1830年にフランスはパリで生まれ、オルガン奏者、作曲家として活動したオーギュスト・デュラン。
彼は、「デュラン版」として世界中から愛されて続けているクラシック作品の楽譜を手掛けた出版社「デュラン社」の設立者!
作曲家としてのイメージよりも「デュラン版のデュランさん」として知っている方のほうが多いかもしれませんね。
本記事では、そんなデュラン自身が作曲したピアノ曲2作品をピックアップ!
発表会の定番曲として親しまれている各曲を、作曲の背景や作品の特徴とともにご紹介します。
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【デュランのピアノ曲】発表会の定番曲を手掛けた作曲家による名作
シャコンヌ イ短調 Op.62Auguste Durand

フランスの作曲家デュランによる物悲しくも力強いメロディが印象的な楽曲。
3拍子の舞曲の1種だそうですが、この曲は2拍子になっています。
基本的に指の動く範囲は少なめで初心者でも十分に弾きこなせると思いますので、お子さんの発表会の曲としてもオススメです。
メインメロディは左手のスタッカートがポイントになっているので軽やかに弾いてみてください!
短調で美しいメロディの盛り上がりは気持ちを込めると自然と指も動いてくれますよ。
ワルツ第1番 変ホ長調 Op.83Auguste Durand

発表会曲としても人気の高い、フランスの作曲家デュランの華やかなワルツです!
きらめきを表すような細かい音が連続する冒頭部分のあと、優雅でありながら力強さも感じさせる雰囲気から一転して急にもの悲しい空気が漂い、また明るい音楽が戻ってきます。
豪華なフィナーレは、緊張感を緩めることなく明るく突き抜けるような音で弾き切ってみてください。
繰り返しの多い曲ですが、緩急を付けやすいため聴いている人を飽きさせにくく、演奏効果が高い舞台映えする作品といえるでしょう。
おわりに
オーギュスト・デュランが作曲家として遺した楽曲は少ないものの、その作品たちは時代を越え、ピアノ発表会の定番曲として愛されています。
美しい2つのピアノ曲を耳にすると、デュランによるピアノ作品をもっと聴いてみたかった……と思わずにはいられません。
まだ彼の作品に触れたことがない方は、これを機に演奏に挑戦してみてはいかがでしょうか?






