小学生が演じる定番の劇。オススメ作品まとめ
小学校の学芸会や卒業式での劇は、子供たちの思い出に残る大切な行事ですよね。
思い出に残るステージでは、子供たちの個性や成長がキラリと光る演目を選びたいところ。
しかし「定番なので面白みがない」「台本が難しすぎて不安」と悩まれている先生や保護者の方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、小学生向けの楽しめる劇をご紹介します。
クラスの仲間と一緒に作り上げるステキな舞台で、きっと心に残る思い出になるはずです。
絵本・文学作品・朗読(1〜10)
英語劇

世界の人とコミュニケーションをとっていくために、英語は欠かせないものになってきましたよね。
そんな英語の読み書きではなく、話すということに注目して、英語の劇に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
お芝居をこなしつつ英語も話すということで、同時に作業をこなすことへの集中力が試されますよね。
見ている人がわかりやすいように、昔話などの誰もが知っているお話を題材にするのがオススメで、英語にしたときにどこまで印象が変わるのかも注目して見てもらいましょう。
11ぴきのねこ

馬場のぼるさん作の有名な絵本シリーズで、ご存じの方も多いと思います。
11匹のねこが力を合わせて怪しげな魚を退治するワクワク感あふれる物語で、勇気や団結・友情などいろいろな要素も詰まっています。
井上ひさしさんが脚色した人形劇はNHKで放送されました。
舞台化、アニメ化もされていますので、どれか一つを選んでそれを見てから練習を始めるのもいいかもしれません。
ミュージカルにするならもちろん歌の練習が必要ですので長期目線で計画してくださいね。
「11匹」の数字をクラスの人数に替えて「38匹の」とかにするのもおもしろいです。
やや高学年向け?です。
時代劇

小学生で時代劇を見る子は少ないと思いますが、祖父母世代には大好評を得られそうな企画「時代劇」。
時代劇は善悪が分かりやすく決まっているので、子供たちでも意外にストーリーは分かりやすいと思います。
また、定番の悪代官シーンを子供が演じるのはギャップがあって面白いですし、定番のチャンバラシーンは大喜びで練習できるのではないでしょうか。
時代劇は歴史や日本文化を学ぶ良い機会にもなると思いますので、普通の演劇では盛り上がらない時に、ぜひ企画にしてみてくださいね。
星の王子様

フランス人作家、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリさんによって書かれた小説『星の王子さま』をぜひ。
操縦していた飛行機が壊れ砂漠に不時着した「ぼく」とそこにいた王子とのストーリーが描かれる、とても不思議な空気感を持った作品です。
詩的な世界観なので「いつもと違う劇をやってみたい」「じんわり心に残るものが良い」という方にオススメ。
落ち着いた進行な分、早口にならずしっかりとセリフが言えるかどうかが成功のカギになってくるかもしれません。
あらしのよるに

『あらしのよるに』の原作は絵本ですが、映画化もされ、話題になった作品です。
嵐の夜に出会ったオオカミとヒツジというストーリーで、食べられてしまうのではとドキドキしながらも、不思議な友情に感動してしまいます。
パコと魔法の絵本

日本の大ヒット映画です。
「子どもが大人に、読んであげたい物語」がキャッチコピー。
途中では笑いあり、最後には感動で劇にもしやすい内容です。
映画を参考に台本作成からはじめましょう。
登場人物のキャラクターの個性を出すのがポイントです!
スイミー
アメリカの絵本作家レオ・レオニさんの作品です。
LINEスタンプも出ている『フレデリック:ちょっとかわったねずみのはなし』って知っていますか?、その作者もレオ・レオニさんなんです。
日本では谷川俊太郎さんが翻訳した『スイミー-ちいさなかしこいさかなのはなし』が有名ですね。
たくさんの魚が出演できるので大勢のクラスの出し物としてはもってこいの物語です。
学習発表会の出し物として多所で舞台化・ミュージカル化されていますので、お手本となる動画も多くアップロードされてそうです。
まよったらコレ!!、低学年から演じられるオススメの1作品です。
くじらぐも

石川文子さん作の絵本『くじらぐも』は、空に浮かぶくじらのような形をした大きな雲と小学生の子供たちとの物語。
体育の授業中に見つけたくじらの形をした雲が、子供たちを自分の体に乗せて空を飛ぶ様子が描かれています。
夢いっぱいの物語なので、劇を見ている人はもちろん、演じる子供たちも楽しく劇に取り組めるでしょう。
くじらの雲は、絵を描いて用意しておき、ステージの後方や上の方に背景として配置したり、横断幕のような形にして自由に動かせるようにするのもオススメです。
授業中のお話なので、体操服など身の回りにあるものが衣装や小道具に使えますよ!
にゃーご

宮西達也さん作の3匹のねずみと1匹の猫の物語を描いた絵本『にゃーご』。
猫は怖い存在だから気をつけなければいけないよ、という忠告を無視した3匹のねずみが1匹の怖い猫と出合うお話です。
猫は本当はねずみを食べるつもりだったのに、猫の怖さをあまりわかっていなかったねずみのペースにずるずる引きずられていきます。
コミカルでわかりやすいお話なので、劇としても取り組みやすい内容ですよ。
ねずみと猫の耳をつけて、元気いっぱいにやってみましょう!
ハリー・ポッター

『ハリー・ポッター』の世界観を演劇でつくれたら、ほかのクラスと差をつけられること間違いなしです。
『ハリー・ポッター』には作品がいくつもあるので、どの作品を演劇にするか迷いますよね。
それをクラスで話し合ったり、多数決をとったりするところから作品作りは始まります。
本番を迎えるころにはクラスが一致団結していると思います。
『ハリー・ポッター』独特の世界観をつくるには衣装や照明、音響もとても大切です。
一つの作品を作るために力を合わせることは一生の思い出になりますね。