日本製ビンテージパーツで作るファズフェイス。BLACK CAT N-FUZZ登場
燃え上がるような赤い龍が刻まれた筐体。
今回は、日本製のパーツにこだわって制作されるファズフェイスペダル、Black Cat N-Fuzzの紹介です。
Black Catから美しいファズ
N-FuzzのNはNippon。
かつて2001年~2003年に発売されたペダルを装い新たによみがえらせ、当時のモデル同様NPNトランジスタを使用。
そして日本製トランジスタにこだわって制作されたペダルです。
日本製コンポーネンツの作る独特な個性が全面に押し出されたファズサウンドです。
ファズフェイスと聞いて思い浮かぶ、聞き飽きたようなファズサウンドだけではありません。
スタンダードなファズフェイスサウンドから、さらに太く重く、棘の立った攻撃的なファズサウンドを作ります。
Volumeはラウドに設定でき、Biasコントロールでブチブチのベルクロファズからスムースで太いファズまでをコントロールできます。
そして、多くのファズフェイスペダルを超えるハイレスポンスで、ギターのボリュームを落とせば即座にクリーントーンに変えることができます。
一言でクリーントーンと言っても、バイパストーンとは全く違う、倍音成分があふれるようなトーンから、バイアスの設定によってはクリーンなのにブチブチと途切れるような感覚の残るトーンまで、いろいろなクリーントーンを作ることができます。
では、そもそも聞き飽きたファズフェイスとは?
ファズフェイスは60年代に英国で開発されました。
当初はゲルマニウムトランジスタを、後にシリコントランジスタを使用しています。
一般的にファズフェイスの音といえばシリコン。
なぜか、それはジミ・ヘンドリクスが使ったからです。
ジミが使ったことで、ファズフェイスは最も定番のファズペダルの1つとして数えられるようになりました。
後にSRVもファズフェイスを使用しています。
(本人に合わせてカスタムされていました)
もちろんファズフェイスはまだまだ数々のプレイヤーが使用し、その音色を奏でています。
ジミヘンとSRVは中でも特に知っておくべきギタリストではないでしょうか。
また、ジミもSRVも、ファズフェイスをそのまま使っていたわけではありませんでした。
それぞれロジャー・メイヤーやシーザー・ディアスという名エンジニアが付いていて、好みや必要に合わせてカスタムを行っていたのです。
トランジスタを含め、内部の全てのエレクトリックコンポーネンツは日本製のものを使用したN-Fuzzも、そんなファズフェイスカスタムの1つなのです。
ノブを追加して操作性を高め、自分だけの音を生み出せる美しいファズペダルです。
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