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【高齢者向け】春の面白い俳句。ユニークな表現や季語が印象的な句をご紹介

【高齢者向け】春の面白い俳句。ユニークな表現や季語が印象的な句をご紹介
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【高齢者向け】春の面白い俳句。ユニークな表現や季語が印象的な句をご紹介

春の訪れを感じると、ふと目に映る景色を言葉にしたくなりませんか?

俳句は五七五のリズムで季節の情景や心の動きを表現できる、日本ならではの文化です。

なかでも春の俳句には、思わずクスッと笑ってしまうような季語やユーモアあふれる作品がたくさんあります。

高齢者の方にとっては、日々の暮らしの中で感じた「おかしさ」や「あるある」を句に乗せる楽しさは格別ではないでしょうか。

こちらの記事では、春をテーマにした面白い俳句をたっぷりご紹介します。

読んで楽しむもよし、自分でも一句詠んでみるもよし。

ぜひ気軽に俳句の世界を味わってみてくださいね。

【高齢者向け】春の面白い俳句。ユニークな表現や季語が印象的な句をご紹介(1〜10)

痩蛙 負けるな一茶 是に有小林一茶

痩蛙 負けるな一茶 是に有小林一茶

痩せたカエルを応援する一茶の姿が印象的な俳句です。

この作品は俳句全体の中でも有名で、特に最後の「一茶これにあり」は独特でめずらしい表現です。

メスの争奪戦に負けそうなカエルを応援しながら、自分はここにいると言っているのですね。

この俳句は、なかなか結婚できない自分の不遇をカエルに重ねたという説、病弱なわが子に対して詠んだという説があります。

一茶は52歳の時に初めて結婚しますが、生まれた子供たちはみな次々に亡くなってしまいます。

その背景を知ると、カエルを応援する一茶の気持ちがよく分かりますよね。

雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る小林一茶

雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る小林一茶

季語である「雀の子」は春を表す言葉です。

またこの句は破調といって、俳句の定型である5、7、5を破った形になっています。

そうすることでインパクトを与え、口ずさみやすいリズムにしているのですね。

この句では雀に対して、早くそこからどかないと馬に踏みつぶされるよと言っています。

小さな雀の命を守りたいというやさしい人柄が伝わってくる作品です。

この俳句は、小林一茶が信濃で過ごした際の句をまとめた文集『おらが春』に収録されていますよ。

春風に ふき出し笑う 花もがな松尾芭蕉

春風に ふき出し笑う 花もがな松尾芭蕉

「ふき出し笑う」は、春の花の開花を表す言葉です。

春に美しく咲く花を、まるで生き物が飛び出し笑っているかのように表現するのがステキですよね。

春の美しい情景と共に、その軽やかでなごやかな雰囲気までもがこの作品からは伝わってきます。

春は気候も良くお出かけ日和も多い季節。

草花が芽吹き生命力に満ちる時期でもあるので、ぜひこの作品のような花々を見にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

きっと忘れられない思い出になりますよ。

すごすごと 摘やつまずや 土筆宝井其角

すごすごと 摘やつまずや 土筆宝井其角

季語は「土筆」で「つくし」と読みます。

春といえば土筆という印象を持っておられる方も多いのではないでしょうか?

土筆は遊びにも使えますし、佃煮にしてもおいしいですよね!

この句はそんな土筆をテーマにした春の句なのですが、楽しげな雰囲気はあまりなく、もくもくとを意味する「すごすごと」があることで、なんとなく土筆をひたすら作業のように集めている様子に感じます。

どうして土筆を摘んでいるのか気になる作品ですよね。

笋の うんぷてんぷの 出所かな小林一茶

笋の うんぷてんぷの 出所かな小林一茶

この句にある「うんぷてんぷ」は、漢字にすると「運否天賦」です。

運や不運は天命である、運を天に任せる、という意味ですね。

つまりこの句は、季語である笋の出所は天が決めると言っているのでしょう。

あえて運否天賦という言葉を使うのが、小林一茶らしいと言えるかもしれません。

三月ごろになると春の味覚である笋掘りに出かける方も多いですよね。

なかなか見つからないその姿に諦めそうになったとき、この句を思い出すかもしれません。

鶯や 柳のうしろ 藪の前松尾芭蕉

鶯や 柳のうしろ 藪の前松尾芭蕉

鶯は春になると「ホーホケキョ」と鳴いて、春の訪れを教えてくれる小さな鳥です。

松尾芭蕉は、鶯が柳の木の後ろから藪(やぶ)の手前へと、せわしなく飛び移りながら鳴いている様子を見ていました。

「や」は、その声を呼びかけるような軽やかな音です。

芭蕉は足を止めて、まるで鶯を追いかけるように、その動きを目でたどっています。

柳の緑や藪の木々に囲まれた春の野原で、小さな鳥があちこち行ったり来たりする、忙しくもいきいきした姿が目に浮かぶ一句です。

読み手も、鶯の鳴き声とともに、春の景色の中で過ごす穏やかな時間を楽しめます。

故郷や どちらを見ても 山笑ふ正岡子規

故郷や どちらを見ても 山笑ふ正岡子規

春の明るい情景が浮かぶ作品をご紹介しますね。

この俳句は正岡子規が故郷の春を思い詠んだ句と言われています。

季語は「山笑ふ」で、春の山の草花が一斉に芽吹くような、生命力あふれる温かな風景を連想させます。

「どちらも見ても」という言葉で、どこを見ても春の気配が感じられるのだと分かりますね。

春は誰もが心の踊る季節です。

この句を詠んだ正岡子規もきっとそうだったのでしょう。

故郷の春を思いだしふっと目を閉じたくなる作品です。

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