儒家の始祖・孔子が遺した人生のヒットになる名言
春秋時代の中国において思想家、哲学者として活躍し、釈迦、キリスト、ソクラテスと並ぶ四聖人にも数えられる孔子。
その教えを弟子達が編纂したという論語は、長い月日を経ても人々の生活にリンクするものが多いことをご存じでしたでしょうか。
今回は、そんな孔子が遺した名言をご紹介します。
悩んでいるときにハッとさせられる言葉や、当たり前すぎて忘れてしまっていた考え方など、さまざまな角度から生きていく上でのヒントを得られますよ!
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儒家の始祖・孔子が遺した人生のヒットになる名言(11〜20)
人間は逆境において人間の真価を試される。人生の達人は逆境を楽しみ、順境もまた楽しむのです。孔子

ピンチになったときこそ、人の本性が見えたと感じたことってこれまでにないでしょうか?
スポーツの試合で追い込まれたときのキャプテンの態度に頼りがいを感じたり、旅行先でのトラブルで恋人にほれ直したり、反対に幻滅してしまったり……。
孔子によるこの言葉は、まさにそういった場面を言い表しているんです。
逆境に立たされたときにこそ、どうすればその状況を脱せるのか考える大切さを説いています。
そしてこの言葉は、人生の達人は逆境を楽しみ、順調に進んでいるときも楽しんでいると続きます。
それもまた、人生においてとても大切なことですよね。
人の本性は皆ほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。孔子

この言葉は、人間は生まれたときは皆同じスタートラインに立っているが、その後の習慣によって大きく異なる人間になるということを意味しています。
つまり、先天的なものではなく、後天的な努力や習慣などでどんな人間になるのかが決まるということです。
この言葉を目にすると、日々の努力や鍛錬を絶やさずに、努力を積み上げることの大切さが身にしみますよね。
何か目標をかなえるために頑張っている人に大事にしてもらいたい言葉です。
仁に当たりては、師にも譲らず。孔子

親や先生など、尊敬するべき存在がいることは人生を豊かにすることにもつながっていきますよね。
そんな重要な存在である先生に対してでも、ゆずれないものがあるのだという、信念を貫く姿勢を感じさせる名言です。
仁徳を重ねること、徳を高めることは先生にも遠慮しないという表現で、自分なりの徳の積み方で進んでいくべきなのだと伝えています。
仁徳の重ね方については誰かに教わるのではなく、自分で考えて進んでいくべきだという思いも感じられる言葉ではないでしょうか。
苗にして秀でざる者あり。秀でて実らざる者あり。孔子

立派な苗であっても開花しないことがあり、また開花したとしてもしても実を結ばないこともある……といった内容の言葉で、『論語』の子罕篇に記されています。
彼が評価していた弟子、顔回に向けた言葉であると解釈される事が多いようですね。
『論語』には、彼への賛辞がいくつも書き記されているそうですよ。
どんなに素質があろうとも、努力を怠ってはならないという教えのようにも受け取れますね。
成功したいのなら慢心せず、努力を続けることが大切なのかもしれません。
性相近し習い相遠し孔子

持って生まれた才能が違うように思えて、劣等感を持ってしまうことは誰にでも起こり得る状況ですよね。
そんな生まれ持った才能や性質と、その後の環境によって育まれるものの関係性についてを考えさせられる、孔子の名言です。
生まれ持った才能に個人差はなく、その後の習慣や環境によって差が生まれるのだと表現されています。
後天的なものが影響しているのだと思えると、現状をより良く変えていこうとする力もわいてくるのではないでしょうか。
止まりさえしなければどんなにゆっくりでも進めばよい孔子

春秋時代の中国を代表する思想家で、儒家の始祖としても知られている哲学者、孔子氏。
「止まりさえしなければどんなにゆっくりでも進めばよい」という名言は、何事も焦る必要はないと説いています。
人は夢や目標を持った時、どうしても最短距離で駆け抜けたくなり、だからこそ困難にぶつかった時に思ったような行動ができなくなり焦ります。
もちろんそこで止まってしまったら終わってしまいますが、歩みを止めさえしなければ少しずつでも確実に前進すると教えてくれているメッセージなのではないでしょうか。
おわりに
今回は儒家の始祖である孔子による名言をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
言葉や言い回しこそ難しいものもありますが、意味がわかれば納得するものも多いですよね。
背中を押してくれるものから寄り添ってくれるものまで、ご自身に合った言葉を見つけていただければ幸いです。