思わずくすっと笑ってしまうおもしろい名言
人生の本質をついた名言に出会うと、思わずニヤリとしてしまうことってありませんか?
各分野の偉人たちは、重みのある言葉とともに、ユーモアたっぷりな面白い名言も数多く残しています。
頭ではわかっているけれど、つい忘れがちな人生の真理を、シニカルな笑いとともに教えてくれる言葉の数々。
この記事では、思わず誰かに話したくなる人生の本質をついた面白い名言を紹介します。
きっとあなたの人生観をくすっと笑いながら豊かにしてくれるでしょう。
人生の本質を突く名言(11〜20)
酒は人類にとって最大の敵かもしれない。だが聖書はこう言っている、「汝の敵を愛せよ」とフランク・シナトラ

歌手としてだけでなく俳優としても活躍したフランク・シナトラさん、多くのミュージシャンに影響を与えました。
そんな20世紀のアメリカを代表するシンガーのひとりとしても語り継がれる人物による、自分とお酒との関係を示した楽しげな雰囲気の名言です。
お酒は失敗につながる可能性もあり、時には敵にもなりえる存在である、しかし聖書には「汝の敵を愛せよ」とあるので、お酒は愛すべき存在なのだというへりくつを披露しています。
どれだけ失敗しても、人はお酒をやめられないのだという、楽観的な姿勢も伝わってくるような言葉ですね。
私が猫と戯れているとき、ひょっとすると猫のほうが、私を相手に遊んでいるのではないだろうかミシェル・ド・モンテーニュ

ルネサンス期の哲学者であったミシェル・ド・モンテーニュ、人間の生き方を探求した著書『エセー』が当時のヨーロッパに大きな影響を与えました。
そんな偉大な哲学者が残した言葉の中でも、自分と猫のかかわりにおける目線の違いに注目した言葉です。
自分が猫と遊んでいるのだという、自分が主体の言葉への疑問、猫の目線からするとどのような状況なのだろうかという部分を投げかけています。
自分が猫と遊んでいるのか、猫が自分と遊んでいるのか、多角的な見方を身近な話題から提唱していますね。
あまり利口でない人は、自分が理解できないことについては何でもけなすフランソワ・ド・ラ・ロシュフコー

フランスの貴族で『箴言集(しんげんしゅう)』を執筆したモラリスト文学者、フランソワ・ド・ラ・ロシュフコーさんの言葉。
自分ができないことや理解できないことを「くだらない」「価値がない」と切り捨て、心を閉ざしてしまう人間は「利口でない」と一喝しています。
自分の判断基準だけが正解だと決めつけてしまっているような意見がネット上などであふれている昨今、耳が痛いような言葉ですよね。
ぜひ心に留め、いろいろな意見を聞く耳や柔軟で広い心を持っていたいものですね!
勇敢の誉れ高い人のなかには、ただ逃げるのが怖かっただけの人もいる。トーマス・フラー

周りから「すごい人だ」と評価を得ている勇敢な人は、皆心の根っこの部分まで本当に勇敢なのでしょうか?
「いや、実はそんなこともない」と言ってのけたのが、17世紀のイギリスの歴史家であり聖職者だったトーマス・フラーです。
彼は「逃げるのが怖かっただけで、行動を起こすしか選択肢がなかった者も居るだろう」ということを言ったんです。
一見勇敢に見えても、そこに至るプロセスはさまざまであることに気づかされますね。
とはいえ、勇敢な行動に出れたことはやはり称賛されるべきことですよね。
わが国には、言葉では言い表せぬほど尊い宝物が三つある。それは、言論の自由と良心の自由とその両者を決して使おうとしない慎重さだマーク・トウェイン

アメリカで小説家として活躍したマーク・トウェインさん、『トム・ソーヤーの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』などが代表的な作品として挙げられますね。
そんな歴史に名を残した偉大なる作家が語った、言葉に対する向き合い方を表現したような名言です。
アメリカにおける言論と良心の自由に注目、その両者があまり使われないことでうまく均衡が保たれているのだと語られています。
大切なものが使われないという皮肉も込めつつ、現状が奇跡的なバランスなのだということも表現したような言葉ですね。