普段何気なく会話している中でもよく出てくることわざ。
その中には、さまざまな種類の動物が登場しています。
そこで今回は、高齢者の方の脳トレにぴったりな、動物が登場することわざクイズを出題していきます。
クイズは、動物の名前の部分が空白になった穴埋め式です。
たくさんの知識豊富な高齢者の方なら、全問正解かもしれません!
子供の頃から知っていることわざや、普段からよく使っていることわざもあるかもしれませんよ。
このことわざクイズを通して、脳をしっかり鍛えていきましょう。
【高齢者向け】動物の名前が入ったことわざクイズ(1〜20)
〇〇も歩けば棒にあたる

カルタにもあるのが、こちらのことわざです。
「〇〇も歩けば棒にあたる」。
この〇〇の中に入るのは、「いぬ」です。
よく考えてみると、犬が散歩していて棒に当たっている姿は見たことがないですよね。
つまり、このことわざには、犬も歩き続けていれば、奇跡的なできごとに出会うという意味が込められているんです。
また、このできごとのとらえ方には諸説あり、「幸運」とも「災難」ともいわれています。
近年は、どちらの意味で使うのも一般的とされているようです。
〇〇に真珠

「〇〇に真珠」は、持っているものや、身に着けているものの価値を、その人が理解していない様子をあらわすことわざです。
〇〇に入る正解は「ブタ」。
確かにブタに真珠をあげても、その価値を理解できませんよね。
と、ここで、なぜブタなのかと疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
だって、犬でも鳥でも一緒ですよね。
実はこのことわざは、旧約聖書を引用してできたものなんです。
そして、聖書の中では、ブタはいやなヤツという意味で使用されています。
〇〇の甲より年の功

年齢を重ねた人の知恵は偉大だ、という意味で使われるのが「〇〇の甲より年の功」ということわざです。
この正解は「カメ」。
つまり「亀の甲」というのは、亀の甲羅を指しているんです。
一見、駄洒落にも思えるのですが、実はちゃんと亀の甲羅と比べる意味もあります。
亀は万年生きるといわれていますよね。
それに比べれば人間の寿命は短いものですが、それでも年配の方は偉大な知恵を持っている、という意味が込められているそうです。
〇〇の耳に念仏

何を言っても理解しててくれない、という経験はありませんか?
そんな時に使うのが「〇〇の耳に念仏」ということわざです。
答えは「ウマ」で、馬が念仏を理解できないように、いっていることを理解できていないという意味で使用されます。
ちなみに、「馬耳東風」と同じと思われがちですが、実は違いがあるんです。
後者は、意味を理解できないのではなく、聞こうとしない様子をあらわしているんです。
機会があれば、使い分けてみてください。
取らぬ〇〇の皮算用

少しだけ怖いことわざもあります。
それが「取らぬ〇〇〇の皮算用」。
〇〇〇に入るのは「タヌキ」です。
江戸より以前、タヌキの皮は、使い道が多いことから高額で売買されていたそうです。
そして、ある猟師が、「たくさん捕まえて売ったお金で何を買おうかな」と、とってもいないタヌキの皮の値段を計算し始めたことから、このことわざが生まれました。
つまり、「皮算用」というのは、皮を打ったお金を計算するという意味なんですよ。