歌唱時に、喉や顎に余計な力が入ってしまい、お悩みの人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな人に向けて力まずに口を開く「顎の落とし方」についてお話ししていきます。
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「口を開ける」=「顎を落とす」
今回は、歌唱時に、喉や顎に余計か力が入ってしまうという人に向けのワンポイントアドバイスになります。
もし、喉や顎に力みは感じないという人は、参考までに読んでいただけるとうれしいです。
テーマは、歌う時の「顎の落とし方」です。
「顎を落とす」=「口が開く」ということになるのですが、あえて、顎を落とすという表現にしているのは「唇」よりも「顎」を意識してほしいからです。
それでは、早速、具体的に「顎の落とし方」をお伝えしていきます!
2つのステップの手順
- 顎を真下に落とす
- 顎を引いて口角を上げる(笑顔の状態)
★両方の耳たぶの裏側のくぼみに、人差し指をそれぞれ当てながら行ってください。
※冒頭の写真参照。
まず、顎を真下に落とす。
実際に、真下に落ちているかはあまり考えず、イメージで大丈夫です。
そうすると、自然と口も開くはずです。
口は、2㎝ぐらい開くようにしましょう。
すると、人差し指を当てているくぼみが、さらに、少しくぼむと思います。
次に、(1を維持しながら)顎を引き口角を上げる。
頭は動かさないで、顎だけ少し引きます。
決して力まずに軽く引きます。
そうすると、人差し指を当てているくぼみが、少し押し出されるように盛り上がってくると思います。
同時に、口角を上げて笑顔を作る。
簡単に言いますと「顎を引いて笑っている感じ」です。
特に大事なのが、「くぼみが押し出されてくるように顎を引く」という点です。
※やり過ぎは禁物。
実際に声を出してみよう
このように顎を落とした(口を開けた)状態で、歌ってみてください。
もし、歌詞を言うと顎の開け方が大幅に崩れてしまうという場合は、歌詞は言わないで、メロディーだけを「エの母音」で、なぞって歌ってみてください。
うまくできると、顎や喉が発声の邪魔をしていない感覚、つまり「脱力できている感覚」が得られると思います。
もちろん個人差はありますが、劇的に発声が楽になる場合もありますので、ぜひ、一度、試してみてくださいね!