【食の都】福岡県に関する雑学&豆知識まとめ
博多ラーメンや辛子明太子、屋台文化に、と食べ物に関する魅力的なスポットがたくさんある福岡県。
食べ物以外にも、福岡ソフトバンクホークスの本拠地であるPayPayドームや、門司港レトロ、宮地嶽神社など、たくさんの観光スポットも見逃せない場所です。
この記事では、そんな福岡県に関する雑学&豆知識を紹介します。
県民の方は知っている、あるあるともなるけれど、他県の方からすればびっくりというようなお話もありますよ。
この記事をきっかけに、福岡の魅力をより一層感じてみてくださいね!
【食の都】福岡県に関する雑学&豆知識まとめ(1〜10)
名産品「あまおう」の名前は、あかい、まるい、おおきい、うまいの頭文字からつけられた

福岡県や栃木県など日本各地にあるイチゴの名産地。
いちごが旬の季節には、いちご狩りの特集をネットなどで見る機会も多いのではないでしょうか。
収穫できるいちごの名前も、いちごの特徴からきているものもあるようです。
福岡県で収穫できるあまおうの名前の由来は、あかい、まるい、おおきい、うまいの頭文字からきています。
あまおうは、福岡県が6年かけて開発したブランドいちごです。
品質のよいいちごを生産することで、農家の利益の向上につなげていく狙いがあったようですよ。
そのため、あまおうはブランド力を上げる目的もあり福岡県以外で生産はできません。
「いっせーのーせ」は福岡弁で「さんのーがーはい」

重いものを持つときなど、数名で息を合わせたいときなどに使われる掛け声。
全国的にみると、さまざまな掛け声があり違いがあるようです。
福岡県の場合は「いっせーのーせ」は、「さんのーがーはい」と言います。
一説によると、歌うときの「さん、はい」が語源だそうです。
この掛け声を使用している方の中には、自然に生活になじんでいる言葉なので方言とは気づかなかった方も多いようです。
さんのーがーはい以外にも、さんはい、せーの、ヤ―、オイサなど、使う場面にあった掛け声を使うそうですよ。
体育での「座れ」や「立て」の号令には「やー」と言いながら答える

学校で使われる号令には、日本各地で違いがありますよね。
福岡県では、体育で「座れ」や「立て」の号令の際に「やー」と答えるそうです。
由来には諸説ありますが、一つは博多を代表するお祭りの博多祇園山笠の掛け声「ヤー」からきている説。
もう一つは、昭和15年の日伊独三国同盟が由来の説です。
日本にドイツ教育理念が伝わり、ドイツ語のはい、にあたる言葉が「ヤー」に聞こえたことが挙げられます。
ちなみに、福岡県以外にも大阪、四国、兵庫の方でも「ヤー」が使われている地域があるそうですよ。
日本で1番大きい木造座像がある

日本で一番大きな大仏が、福岡県にあります。
「日本で一番大きい大仏は、奈良の大仏じゃないかな」と思った方もいるでしょう。
または茨城県の牛久大仏が浮かんだ方もいるかもしれませんね。
日本で1番大きい大仏といっても種類があり、立ち上がった状態や座った状態などで変わります。
さらに、大仏に使われている材質や製造方法でも分けられますよ。
福岡県の仏像は、木造で座った状態では、日本で1番の大きさを誇っています。
昭和63年に彫刻が始まり、4年の歳月を経て完成しました。
大仏様の台座内を巡る、地獄極楽巡りでは暗闇の中に恐ろしい絵巻物が飾ってあるなど地獄を体験できるそうです。
福岡県に行く機会がある際には、日本で1番大きい大仏様見学と台座巡りを体験してみてくださいね。
うどん、そば、まんじゅうの発祥の地は博多

食卓やテーブルに並ぶこともある、うどんやそばやまんじゅうの発祥の地が博多なのはご存じでしょうか。
福岡市にある承天寺を開いたお坊さんは、1241年に中国から帰国した際に製粉の技術も持ち帰ってきたそうです。
今までに日本にはなかった画期的な製粉技術でした。
そのため、うどんやそばの粉物の食文化も全国へ広まっていったそうです。
まんじゅうも、承天寺のお坊さんが、親切にもてなしてくれた茶屋の店主に酒まんじゅうの作り方を教えたと伝えられています。
承天寺には、うどん、そば発祥の地の石碑も建っているそうです。
ホワイトデーの起源は福岡県

海外が発祥の由来とされるバレンタインデーですが、ホワイトデーは福岡県で誕生しました。
福岡県博多区にある、明治時代から続く老舗の和菓子屋さんが最初にマシュマロデーとして始めたそうですよ。
新商品のアイディアを探すために、少女雑誌を読んでいた和菓子屋さんの社長が、ある一文を読んでひらめきました。
その一文には「バレンタインデーのお返しがないのは不公平」と書かれてあったそうです。
「男性から女性へマシュマロを贈る日を、販売している商品をもとに作れないかな」と考え、チョコレートをマシュマロで包んだ商品を開発します。
当初は開発したマシュマロを販売するマシュマロデーとして始めました。
もっと幅広くバレンタインデーのお返しの文化にするために、マシュマロの白からとったホワイトデーになったそうですよ。
博多ポートタワーは東京タワーや通天閣と兄弟

博多港に建ち、シンボル的な存在の博多ポートタワー。
展望台からは海に浮かぶ島々や港を行きかう船や、ビルが立ち並ぶ福岡の街並みが望めます。
この博多ポートタワーを含めた日本にあるタワーには、兄弟関係のものがあることはご存じでしょうか。
戦後6つのタワーを建築家である内藤多仲さんが設計したことから、日本のタワー6兄弟と呼ばれているそうですよ。
内藤多仲さんは、名古屋のテレビ塔や東京タワーや通天閣などを手掛けたあとに、最後に博多ポートタワーの設計をしました。
つまり、博多ポートタワーは、6兄弟の中で一番下にあたります。
それぞれタワーのデザインに個性があるところも、魅力の一つですね。