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【神出鬼没】バンクシーの作品一覧!世界を驚かせる謎の芸術家の作品

【神出鬼没】バンクシーの作品一覧!世界を驚かせる謎の芸術家の作品
最終更新:

街中の壁に突如として絵が現れるも、一切姿を現すことはないアーティスト、バンクシーさん。

世界中で話題を呼ぶその作品には、私たちに向けられた鋭い社会風刺や人々への温かいメッセージが込められています。

その数々の作品に、心を奪われたことがある方も多いのではないでしょうか?

この記事で紹介するのは、そんな謎めいたアーティストのバンクシーさんが手がけた作品一覧!

誰もが知る有名な作品はもちろん、あなたの心を打つ作品にも出会えるかもしれませんよ。

【神出鬼没】バンクシーの作品一覧!世界を驚かせる謎の芸術家の作品(1〜10)

Devolved ParliamentNEW!バンクシー

現代のイギリス議会の混乱や政治に向けた社会風刺を描いた大作。

日本語訳では退化した議会といわれており、議員たちがすべてチンパンジーに置き換わった衝撃的な絵画です。

政治への不信感や皮肉を込めたこの作品は公開当時から話題を呼び、2019年にはオークションで約13億円という高額で落札されました。

バンクシーらしい挑発的な視点と細部まで描き込まれた迫力あるタッチが、風刺画を超えた芸術作品として評価されています。

政治とアートの関係を考えさせられる作品です。

Girl with BalloonNEW!バンクシー

バンクシーの《風船を持った少女》は、2002年にロンドンのショーディッチに描かれた壁画が起源です。

モノクロの少女が赤いハート型の風船に手を伸ばすこのイメージが多くの人の心をつかみました。

この作品は見方によって、風船が手をすり抜けてしまった後とも、飛んできた風船を捕まえようとしているとも読み取れます。

2017年にイギリスで最も愛されるアートに選ばれたこと、2018年にはオークションで落札直後にシュレッダーにかけられたことでも知られています。

Gorilla in a Pink MaskNEW!バンクシー

イギリス西部の都市、ブリストルで発見された『Gorilla in a Pink Mask』は、ピンク色の仮面をかぶったゴリラが描かれたバンクシーさんによる初期の代表作です。

無骨で力強いゴリラに、コミカルな仮面を合わせることで社会への風刺とユーモアを同時に表現したもの。

後に建物が改装された際に塗りつぶされてしまいましたが、現地では作品の復元を望む声も多く、アーティストとしての影響力の大きさを物語ります。

ストリートアートの価値を考えさせられる作品です。

Love Is In The Air / Flower ThrowerNEW!バンクシー

バンクシーを代表する作品の1つ。

2003年にエルサレム近郊のベイト・サハールのバリアウォールに描かれました。

覆面姿の男性が爆弾を投げようとしている、と思いきや花束を投げようとしています。

これには武力ではなく、愛と平和を重んじようというメッセージが込められていると考えられているんですよ。

ちなみに作品にはいくつか呼び名があり、「愛は空中にある」、「フラワー・ボンバー」などと記載している媒体もあります。

Love Is in the BinNEW!バンクシー

バンクシーさんと言えば、少女と風船が描かれた絵が有名ですが、こちらはその絵をなんとシュレッダーにかけてしまうというパフォーマンスがおこなわれた作品です。

少女と風船が描かれた作品『Girl with Balloon』が、あるオーディションで落札された直後、額縁にあらかじめ取り付けられていたシュレッダーが作動し、絵が半分ほど細断されてしまいました。

このシュレッダーは、バンクシーさんが芸術作品が高い値段でやり取りされることへの反発として仕組んでいたものだそう。

ですが、結果的に細断された状態のまま売買は成立しました。

Royal Courts of JusticeNEW!バンクシー

こちらはイギリス、ロンドンの裁判所に描かれた作品。

裁判官が小さな木槌で無抵抗の抗議者を攻撃する様子が見て取れます。

あくまでも一説ですが、作品はパレスチナ支援グループがテロ組織として指定されたことに伴う抗議活動への法的弾圧を示唆しているともいわれています。

ただし、建物が歴史的建造物であることから、作品は早急に黒いシートとバリケードで覆い隠されてしまいました。

ちなみにイラストをよく見ると、血しぶきが飛んでいるのがわかります。

Shop Till You DropNEW!バンクシー

女性が、商品を入れたショッピングカートとともに落下していく様子が描かれたこちら。

「くたばるまで買う」と訳されるこちらは、人々が抱える大きな物欲が、本当の幸せにつながっているのかを問いかけています。

物をあまり持たない人がいる一方で、便利な物がたくさんあふれているこの世の中で、その全てをも手に入れようと考える人もたくさんいます。

ですが、手に入れたところで本当にその人は幸せになれるのか……。

何かを手にしようとする前に一度立ち止まって、本当にその物は自分を幸せにしてくれるのかを考えるきっかけを与えてくれる作品です。

Think TankNEW!バンクシー

バンクシーさんがデザインしたイギリスのロックバンド、Blurのアルバムジャケットとして有名な作品です。

顔面をおおうマスクを着けた男女が向かいあって抱きしめる姿は、環境問題や現代社会の情勢を象徴するようなビジュアルとなっています。

ストリートの壁ではなくCDジャケットという媒体を選んだことで、メッセージが音楽ファンにも広がる結果となりました。

クライアントワークを担当することの少ないアーティストが手がけた、音楽と芸術の魅力が伝わる作品です。

Umbrella RatNEW!バンクシー

2019年に東京湾の防潮扉で発見された、ネズミが傘を持って立っている作品です。

バンクシーさんが描くネズミは弱者や社会の底辺を象徴する存在として知られ、この作品では雨から身を守る姿がどこかユーモラスで、逆境に立ち向かう生命力を感じさせます。

世界各地の壁に描かれたネズミシリーズと同じく、旅をするような自由な姿や社会に向けたアイロニーが伝わるでしょう。

作品が描かれた場所からもグラフィティの意味がイメージでき、壁や扉を乗りこえていくような抵抗の精神を表した作品です。

ボロジャンカ、ウクライナNEW!バンクシー

2022年11月、バンクシーはウクライナの戦禍にある都市をめぐり、合計7点の壁画を描きました。

中でも有名なのがこちらの「柔道投げ」です。

よく見ると大人で黒帯の選手はロシアのウラジミール・プーチン大統領に似ています。

ということは彼を投げ飛ばしている少年はウクライナの比喩でしょうか。

一連の作品はウクライナ郵政が切手として採用するほど印象深く、多くの人々に響くアートとなりました。

社会を風刺するバンクシーらしい作品といえるでしょう。