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【高齢者向け】2月の俳句。冬から春への情景を詠む名句集

まだまだ寒さが残る2月ですが、梅の花がほころび始めたり、鳥のさえずりが聞こえたりと、春の気配を少しずつ感じられる季節でもありますよね。

そんな2月の情景を詠んだ句を味わってみましょう。

高齢者の方にとって俳句は、季節の移ろいを五感で味わい、昔の記憶をたどるきっかけにもなります。

身を切るような冷たい風、雪解けの景色、ふくらみ始めた花のつぼみ。

こちらで紹介した名句を参考に、この時期だからこそ詠める一句を詠んでみましょう。

日常の中にある小さな発見を言葉にする楽しさを感じていただけますと幸いです。

【高齢者向け】2月の俳句。冬から春への情景を詠む名句集(11〜20)

鶯の 日に光りつゝ 枝うつり原石鼎

鶯の 日に光りつゝ 枝うつり原石鼎

「ホーホケキョ」というなき声に特徴がある、うぐいすは春の訪れを感じさせる鳥ですよね。

2月はまだ寒さが残る時期ですが、日の光から暖かさを感じ取れる季節でもあります。

木にとまって太陽の光を浴びているうぐいすの様子から、冷たい空気の中から温もりがある春がすぐ近くまできていることがうかがえますね。

高齢者の方が思う、冬と春の間にある2月の雰囲気を俳句にして詠んでみましょう。

今までの記憶の中にある、2月の思い出を振り返ることにもつながりますよ。

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    雪とけて 村いっぱいの 子どもかな小林一茶

    雪とけて 村いっぱいの 子どもかな小林一茶

    子供たちの活発な姿をみると、見ている方まで元気をもらえることもあるかと思います。

    俳句を詠んだ小林一茶も、そういった気持ちだったのかもしれません。

    現在よりも、住む環境や食料のことの問題が多かった日本。

    雪深い地域では、冬の間に寒さや飢えで命が絶たれることも多かったそうですよ。

    温かくなり、元気な子供たちの姿を見られた嬉しさも伝わってきますね。

    高齢者の方の中には、豪雪地帯で生まれ育った方もいらっしゃるかもしれませんね。

    雪の多い地域ならではの、冬の生活の話も聞いてみましょう。

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      梅一輪 一輪ほどの 暖かさ服部嵐雪

      梅一輪 一輪ほどの 暖かさ服部嵐雪

      冷たい風が吹くことも多い2月ですが、そのような環境でも、梅の花は咲き始めます。

      寒いと思っていても「ほのかな暖かさ」を感じたり、春の訪れを告げているような梅の花に「心躍る」気持ちになっていったりする方もいることでしょう。

      梅の花以外にも椿や早咲きの桜など、2月に開花をする花はあります。

      お花がお好きな高齢者の方なら、詳しく教えていただけるかもしれませんね。

      そういった会話をしながら、楽しく俳句を詠むのもいいかもしれませんよ。

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        紅梅の 紅をうるほす 雪すこし松本たかし

        紅梅の 紅をうるほす 雪すこし松本たかし

        紅梅の開花時期は1月〜3月頃と言われており、地域によってはまだ雪が降っているでしょう。

        この句では、紅梅の鮮やかさの理由の1つは白い雪にある……と詠っていますよ。

        鮮やかな紅梅の上に積もる雪を想像すると、確かに対比で紅梅はよりいっそう映えるでしょうね。

        その幻想的ともいえる風景を想像できる一句です。

        2月は暦の上では春となり、あたたかな気配にその訪れを心待ちにしている方もおられると思いますが、この俳句をきっかけに今しか見られない美しい情景を、ぜひともお楽しみいただければと思います。

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          雪残る 頂ひとつ 国境正岡子規

          雪残る 頂ひとつ 国境正岡子規

          冬の間山に雪が積もり、雪山になったところもあるのではないでしょうか?

          最近は雪不足と言われており、雪山を想像するのが難しい方もいるかもしれませんね。

          山に積もった雪が解けて見えなくなると、春が来たことを感じられます。

          春先の頃は、山の山麓のほうは雪が溶けて、山頂だけに雪が積もっている姿がみられますよ。

          寒いと思っていても、少しずつ季節はめぐって変わっていきます。

          ちょっとした日常の季節を感じられることは、高齢者の方と会話にもいかせそうですね。

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            せきの子の なぞなぞあそび きりもなや中村汀女

            せきの子の なぞなぞあそび きりもなや中村汀女

            昭和を代表する女性の俳人、中村汀女が作ったのが「せきの子の なぞなぞあそび きりもなや」です。

            中村汀女は、日常生活を詠んだものが多く、この俳句からも女性の視点からの思いが感じられますね。

            季語は咳で同じような季語には、あかぎれや風邪や霜焼けなどがありますよ。

            風邪をひいた子供と、布団の中で咳をしているが、なぞなぞをしている。

            やめようと思っても子供にせがまれてきりがないなと思う意味になりますよ。

            俳句から、親心が感じ取れます。

            お子さんがいらっしゃる高齢者の方も、似たような経験があるかもしれませんね。

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              【高齢者向け】2月の俳句。冬から春への情景を詠む名句集(21〜30)

              三日月は そるぞ寒は さえがえる小林一茶

              三日月は そるぞ寒は さえがえる小林一茶

              2月は暦の上では春ですが、実際にはまだまだ寒さは厳しく、雪の降る地域だって多いですよね。

              この句はそんな厳しい寒さについて詠んだ句だと言われています。

              季語は「さえがえる」で、春先にあたたかくなってきた……と思ったら寒さがぶり返す事を意味していますよ。

              また三日月といえば細く鋭利な形……その形がより寒さを際立たせると詠っているのでしょう。

              春先の三日月は、太陽の光が下からあたることで、釣り舟のような横向きの形で見られる事で知られています。

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