思わずくすっと笑ってしまうおもしろい名言
人生の本質をついた名言に出会うと、思わずニヤリとしてしまうことってありませんか?
各分野の偉人たちは、重みのある言葉とともに、ユーモアたっぷりな面白い名言も数多く残しています。
頭ではわかっているけれど、つい忘れがちな人生の真理を、シニカルな笑いとともに教えてくれる言葉の数々。
この記事では、思わず誰かに話したくなる人生の本質をついた面白い名言を紹介します。
きっとあなたの人生観をくすっと笑いながら豊かにしてくれるでしょう。
人間関係の皮肉な名言(11〜20)
善人は犬の前でも恥ずかしさを感じる時があるアントン・チェーホフ

ロシアを代表する劇作家であり小説家でもあったアントン・チェーホフさん、短編の中での巧みな文章が印象的ですよね。
そんな偉大なる作家の言葉の中でも、善人と呼ばれる人物がどのようなものかに注目した名言です。
善人は人からの視線を気にしているもので、その恥ずかしいという感情を犬にまで感じる瞬間があるのだと表現しています。
自分がどのようにみられるのか、どのような影響を与えるのかを考えられる人こそ、善人なのだと伝えるような言葉ですね。
愛は鼻くそみたいなもの。あなたはどうにかしてほじくり出そうとする。でもようやく手に取ると、あなたはその処分に困ってしまうメイ・ウエスト

アメリカで女優として活躍したメイ・ウエストさんは、自ら脚本を手掛けるなど、その多才さも語り継がれています。
そんな偉大な女優が残した、愛がどのようなものかということに迫っていく名言です。
「鼻くそみたいなもの」という部分がなによりも印象的で、大きく語られがちな愛も、そこまで大げさなものではないのだという考え方がしっかりと伝わってきます。
頑張って手に入れたあとはどのように歩んでいくのか、今後の進み方についても考えさせられるような言葉ですね。
医者は人間を弱いもの、弁護士は人間を悪いもの、牧師は人間を愚かなものと見る。アルトゥル・ショーペンハウアー
立場や役割によって物の見え方や考え方が変わることって経験がありますか?
恐らく大人の方の多くが経験したことがあるであろうその状況を言い表したのがこの名言です。
発言の主は19世紀のポーランドの哲学者、アルトゥル・ショーペンハウアーです。
医者は病で弱った人ばかりと出会うし、弁護士は罪を犯した人とたくさん会い、牧師は罪を懺悔する人とよく会いますよね。
職業病という言葉がありますが、それに近い感覚をうまく言葉にしていますね。
馬鹿には会いたくないというのなら、まず自分の鏡を壊すことだ。フランソワ・ラブレー

皮肉たっぷりな言葉の中に、正しく真っすぐに生きるためのヒントが隠されているのがこの言葉です。
「馬鹿には会いたくない」と傲慢なことを言っている人に対し「馬鹿はあなただよ」と言わんばかりの切れ味の鋭い言葉ですよね。
この言葉を言ったのは16世紀のフランスの作家フランソワ・ラブレーです。
なかなか衝撃的な言葉ではありますが、傲慢なことや人の悪口を言わずに慎ましく生きることこそが大切であるというメッセージが感じられます。
どうせどの夫を選んだって大差ないんだから、最初のをつかんでおけばいいのよ。アデラ・ロジャーズ・セント・ジョンズ

アメリカの女性ジャーナリストのアデラ・ロジャーズ・セント・ジョンズが残した結婚にまつわる言葉です。
彼女は人生で3度の離婚を経験しているそうで、そんな彼女が「どの夫も変わらない」と言うと、圧倒的な説得力がありますよね……。
そしてどうせ変わらないのであれば、1番初めに結婚した夫とずっと一緒に居るのがいいと彼女は語ります。
やはり離婚するにも再婚するにも時間と労力がかかりますし、やはり一度は思いあって結婚したのですからその縁を大切にしたいですよね。
一瞬ギョッとしてしまうような言葉ですが、その裏には初めの夫への思いがあるのかもしれませんね。