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フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲

クラシック音楽や吹奏楽には欠かせない楽器となった木管楽器のフルート。

この楽器の歴史は古く、古代から存在していたようです。

現在のフルートの形になったのは18世紀半ばのドイツだそうです。

今回は高音域からこんな低い音まで出せるの?

という音域の広さにびっくりするような曲や、連符や早いパッセージがある技巧的な曲までクラシック音楽の名曲、吹奏楽、ゲーム音楽までフルートが大活躍する名曲をピックアップしました。

優しくて美しい音色がするフルートの魅力を発見していきませんか?

もくじ

フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲(1〜20)

管弦楽組曲 第2番ロ短調 BWV.1067より第7曲「バディネリ」J.S.Bach

クラシック名曲 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番 第7曲 《バディネリ》
管弦楽組曲 第2番ロ短調 BWV.1067より第7曲「バディネリ」J.S.Bach

バロック時代を代表する作曲家J.S.バッハの代表作の一つです。

フルートが主役となる軽快な2拍子の舞曲で、技巧的な演奏が特徴的ですね。

フルートの魅力が存分に発揮される本作は、その軽やかな旋律と華やかな音色で多くの人々を魅了してきました。

バッハがケーテン宮廷楽団の楽長を務めていた1717年から1723年の間に作曲されたと推定されています。

映画やテレビ番組、CMなどでも使用され、幅広い層に親しまれている楽曲です。

フルート奏者のレパートリーとしても人気が高く、演奏会のアンコールピースとしてもよく取り上げられています。

心が軽くなるような優雅な雰囲気を味わいたい時におすすめの一曲です。

Earth村松崇継

【高木綾子 earth】T.Muramatsu-“earth” by Ayako Takagi of live performance with pianist Itsuko Sakano.
Earth村松崇継

村松崇継さんが高木綾子さんにささげた本作はフルートの美しい音色が輝く名曲で、一人のフルート奏者が世界を旅するイメージで作られています。

フルートの演奏で危機に瀕する地球を救おうとする壮大なストーリーが込められており、ピアノ伴奏もフルートに寄り添うオーケストラの役割を果たしています。

2003年10月に高木綾子さんのアルバム『EARTH』に収録され、彼女の素晴らしい才能によってさらに昇華された楽曲となっています。

フルートの魅力を存分に味わいたい方や、壮大な物語を音楽で感じたい方におすすめの一曲です。

フルート協奏曲Jacques Ibert

フランスの作曲家ジャック・イベールが1932年に作曲した本作は、フルートの魅力を存分に引き出す名曲として知られています。

優雅で古典的な第1楽章、情熱的な第2楽章、そして「空中に停止した花火のよう」と評された第3楽章と、変化に富んだ構成が特徴的です。

1934年にパリで初演された際、イベールはマルセイユのホテルでラジオ放送を聴きながら微笑んだそうです。

フルート奏者のマルセル・モイーズにささげられた本作は、フルートの技巧を存分に楽しめる一曲。

フルートの魅力に惹かれる人にぜひ聴いてほしい楽曲です。

シシリエンヌ Op.78Gabriel Urbain Fauré

Cocomi & Kaori Muraji – Sicilienne(Live Video)
シシリエンヌ Op.78Gabriel Urbain Fauré

ガブリエル・フォーレ作曲の「シシリエンヌ Op.78」です。

1893年に作曲されたフォーレの代表曲のひとつで、もともとはヴァイオリンの曲として作曲されたものですが、のちにチェロとピアノ、フルートとピアノのための編曲も行われてフルートでも多く演奏されるレパートリーのひとつになりました。

シチリアーノという舞曲は、イタリアのシチリア地方を起源とし3拍子のリズムに乗って踊られるもので、わかりやすい旋律とときおり見せる不安定なハーモニーの使い方が幻想的な雰囲気を醸し出しています。

歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より精霊の踊りChristoph Willibald Gluck

クリストフ・ヴィリバルト・グルック作曲の歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より【精霊の踊り】です。

グルックはドイツに生まれ、現在のオーストリアとフランスで活躍したオペラの作曲家で、本曲も「オルフェオとエウリディーチェ」は3幕から成るオペラ作品によるグルック氏の最も有名な作品となっています。

【精霊の踊り】は、このオペラの第2幕第2場で演奏される曲で、天国の野原で精霊たちが踊る場面を表しています。

本曲ではフルートソロによる演奏で構成されているため、旋律はオペラから独立して演奏されることも多く、フルートの名曲となっています。

交響組曲「ドラゴンクエスト VII ~ エデンの戦士たち」より「魔法のじゅうたん」すぎやまこういち

フルートの音色が魅力的に活躍する楽曲です。

空を自由に飛ぶ絨毯に乗って冒険する様子を、軽快で浮遊感のある旋律で表現しています。

高音の管楽器や弦楽器が効果的に使われ、広大な景色を見下ろすような壮大さと、ワクワクとした冒険心をかき立てるメロディが印象的です。

本作は2000年に発売されたアルバム『交響組曲 ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』に収録され、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団によって演奏されました。

すぎやまこういちさんらしいクラシック要素を取り入れた楽曲で、ゲーム音楽の芸術性を高めた点でも評価されています。

フルートの魅力を感じたい方や、音楽で冒険気分を味わいたい方におすすめです。