、力強さを演出しているのもポイントですね。
国民民主党 参院選2025 日本の政治を変える夏「楽屋」篇玉木雄一郎、榛葉賀津也

2025年の参院選に向けて、国民民主党がやってきたことを振り返り、ここから何をやっていくのかもアピールしていくCMです。
代表の玉木雄一郎さんと、幹事長の榛葉賀津也さんがアイドルとして登場しているところでコミカルさも出しつつ、ここからの決意を力強く表現しています。
自分たちに票が集まったのは、不満の声のあらわれだという演説のシーンも取り入れることで、気を引き締めている様子も見えてきますよね。
最後の「政治の主役はあなた」というフレーズで、投票そのものを呼びかけているのも重要なポイントですね。