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秒速5センチメートルの主題歌・挿入歌・BGM集

2007年に公開された、新海誠監督によるアニメ映画『秒速5センチメートル』。

主人公の遠野貴樹が小学生から社会人になるまでと、小学生時代の初恋を軸に描かれる物語です。

温かくて甘酸っぱくて、切ない……新海誠作品の中でも『秒速5センチメートル』が一番好きだというファンも多いんですよね。

そしてもちろん、新海作品の特徴の一つでもある「音楽の良さ」も持っています。

山崎まさよしさんの『One more time, One more chance』をはじめ、美しい楽曲たちは、物語と同じく胸に迫るものばかりです。

この記事では、映画の中に登場する曲を中心に『秒速5センチメートル』にまつわる音楽作品を一挙に紹介していきます。

秒速5センチメートルの主題歌・挿入歌・BGM集(1〜10)

5cm/s江崎文武

実写映画『秒速5センチメートル』劇伴の、透明感あふれるピアノ曲です。

アルバムの序盤に配置され、作品全体の繊細な世界観を象徴する役割を担っています。

映像の切なさに寄り添うミニマルな構成と、淡い余韻を残す響きは、距離や時間というテーマを音で翻案したかのよう。

ジャズやソウルの語彙を背景に持つ江﨑さんならではの和声の色彩感が、映像の呼吸を丁寧に支えています。

君のいちばんに…LINDBERG

LINDBERG「君のいちばんに・・・」(Official Music Video)【字幕設定で歌詞表示あり】
君のいちばんに…LINDBERG

「この曲がいちばん好き」と公言するファンも多い、LINDBERGのヒットソングのなかでも名曲中の名曲!

1996年に発売された24作目のシングルです。

アニメのなかでは第二話の『コスモナウト』で登場。

主人公遠野貴樹のクラスメイトである花苗のお姉さんの車でのシーン、そして学校の帰りに貴樹と花苗が立ち寄ったコンビニでのシーンに使用されています。

実らなかった恋に落ち込みながらも一生懸命に前を向こうとする切ない気持ちを歌った歌詞が、映画の内容と見事にリンクしていますよね。

クラシックJUDY AND MARY

1990年代を駆け抜けた4人組ロックバンド、JUDY AND MARYの10作目のシングル曲。

1996年10月の発売当時はTBS系列『Pop-file』のオープニングテーマとして起用され、のちに日清食品「野菜スープヌードル」のCMソングにもなりました。

2025年公開の実写映画『秒速5センチメートル』では1997年の時代設定に合わせて劇中歌として採用、高校生の花苗がカラオケで歌うシーンに挿入されています。

キラキラとした青春の一瞬を切り取った歌詞と、疾走感あふれるポップロックサウンドが魅力的。

そしてYUKIさんのハイトーンな歌声が、恋の高鳴りや若さの輝きを真っすぐに伝えてくれます。

切ない初恋の記憶を呼び起こしたいときに聴いてみてください。

Thinking About YouRadiohead

1992年に初期音源としてリリース、翌1993年にはデビューアルバム『Pablo Honey』に収録されたこの曲は、片思いと疎外感が渦巻く切ない楽曲です。

成功した相手と自分との間にある断絶、嫉妬や自己卑下が交錯する歌詞が、遠野貴樹の心情を思わせます。

そしてアコースティックギターの素朴なアルペジオとボーカルの繊細な響きが、内省的な感情を際立たせているんですよね。

かなわない思いを抱えて立ち尽くす瞬間、どうしても忘れられない人がいる時に、この曲が響きます。

Fragment of Letters江崎文武

わずか24秒の音が、届かない思いの欠片を繊細に結晶化させたインストゥルメンタルです。

江﨑文武さんが手がけるた実写映画『秒速5センチメートル』オリジナルサウンドトラックの5曲目に収録。

タイトルに冠された「手紙」が示すとおり、書簡や記憶の断片を象徴するかのようなはかなさが魅力です。

ピアノを中心に室内楽的なストリングスと音響を重ね、息遣いのような余白を生かしたミニマルな筆致で構成されています。

すれ違いや距離に思いを馳せるとき、心に染み入る1編です。