【ドホナーニのピアノ曲】ハンガリーの秀才が手掛けた名曲を一挙紹介
1877年にハンガリーで生まれ、指揮者、ピアニスト、音楽教師、学校管理者として多忙を極めるなか、精力的に創作活動を続けた作曲家、ドホナーニ・エルネー。
優れたピアニストであったドホナーニは、ピアノテクニックの教則本を出版したことでも知られ、彼が遺したテキストは現在、どのようなレベルのピアノ学習者でも取り組める指練習の教材として親しまれています。
今回は、そんなドホナーニの作品のなかから、ピアノソロ作品やピアノを含む編成で演奏される作品をご紹介します!
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もくじ
- 【ドホナーニのピアノ曲】ハンガリーの秀才が手掛けた名曲を一挙紹介
- 3つの小品 Op.23 第1曲「アリア」Dohnányi Ernő
- 4つの狂詩曲 Op.11 第3番 ハ長調Dohnányi Ernő
- 6つのピアノ小品 Op.41 第1曲「即興曲」Dohnányi Ernő
- ピアノ五重奏曲 第1番 ハ短調 Op.1Dohnányi Ernő
- 冬のロンド Op.13Dohnányi Ernő
- 4つの狂詩曲 Op.11 第1番 ト短調Dohnányi Ernő
- 4つの狂詩曲 Op.11 第2番 嬰ヘ短調Dohnányi Ernő
- 6つの演奏会用練習曲 Op.28 第1番Dohnányi Ernő
- ハンガリー牧歌 Op.32a 第1番Dohnányi Ernő
- 組曲形式によるユーモレスク Op.17Dohnányi Ernő
- ピアノ六重奏曲 ハ長調 Op.37Dohnányi Ernő
- ピアノと管弦楽のための童謡の主題による変奏曲 Op.25Dohnányi Ernő
- ピアノ五重奏曲 第2番 変ホ短調 Op.26Dohnányi Ernő
- ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.5Dohnányi Ernő
- ピアノ協奏曲 第2番 ロ短調 Op.42Dohnányi Ernő
【ドホナーニのピアノ曲】ハンガリーの秀才が手掛けた名曲を一挙紹介
ピアノ五重奏曲 第2番 変ホ短調 Op.26Dohnányi Ernő

1877年にハンガリーで生まれた作曲家、ドホナーニ・エルネーが残したピアノ五重奏曲の中でも、1914年に完成した『ピアノ五重奏曲 第2番』は特に洗練された作品。
ピアノに弦楽四重奏を組み合わせた編成で書かれた本作は、ソナタ形式に基づく厳格な構成と主題の統一感が特徴的です。
半音階的な要素を巧みに用いることで、作品全体の結束力を高めているのもポイント。
ドホナーニの人生の転換期に生み出されたこの作品には、懐かしさや郷愁、希望と再生の美しさが映し出されています。
ブラームスやシューマンの影響を感じさせつつ、ドホナーニならではの表現力に富んだ、室内楽ファン必聴の名曲です。
ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.5Dohnányi Ernő

1877年にハンガリーで生まれたドホナーニ・エルネーは、ピアノテクニックの教則本の著者としても知られる作曲家。
『ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.5』はドホナーニが25歳のときの作品で、後期ロマン派の影響を受けつつ、彼独自の音楽性が色濃く反映されています。
情熱的なオーケストレーションとピアノの華麗な技巧が絶妙に絡み合う、ドラマティックな作風は必聴です。
ロマン派が好きな方、またピアノ協奏曲の魅力を存分に味わいたい方にぜひオススメしたい作品です。
ピアノ協奏曲 第2番 ロ短調 Op.42Dohnányi Ernő

ハンガリーの秀才、ドホナーニ・エルネーは指揮者やピアニスト、音楽教師など多彩な活動を行いながらも、精力的に作曲を続けました。
『ピアノ協奏曲 第2番 ロ短調』は、彼の後期のスタイルを体現する重要な作品。
ピアノパートは非常に技巧的で、彼自身の高い演奏技術が反映されています。
全体を通して情熱的でドラマティックな雰囲気にあふれており、聴き手を圧倒する作品に仕上がっているのが印象的です。
後期ロマン派音楽の魅力を存分に味わいたい方にぜひオススメしたい1曲です!
おわりに
今回は、ピアニスト、作曲家、音楽教育者として幅広く活躍した芸術家、ドホナーニ・エルネーのピアノ作品をご紹介しました。
ドホナーニの作品をコンサートなどで耳にできる機会は、それほど多くありません。
ぜひ、親しみやすいメロディや心地よい雰囲気が魅力のドホナーニの音楽を、実際に演奏しながら楽しんでみてくださいね!