クマの年齢

クマの歯を分析することで、年輪のような成長層（セメント質年輪）を調べ、クマが何歳だったのかを推定できます。

このデータを収集することで、この地域にどれくらいの年齢のクマが住んでいるか分かり、生息数を推定できるのです。

これは野生動物の年齢調査で広く用いられている手法です。

背中を見せて走って逃げる

クマに背中を見せて走って逃げると、本能的に追いかけてくる危険があります。

クマに遭遇した場合は、ゆっくりと後ずさりしながら、その場から離れるのが基本です。

背を向けて逃げると、クマの追跡本能を刺激してしまうので絶対にしてはいけません。

冬

一般的にクマの多くは冬、特に冬眠中に出産します。

クマは秋に食べ物をたくさん食べて蓄えを作り、冬眠に入ると同時に妊娠し、冬の間に安全な巣で子どもを産みます。

春になって暖かくなると、母グマと子グマはともに巣穴から出て活動を始めます。

ゾーニング

人間とクマそれぞれの生活区域を明確に分けて管理することを「ゾーニング」といいます。

奥地の森林などのクマの保護を優先する区域や、住宅街周辺や農地などの人間の活動を優先する区域を設定し、その間にクマが出没するのを抑制する地帯を設けること。

ゾーニングをおこなうことで人間とクマの接触を減らし、安全な共生を目指しています。

ホッキョクグマ

「海のクマ」とはホッキョクグマのことです。

英語でも「Sea Bear」や「Marine Bear」と呼ばれることがあり、主に北極地域に生息し、海氷の上でアザラシなどを獲物としています。

泳ぎも非常に得意で、長距離を泳ぐことができます。

8種類

クマは世界中に8種類生息しています。

代表的なものにはヒグマ、アメリカグマ、ホッキョクグマなどが含まれます。

ちなみに「ジャイアントパンダ」もクマの1種類として数えられています。

人目につきにくい川沿いや藪の中を通る

ヒグマは警戒心が強く、人目を避けて行動する特性があります。

そのため、住宅地周辺を移動する際には川沿いや藪、森と人家の境界など目立たない道を選びます。