【2025】邦楽のおすすめフュージョンバンドまとめ
ここ日本において、いわゆるフュージョンと呼ばれるジャンルは根強い人気を誇っております。
世界に名だたるフュージョンジャズのミュージシャンも多数輩出しておりますし、誰もが聴いたことのある名曲も生まれたジャンルですよね。
そこで今回は、邦楽のフュージョンバンドをピックアップ。
代表的なバンドはもちろん、あまり知られていないバンドや近年頭角を現している若手までご紹介します!
フュージョンというジャンルの中でも、邦楽のバンドだけを集めた記事は意外に少ないのでは?
最近フュージョンというジャンルに興味を持った、という方もぜひご覧ください!
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【2025】邦楽のおすすめフュージョンバンドまとめ(1〜10)
F・L・Yスペクトラム

この記事で載せた映像を実際に見た方は、バンド・メンバーの強烈な出で立ちに驚かれたのでは?
スペクトラムと名乗る彼らは2年という短い活動期間ながら、独自の音楽性と存在感で根強い支持を受けるブラス・ロックバンドです。
バック・バンドなどで活躍していたトランペット奏者の新田一郎さんを中心としてメンバーが集まり、1979年に結成。
冒頭で触れた甲冑スタイルでテレビ番組などにも出演、シカゴやブレッカー・ブラザーズといったバンドからの影響下にあり、アース・ウィンド・アンド・ファイアーなども思わせるブラスを主体としたファンキーなロック・サウンドで人気を博しました。
新田さんの特徴的なファルセット・ボーカルを始めとして、タイプの違う3人のボーカルがいる、というのも彼らの大きな武器でしたね。
2025年、名曲「F・L・Y」が何と45年の時を超えて世界的なバイラルヒットを記録して「再発見」されるというムーブも起きていますから、改めて彼らの音楽に注目してみてください!
侍Groove仮BAND

BABYMETALのサポートメンバーとして活躍したミュージシャンたちが2015年に結成した仮BANDは、日本のフュージョンシーンに新たな風を吹き込んでいます。
プログレッシブ・ロックやフュージョンを基盤に、ジャズ、メタル、ファンクなど、多彩なジャンルを融合させた独自のサウンドで注目を集めています。
メンバーには、卓越したギターテクニックで知られる藤岡幹大さん、6弦ベースを自在に操るBOHさん、ジャズテイストな演奏が持ち味の前田遊野さんが在籍。
固定メンバーにこだわらない柔軟な編成で、即興性の高いライブパフォーマンスを展開してきました。
2018年に藤岡さんが不慮の事故で逝去するまで、国内外で精力的な活動を続け、和と洋の要素を見事に調和させた楽曲で多くのファンを魅了。
テクニカルな演奏と独創的なアレンジを求める音楽ファンに強くお勧めできるバンドです。
HOPE矩形波倶楽部

ゲーム音楽に詳しい方であれば、1980年代後半、ゲームメーカー内の音楽を担当しているメンバーを中心としてバンドが結成され、ゲーム・サントラだけでなくオリジナル・アルバムのリリースなど、独自の活動を展開していた歴史を知っているかと思います。
タイトーのZUNTATAやセガのS.S.T.BANDといった人気バンドが生まれる中、コナミの音楽担当チームによって結成されたのが矩形波倶楽部です。
厳密に言えば、メーカー内の音楽チームとしては「コナミ矩形波倶楽部」という名前で、バンドとして「矩形波倶楽部」として活動しておりました。
そんな彼らは数多くの名ゲーム音楽を生み出しましたが、オリジナル・アルバムもリリースしており、デビュー作となった1990年の『矩形波倶楽部』は、T-SQUAREの安藤まさひろさんがプロデュースを担当。
ゲーム音楽とはまた違った、本格的なフュージョン・サウンドとなっております。
【2025】邦楽のおすすめフュージョンバンドまとめ(11〜20)
Whenever You Wantピラミッド

これぞ、大人のための上品かつ高品質なフュージョン・サウンド。
2005年から活動を開始したピラミッドは、ギタリストの鳥山雄司さん、ドラマーの神保彰さん、ピアニストの和泉宏隆さんという、日本の音楽シーンの中でもトップクラスの実力を持ったミュージシャンが集まり結成されたフュージョン・ユニットです。
実はこの3人は、慶應義塾高等学校在学中からのバンド仲間だったのですね。
活動は断続的ではありますが、2020年代の現在までに4枚のアルバムをリリースしており、どの作品もスムース・ジャズやクロスオーバーといったサウンドを好むリスナーの耳を楽しませてくれるサウンドが鳴らされています。
気心の知れた旧友が集まったユニットということで、高度なテクニックに裏打ちされた音楽性の中にも感じ取れる、リラックスした雰囲気が実にいい感じですね。
SUNSETBlu-Swing

Blu-Swingはいわゆる純然たるジャズ・フュージョンというわけではありませんが、クラブ・ミュージックのフィルターを通しつつ、ジャズやシティ・ポップなどをまさに「フュージョン」したような洗練された音楽性で高く評価されているグループです。
サウンド・クリエイター、音楽プロデューサーとして国内外で活躍する中村祐介さんを中心として、多彩なバックグラウンドを持ち、確かな実力を兼ね備えたプレイヤーが揃う5人組として2008年よりメジャー・デビューを果たします。
クラブ・ジャズのみならず、耳になじむ女性ボーカルとメロディを兼ね備えたJ-POP、という観点から見ても非常にクオリティの高い作品を次々と発表。
ライブ・バンドとしての実力にも定評があり、名門ジャズ・クラブに出演するのと同時に、クラブ系のアーティストのバック・バンドを務めるといったフットワークの軽さは、Blu-Swingならではのスタイルでしょう。
近年巻き起こっている、海外の音楽ファンによる日本のシティ・ポップに対する熱狂を鑑みれば、Blu-Swingの先鋭性が分かるというものでしょう。
これから彼女たちの音楽を聴こうという方は、2019年にデビュー10周年を記念してリリースされたベスト盤『BLU-SWING 10th ANNIVERSARY BEST』をオススメします!
アリババスペース・サーカス

リリースしたアルバムとしてはたったの2枚しかありませんが、日本のプログレ~フュージョンの歴史に絶大なインパクトを与えたバンドです。
バンド名にあるように、当時の日本ではあまり見られなかったファンキーかつスペーシーな音世界を展開しており、世界水準のテクニカルなバンド・アンサンブルの素晴らしさは40年以上が過ぎた2020年代の今も、色あせるものではありません。
各メンバーのミュージシャンとしてのスキルはそれこそ圧倒的ですが、後に音楽プロデューサーとして大成するベーシストの岡野ハジメさんが惜しげもなく披露する超絶技巧は特筆もので、ベーシストであれば衝撃を受けることは間違いありません。
まずは名曲『アリババ』を聴いてみてください。
日本にもこんなバンドがいたのかと、誰もが驚くことでしょう。
BelievinNANIWA EXP

1977年に結成、1986年に一度解散するも、2002年より再結成を果たして以降は精力的な活動を続け、長きに渡って関西ジャズ~フュージョン・シーンをリードし続けるバンドが、NANIWA EXPRESSです。
大阪は心斎橋の老舗ジャズ喫茶のレギュラーとして活動を続け、その強烈なライブ・パフォーマンスが評判を呼び、1982年のデビュー・アルバム『NO FUSE』で本格的な全国進出を果たします。
華麗なテクニックで魅せるハードかつメロディアスなフュージョン・サウンドはその時点で完成されており、ベーシストの清水興さんとドラマーの東原力哉さんによるリズム隊から繰り出される強烈なグルーブも、並のハードロック・バンドが裸足で逃げ出すほどの迫力を持ち合わせていました。
年間160本以上のライブというハードなツアーをこなし、コンスタントに作品をリリースしてバンドとしても成長を続けていった彼らは先述したように1986年に一度解散しています。
メンバーそれぞれのソロ活動を経て、再びNANIWA EXPRESSとして再始動した彼らも、日本のフュージョン史において重要なバンドの1つとして欠かせない存在であることは間違いないでしょう。