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【高齢者向け】11月の有名な俳句。美しい秋の情景を詠んだ句をご紹介

秋の深まりを感じる11月は、紅葉や冬の訪れを詠む俳句作りにぴったりな季節ですね。

五七五のリズムに乗せて季節の風景や心の動きを表現する時間は、言葉選びの楽しさと創作の喜びを味わえます。

今回は、晩秋の風情を感じる季語や身近な景色を題材にした俳句をご紹介します。

「木枯らし」や「初霜」、「散る紅葉」など11月の季語を使った句を多数集めました。

詠まれた情景を想像したり、ご自身で一句詠んでみたり……自然と会話が弾み心豊かなひとときを過ごせますよ。

言葉で紡ぐ秋の情景とともに、秋の深まりを感じるひとときをお過ごしください。

【高齢者向け】11月の有名な俳句。美しい秋の情景を詠んだ句をご紹介(11〜20)

初時雨 人なつかしく 待ちにけり星野立子

初時雨 人なつかしく 待ちにけり星野立子

星野立子は明治期の俳人で、高浜虚子の次女として生まれました。

「初時雨 人なつかしく 待ちにけり」、ここでの季語は「初時雨」。

秋から冬にかけて降るにわか雨のことです。

そんな雨の降る少し肌寒い天候のなか、人恋しく愛しい人が来るのを待っている姿を詠んだ句です。

どのくらいの時間を待っているのでしょうか。

現代のように簡単に連絡がとれなかった時代に、ただひたすら愛しい人が来るのを待つ、そんな切なくも儚げな様子が読み取れますね。

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    木がらしの 吹き行くうしろ 姿かな服部嵐雪

    木がらしの 吹き行くうしろ 姿かな服部嵐雪

    服部嵐雪は江戸時代の俳人で、松尾芭蕉の高弟として俳諧を学んだ人物とされています。

    そしてこの「木がらしの 吹き行くうしろ 姿かな」は師匠である松尾芭蕉が旅立つ際に、服部嵐雪が詠んだ一句です。

    ただ単に木枯らしに吹かれているというものではなく、その旅立ちの前途を祝福し、送別の気持ちを込めて詠まれました。

    「木枯らし」とは木の葉を吹き散らすほど強く吹く、冷たい風のこと。

    「吹き行く」という表現から、旅立つ松尾芭蕉の後ろ姿に力強さを感じられます。

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      桐の実の 鳴りいでにけり 冬構芝不器男

      桐の実の 鳴りいでにけり 冬構芝不器男

      芝不器男が晩秋から初冬にかけての自然の移ろいを感じて詠んだ一句。

      「桐の実の鳴りいでにけり」とは、桐の実が熟して落ちる音が響く様子を表しています。

      その音を聞くことで、冬支度を整える時期が来たことを実感したようです。

      「冬構」とは、寒さに備えて家や庭を整えること。

      芝不器男は、自然の小さな変化―桐の実の落ちる音―から季節の深まりを感じ、生活と自然のつながりをしみじみと思ったのでしょう。

      11月の静かな秋の日、冬の訪れを静かに受け止める、やさしく落ち着いた一句です。

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        おわりに

        11月の情景を俳句で表現することは、季節の移ろいを心で感じる豊かな時間となります。

        紅葉や冬支度、晩秋の空気感など、身近な風景を五七五のリズムに乗せて詠んでみると、日常に新たな発見が生まれるでしょう。

        俳句を通じて季節と対話しながら、心穏やかな時間をお過ごしください。

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