クラシック音楽や吹奏楽には欠かせない楽器となった木管楽器のフルート。
この楽器の歴史は古く、古代から存在していたようです。
現在のフルートの形になったのは18世紀半ばのドイツだそうです。
今回は高音域からこんな低い音まで出せるの?
という音域の広さにびっくりするような曲や、連符や早いパッセージがある技巧的な曲までクラシック音楽の名曲、吹奏楽、ゲーム音楽までフルートが大活躍する名曲をピックアップしました。
優しくて美しい音色がするフルートの魅力を発見していきませんか?
【フルート】フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲(1〜10)
フルート協奏曲 第1楽章尾高尚忠

日本のクラシック音楽史に大きな足跡を残した尾高尚忠さんが作曲した『フルート協奏曲』。
本作は1951年3月に初演された作品で、第1楽章は明るく推進力のある旋律のなかに日本的な音階が織り込まれているのが魅力です。
フルートの華やかさと、オーケストラとの立体的な対話が見事に調和しています。
軽妙なアタックや繊細なニュアンスが求められるため、演奏者の表現力を存分に発揮できる1曲。
コンクールや演奏会でよく取り上げられ、日本のフルート作品として今も色あせない輝きを放っています。
歌劇「カルメン」第1組曲より「間奏曲」Georges Bizet

フルートの透明感ある優しい響きを存分に堪能できる名作といえば、フランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼーが手がけたオペラからのこの1曲。
派手な技巧よりも音色の純度や流れるような美しい旋律が求められ、気品あふれる静けさが表現されています。
1875年3月に初演された舞台作品の幕間に演奏される音楽として作られ、のちに友人の手によって管弦楽組曲の一部として編さんされた歴史があります。
情念渦巻く物語のなかで、ふと訪れる安らぎを描いた本作。
優雅なひとときを過ごしたい方や、美しい音色で心を落ち着かせたいシチュエーションに、ぜひオススメしたい傑作です。
戯曲「アルルの女」より第2組曲 第3曲「メヌエット」Georges Bizet

ジョルジュ・ビゼー作曲の戯曲「アルルの女」より第2組曲 第3曲【メヌエット】です。
「カルメン」や「真珠採り」と並ぶ、19世紀フランスの作曲家ビゼー氏の代表作です。
フルートが美しいメロディーを奏でるこの曲は、「アルルの女= 第3曲メヌエット」と連想されるほど有名で、今や本曲単体で演奏されるほど人気かつ、フルートを代表とするレパートリーの一つです。
難易度もちょうどよい曲で、フルートを始めたての方にもよい練習曲になっています。
幻想曲 Op.79Gabriel Urbain Fauré

フランス近代音楽の扉を開いたガブリエル・フォーレさん。
彼がパリ音楽院の試験課題として作曲したこちらのフルートとピアノのための作品は、前半の夢見るような旋律と、後半の華やかな技巧が共存する名曲として広く愛されています。
フルートが言葉を持たない歌手のように歌い上げる美しさは、聴く人を魅了します。
この楽曲は1898年7月にコンクールで公開され、第1位を獲得した学生の演奏によって世に広まりました。
本作のメロディは劇付随音楽『ペレアスとメリザンド』の一部にも転用されており、舞台作品との関わりが深いことでも知られています。
フルートの多彩な表現力や上品な響きを存分に味わいたいときに、ぜひ耳を傾けてみてください。
管弦楽組曲 第2番ロ短調 BWV.1067より第2曲「ポロネーズ」J.S.Bach

クラシック音楽の歴史において欠かせない偉大な存在である、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが手がけた、フルートが優雅に活躍する作品。
堂々とした3拍子の歩みと、後から続く変奏部分での繊細で機動的なフルート技巧の対比が非常に魅力的です。
ロ短調の引き締まった優雅さと内面的な華やかさが前面に出ており、聴くほどに均衡のとれた美しさが見えてきます。
気品ある美しい旋律は、静かな休日の午後にゆったりとお茶を楽しみたい人にオススメですよ!
アレグロとメヌエット 2楽章.メヌエット・アッサイ・アレグレットLudwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンさんが1792年8月に作曲したとされる二重奏曲の第2楽章『アレグロとメヌエット ト長調 WoO 26』。
2本のフルートのために書かれた本作は、若き日の作曲家が親しい友人に贈ったとされる温かみのある作品です。
軽やかで優美な三拍子の舞曲のなかで、2本のフルートが寄り添うように旋律を受け渡す様子がとても魅力的ですね。
華やかな超絶技巧ではなく、息の合った純度の高いハーモニーが求められるため、アンサンブルの美しさを存分に味わうことができます。
フルート特有の透明感のある明朗な音色に癒やされたい方に、ぜひ聴いていただきたい一曲です。
牝山羊の踊りArthur Honegger

フランスの六人組の一員として知られるアルテュール・オネゲルさんが手掛けた、無伴奏フルートのための有名な小品。
わずか数分のなかに静と動が鮮やかに切り替わる構成で、岩場を軽快に跳ね回る動物の姿や野性味が表現されています。
1921年12月に初演されたサシャ・デレクの戯曲のための付随音楽として作曲された本作は、ヴァンサン・リュカさんのアルバム『The Art of the Solo Flute』などにも収録されています。
伴奏がないからこそ、奏者の呼吸や音色だけで情景が描き出されるのが素晴らしいですよね。
フルート1本で劇的な世界観を堪能したいシチュエーションや、表現の奥深さを味わいたい方にぜひオススメです!







