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フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲

クラシック音楽や吹奏楽には欠かせない楽器となった木管楽器のフルート。

この楽器の歴史は古く、古代から存在していたようです。

現在のフルートの形になったのは18世紀半ばのドイツだそうです。

今回は高音域からこんな低い音まで出せるの?

という音域の広さにびっくりするような曲や、連符や早いパッセージがある技巧的な曲までクラシック音楽の名曲、吹奏楽、ゲーム音楽までフルートが大活躍する名曲をピックアップしました。

優しくて美しい音色がするフルートの魅力を発見していきませんか?

フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲(11〜20)

歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より精霊の踊りChristoph Willibald Gluck

クリストフ・ヴィリバルト・グルック作曲の歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より【精霊の踊り】です。

グルックはドイツに生まれ、現在のオーストリアとフランスで活躍したオペラの作曲家で、本曲も「オルフェオとエウリディーチェ」は3幕から成るオペラ作品によるグルック氏の最も有名な作品となっています。

【精霊の踊り】は、このオペラの第2幕第2場で演奏される曲で、天国の野原で精霊たちが踊る場面を表しています。

本曲ではフルートソロによる演奏で構成されているため、旋律はオペラから独立して演奏されることも多く、フルートの名曲となっています。

フルート協奏曲Jacques Ibert

フランスの作曲家ジャック・イベールが1932年に作曲した本作は、フルートの魅力を存分に引き出す名曲として知られています。

優雅で古典的な第1楽章、情熱的な第2楽章、そして「空中に停止した花火のよう」と評された第3楽章と、変化に富んだ構成が特徴的です。

1934年にパリで初演された際、イベールはマルセイユのホテルでラジオ放送を聴きながら微笑んだそうです。

フルート奏者のマルセル・モイーズにささげられた本作は、フルートの技巧を存分に楽しめる一曲。

フルートの魅力に惹かれる人にぜひ聴いてほしい楽曲です。

Earth村松崇継

【高木綾子 earth】T.Muramatsu-“earth” by Ayako Takagi of live performance with pianist Itsuko Sakano.
Earth村松崇継

村松崇継さんが高木綾子さんにささげた本作はフルートの美しい音色が輝く名曲で、一人のフルート奏者が世界を旅するイメージで作られています。

フルートの演奏で危機に瀕する地球を救おうとする壮大なストーリーが込められており、ピアノ伴奏もフルートに寄り添うオーケストラの役割を果たしています。

2003年10月に高木綾子さんのアルバム『EARTH』に収録され、彼女の素晴らしい才能によってさらに昇華された楽曲となっています。

フルートの魅力を存分に味わいたい方や、壮大な物語を音楽で感じたい方におすすめの一曲です。

牧神の午後への前奏曲Claude Debussy

クロード・ドビュッシー作曲の「牧神の午後への前奏曲」です。

フランスの作曲家ドビュッシー氏によって1892年から1894年にかけて作られました。

ドビュッシー氏が敬意していた詩人ステファヌ・マラルメの「牧神の午後」に感銘を受け、牧神の象徴「パンの笛(木管楽器の一種)」をイメージする楽器、フルートを重要楽器として作曲されています。

牧神を示す主題はフルートの音域では楽器の構造上出しにくい音域から始まるのですが、ドビュッシーは逆手に取りぼんやりとした独特な曲想を作り出すことに成功していて、さずが印象主義音楽派の創始者ともいわれる天才さがわかる曲にもなっています。

交響組曲「ドラゴンクエスト VII ~ エデンの戦士たち」より「魔法のじゅうたん」すぎやまこういち

フルートの音色が魅力的に活躍する楽曲です。

空を自由に飛ぶ絨毯に乗って冒険する様子を、軽快で浮遊感のある旋律で表現しています。

高音の管楽器や弦楽器が効果的に使われ、広大な景色を見下ろすような壮大さと、ワクワクとした冒険心をかき立てるメロディが印象的です。

本作は2000年に発売されたアルバム『交響組曲 ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』に収録され、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によって演奏されました。

すぎやまこういちさんらしいクラシック要素を取り入れた楽曲で、ゲーム音楽の芸術性を高めた点でも評価されています。

フルートの魅力を感じたい方や、音楽で冒険気分を味わいたい方におすすめです。

フルート協奏曲尾高尚忠

尾高尚忠作曲の「フルート協奏曲」です。

尾高尚忠さんは、1911年、東京府(現在の東京都)生まれの作曲家、指揮者です。

この曲は作曲者最後の作品で、小編成オーケストラ版が1948年に初演され、その後大編成オーケストラ版の改訂を進めていましたが、未完に終わりました。

第1楽章:アレグロ コン スピリット、第2楽章:レント、第3楽章:モルト ヴィヴァーチェの3つの曲で構成されています。

フルートの作品としては日本発の日本人作曲家によるクラシック音楽の名曲です。

フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲(21〜30)

フルートと管弦楽のためのコンチェルティーノ Op.107Cécile Chaminade

フルートの魅力を存分に引き出す名曲です。

優雅な主題が印象的なこの作品は、技巧的な難しさと感情表現の豊かさを兼ね備えています。

1902年にパリ音楽院の課題曲として書かれ、フルートの巨匠ポール・タファネルに献呈されたそうです。

フルートのさまざまな音域や技巧を駆使した華麗なパッセージが随所にちりばめられており、聴く人の心をつかんで離しません。

愛と情熱が込められた旋律は、まるで恋物語を聴いているかのような感動を与えてくれます。

フルート愛好家はもちろん、クラシック音楽ファンにもおすすめの一曲ですね。