思わずくすっと笑ってしまうおもしろい名言
人生の本質をついた名言に出会うと、思わずニヤリとしてしまうことってありませんか?
各分野の偉人たちは、重みのある言葉とともに、ユーモアたっぷりな面白い名言も数多く残しています。
頭ではわかっているけれど、つい忘れがちな人生の真理を、シニカルな笑いとともに教えてくれる言葉の数々。
この記事では、思わず誰かに話したくなる人生の本質をついた面白い名言を紹介します。
きっとあなたの人生観をくすっと笑いながら豊かにしてくれるでしょう。
人間関係の皮肉な名言(11〜20)
なぜ、美人はいつもつまらない男と結婚するんだろう?賢い男は美人と結婚しないからさ。サマセット・モーム

今のご時世であれば非難を浴びまくるであろう、皮肉がたっぷり込められた言葉です。
この言葉を言ったのは1900年代前半に活躍したイギリスの小説家サマセット・モームさんです。
美しい女性がなぜかつまらない男性と結婚する理由は、賢い男性は美人を選ばないからだ、つまり暗に美人な女性のことを馬鹿だと言っているんです。
あまりにトゲのある言葉なので、もしかするとサマセット・モームさんは、美しい女性に苦い思い出があるのかもしれませんね。
友情とは、誰かに小さな親切をしてやり、お返しに大きな親切を期待する契約である。シャルル・ド・モンテスキュー

「友情とはなんですか?」という問に対し、あなたならどう答えるでしょうか?
無償の愛をもって接し、損得勘定のないフラットな関係だと答える方も多いかもしれませんが、18世紀の哲学者シャルル・ド・モンテスキューはそれとはまったく逆の考えを言葉にしています。
彼は、友情とは大きなリターンを望んで小さな親切を与える関係だと言っているんですよね。
一見相手をうまく利用しているようにもとらえられる言葉ですが、もし相手も自分に対して同じように考えているとすればどうでしょうか?
互いに少ないコストでより大きな利益を得ようとしている構図になり、うまく支え合えている関係性に見えてきますよね。
哲学者らしい思慮深くおもしろい発言です。
友人とは秘密を上手にばらしてくれるもの。キャサリン・アン・ポーター

キャサリン・アン・ポーターには肩書は多く、ジャーナリスト、エッセイスト、作家、詩人、政治活動家など、どれも彼女の一面を表しているものです。
ヒット作『愚か者の船』は名優ヴイヴィアン・リー主演で映画にもなりました。
この言葉は「秘密」を誰の秘密とするかでいろんな角度から楽しめる言葉です。
1つの解釈としては、友達って何も質問しなくとも「実はさあ……」と自分の秘密をバラしてくれる、とややイジワルな立場から微笑できる、というのはどうでしょう。
でも、なんでも打ち明けられる友人がいるってすてきですよね!
微笑めば友達ができる。しかめっ面をすればしわができるジョージ・エリオット

イギリスの作家であるジョージ・エリオットは、ヴィクトリア朝を代表する作家として心理的な描写でも注目されました。
そんな偉大な作家が語りかける、笑顔でいることが何につながるのかということを軽やかに表現した名言です。
周りに笑顔を向けることを心がければ、信頼されて友人が増えていくことにつながるということを第一に伝えています。
そして、その反対のしかめっ面を続けていれば、顔のしわにしかつながらない、得るものはないのだということを、対比で描くことでコミカルに表現していますね。
恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻すゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク

恋は盲目という言葉があるように、恋心が高まっていくにつれて周りのことが見えなくなっていきますよね。
そんな誰もがおちいる可能性のある恋心による盲目が、どのように冷めるのかというその先を表現した、ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルクの言葉です。
恋の盲目は幻想による部分も大きく、結婚という現実にまで進んでいったときに、その盲目の状態からも解き放たれるのだと伝えています。
恋の行く末がどうなっていくのかも考えさせつつ、結婚がどれほどに厳しいものなのかも描いているような内容ですね。
おわりに
歴史に名を刻んだ人物たちが残した面白い名言には、人生の本質が濃密に詰め込まれています。
ときにユーモアを交え、ときに皮肉を効かせながら、彼らは深い洞察を軽やかな言葉で表現してくれました。
心が重たくなったとき、この記事で紹介した言葉たちが、あなたの心に新しい視点と温かな笑顔をもたらしてくれることでしょう。