耳コピに苦労したことはありませんか?
僕は初心者の頃、耳コピの作業が好きではありませんでした。
それは、単純に音が拾えなかったからです。
音感も大してなかったので「絶対音感がある人がうらやましいな〜」と思っていました。
ですが、今では耳コピができるようになりました。
絶対音感がなくてもです。
では、どうして耳コピができるようになったのか、耳コピ初心者や苦手な方へ参考になればと思います。
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もくじ
耳コピのプロセス
耳コピしたいと思ったら、どういう手順ですれば良いのか考えてみます。
- 音源を聴く
- 音を取る
- 楽器で再現する
と、この3つだけ。
ここで苦労するのは、2番の『音を取る』行為です。
コピーしたいフレーズは歌う
1音1音合っているのか探しながらやっても良いんですが、この方法は効率が悪い。
その上、探している間にどの音だったのか忘れてしまいます。
これができなくて嫌になったこともあり、よく諦めていました。
この解決策は、耳コピしたい音を歌うといった方法が挙げられます。
歌えるということは、頭の中で音程をイメージできている状態です。
なので、楽器に置き換えてもスムーズに音を探すことができます。
言い換えると、歌えない音程は耳コピできない可能性大です。
歌うとは
ここでは、耳コピをするために歌うだけです。
コピーしたい音程やフレーズを完璧な音程で歌える必要はありません。
歌えないと弾けないと主張していますが、実際は耳コピしたい音程を頭の中で再生できるようにイメージすること。
イメージと耳コピしたい(弾きたい)音程が自分の中で一致していれば問題ありません。
そうすれば、音程を記憶し楽器で探すことが可能になります。
もちろん、スッと歌えることに越したことないです。
耳コピしたい音程を忘れてしまう
音を探しながら弾いていて、どんな音だったか忘れてしまった経験はないですか?
これは、耳コピしたい音のイメージを忘れてしまうからです。
どうして忘れてしまうのか……。
1つ目のパターンは、聴きながら耳コピしているから。
どういう事かと言えば、聴きながら楽器を弾いて探しているので、余計な情報が勝手に入ってきてしまいます。
そうこうしている内に、耳コピしたい音程を忘れてしまう。
と、負のループに陥ってしまいます。
自分がどういった環境で耳コピしているのか見つめてみましょう。
取りやすかったり慣れてくると、音源を聴きながら耳コピしがちですが、
- 音源を聴く
- 取りたい音程をイメージする
- 音源を一旦止める
- 楽器で音程を探す
の順番を心掛けるとスムーズに耳コピができるようになります。
聴きながら耳コピするのは、なるべく避けて下さい。
2つ目のパターンは、自分が弾いた音に意識が奪われて音程を見失うパターン。
これは、イメージを強く持てば解決します。
音程を忘れにくくなるので、自分が弾いた音程と比較する時間が長くなります。
なので、イメージが強ければ強いほど音を探しやすくなります。
イメージが大事
どっちのパターンも大切なのが、イメージすること。
聴いた音程のイメージをキープするためには、実際に声を出しても良いです。
音程が見つかったら、音源を鳴らして確認する。
これを繰り返せば、耳コピの出来上がりです。
歌うことの意識的な注意点
歌うことは、とても身近にあるので誰にでもできます。
が、思い通りの音程を発声することは、元々持っている才能や個人差があるにしても技術を磨かなければできません。
正確な音程を発声することができなくても、正確な音程をイメージする・できることが耳コピには必要です。
楽譜を有効利用して耳を鍛える
僕がよく試していた方法で、楽譜を答え合わせとして使っていました。
自分の耳で取ったラインやフレーズを譜面と照らし合わせて確認します。
はじめの頃は、自分の耳が間違えていることがほとんどでした。
これを繰り返し頑張っていたらある日、楽譜(tab譜)が間違えていることに気が付くようになりました。
この頃からです、自分の耳(音感)が良くなってきていると実感出来るようになったのは。
これには自信がつきました。
ただ、耳が鍛えられたのには別の要因もありました。
ちょっとした楽理を覚える
耳が鍛えられたのは、簡単な音楽理論を覚えたからです。
コードの仕組みやスケール・調性・ダイアトニックなど。
はじめはチンプンカンプンでしたが、やっていく内に理解出来るようになりました。
そのお陰で、コードやベースラインを耳コピする時にちょっとした予測ができるようになりました。
予測といっても、よく使われているコード進行やラインを音楽理論に乗っ取って説明できるまで覚えただけですが・・・
音楽理論を少し身につけるだけでも、随分とコピーが楽になります。
人によってまちまちですが、ダイアトニックを理解するのが早道かもしれません。
ベースはルートを追う楽器なので、コード進行は探しやすいかもしれません。
慣れてくると、聞いただけで進行が分かるようになります。
そうすると、ますますインターバルの重要性に気が付きます。
機材を充実させる
機材といっても大げさなものではなくて、今では便利なアプリがあります。
これは本当に重宝しています。
耳コピ用のアプリは、色んなものが出ています。
その中でも『mimiCopy』がダントツにオススメです。
その理由は、再生速度を変えても音質の劣化がとても少ないから。
これは、ものすごく助かります。
再生速度が落とせても、音質まで落ちてしまうと意味がなくなります。
その他にも、ループ機能やピッチを変更できる機能もあるので、キーを変えて練習するときなどにも便利です。
番外編
低音が聞こえづらい
低音は聞こえづらいという人もいるでしょう。
僕も初めはそうでした。
音源にもよりますが、低音域が聞き取りづらかったのをよく覚えています。
そんな場合は、まず聞いている環境を見直しましょう。
スマホやタブレットであれば、低音を強調する機能を使って音楽を聞く。
イヤホン・ヘッドホンを変えるなど、してみると良いです。
あとは、何度も音源を聞き込みました。
楽譜がある曲は、ベースを弾いて覚えて曲を聞く。
音源しかない曲は、ベースが聞こえやすいところをキッカケにしてベースを耳で追いかけて聞く。
といったことを繰り返しました。
少しずつですが、そうやって低音の帯域が聞こえるようになったのを覚えています。
音程が楽器で探せない
こんな時は、チューニングを疑います。
それでも、耳コピしたい音と楽器で出す音程の高低差が分からなくなったら、耳が疲れている可能性もあるのであえて時間を空けます。
特に初心者の頃は、低い音程の半音差が分かりづらかったのです。
そんな時は、自分がこっちだと思う方で弾いていきます。
耳が鍛えられれば、半音違いも分かるようになるのでとりあえずの答えを出しましょう。
おわりに
僕がベースを始めた当時は、楽譜がない曲は耳コピするしか方法がありませんでした。
今みたいにインターネットが普及していなかったので、動画を参考にすることもできません。
ただ、耳コピしたら早く上手くなると先輩方に教わり信じていました。
今は、ネットを探せば動画はある・バンドスコアはある・コード譜はある。
と便利すぎる世の中なので、簡単に答えが見つかります。
それはそれで良いことです。
ただ、自分の耳を鍛えたいことが目標で耳コピを始めるのなら、敢えて便利さから離れることも必要になってきます。
有効活用できるものはどんどん使って、耳を鍛えていきましょう。
ではでは。
ライタープロフィール
ベーシスト
ユウキ
『分かりやすく丁寧』をモットーに、初心者でもベースが弾ける・楽しめるサイトを目指して更新しています。
ウェブサイト:https://kohayubass.com
Twitter:@kohayubass
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