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フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲

クラシック音楽や吹奏楽には欠かせない楽器となった木管楽器のフルート。

この楽器の歴史は古く、古代から存在していたようです。

現在のフルートの形になったのは18世紀半ばのドイツだそうです。

今回は高音域からこんな低い音まで出せるの?

という音域の広さにびっくりするような曲や、連符や早いパッセージがある技巧的な曲までクラシック音楽の名曲、吹奏楽、ゲーム音楽までフルートが大活躍する名曲をピックアップしました。

優しくて美しい音色がするフルートの魅力を発見していきませんか?

もくじ

フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲(1〜20)

牧神の午後への前奏曲Claude Debussy

クロード・ドビュッシー作曲の「牧神の午後への前奏曲」です。

フランスの作曲家ドビュッシー氏によって1892年から1894年にかけて作られました。

ドビュッシー氏が敬意していた詩人ステファヌ・マラルメの「牧神の午後」に感銘を受け、牧神の象徴「パンの笛(木管楽器の一種)」をイメージする楽器、フルートを重要楽器として作曲されています。

牧神を示す主題はフルートの音域では楽器の構造上出しにくい音域から始まるのですが、ドビュッシーは逆手に取りぼんやりとした独特な曲想を作り出すことに成功していて、さずが印象主義音楽派の創始者ともいわれる天才さがわかる曲にもなっています。

フルート協奏曲尾高尚忠

尾高尚忠作曲の「フルート協奏曲」です。

尾高尚忠さんは、1911年、東京府(現在の東京都)生まれの作曲家、指揮者です。

この曲は作曲者最後の作品で、小編成オーケストラ版が1948年に初演され、その後大編成オーケストラ版の改訂を進めていましたが、未完に終わりました。

第1楽章:アレグロ コン スピリット、第2楽章:レント、第3楽章:モルト ヴィヴァーチェの3つの曲で構成されています。

フルートの作品としては日本発の日本人作曲家によるクラシック音楽の名曲です。

フルートの名曲。フルートが活躍するおすすめの曲(21〜40)

フルート協奏曲 イ短調Alessandro Scarlatti

フルート協奏曲 イ短調 A.スカルラッティ
フルート協奏曲 イ短調Alessandro Scarlatti

バロック時代のイタリアを代表するアレッサンドロ・スカルラッティによるフルートのための名曲です。

フルート、弦楽器、通奏低音で演奏される5楽章構成の本作は、明るく活動的な雰囲気から感情が豊かな表現まで、幅広い音楽性が魅力です。

1715年にナポリで作曲された12作品のシリーズの一部であり、バロック音楽の特徴である対位法や和声の美しさが存分に活かされています。

フルートと弦楽器の掛け合いが印象的で、聴く人を魅了する情熱的な演奏が楽しめます。

クラシック音楽ファンはもちろん、バロック音楽に興味のある方にもおすすめの一曲です。

フルートと管弦楽のためのコンチェルティーノ Op.107Cécile Chaminade

フルートの魅力を存分に引き出す名曲です。

優雅な主題が印象的なこの作品は、技巧的な難しさと感情表現の豊かさを兼ね備えています。

1902年にパリ音楽院の課題曲として書かれ、フルートの巨匠ポール・タファネルに献呈されたそうです。

フルートのさまざまな音域や技巧を駆使した華麗なパッセージが随所にちりばめられており、聴く人の心をつかんで離しません。

愛と情熱が込められた旋律は、まるで恋物語を聴いているかのような感動を与えてくれます。

フルート愛好家はもちろん、クラシック音楽ファンにもおすすめの一曲ですね。

行進曲「星条旗よ 永遠なれ」John Philip Sousa

スーザ 行進曲「星条旗よ 永遠なれ」 1976
行進曲「星条旗よ 永遠なれ」John Philip Sousa

100曲以上行進曲を作曲したことから『マーチ王』と称されるジョン・フィリップ・スーザ作曲の行進曲「星条旗よ永遠なれ」です。

スーザ作曲の世界中で有名なマーチです。

吹奏楽部に入部したらよく演奏される1曲なので、部活でフルートを吹いてたという方はこの曲にチャレンジした方も多いのではないでしょうか。

冒頭は金管楽器に圧倒されてしまいますが、Trioからの木管楽器の流れるようなメロディー、そして何と言ってもピッコロのSoli.!

ピッコロはフルートの仲間で楽器自体はフルートより小さく、音は1オクターブ高い音が出る楽器です。

このピッコロがなんとも言えない高揚感を誘います。

フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 Kv.299Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルト フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K299 第1楽章
フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 Kv.299Wolfgang Amadeus Mozart

オーストリアの作曲家で知らない人はいないというくらいのクラシック作曲家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトによる「フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 Kv.299」です。

この曲は、フランス貴族のお嬢さんが結婚するにあたり、この家で作曲の家庭教師をしていたモーツァルトに父親が依頼して作られることになりました。

お嬢さんがハープの、父親がフルートの愛好家であったため、この2つの楽器の協奏曲が完成しました。