【初心者向け】ピアノで弾こう!カノン進行を使った曲まとめ
皆さんはいわゆる「カノン進行」と呼ばれるコード進行をご存じでしょうか。
ヨハン・パッヘルベルによる『パッヘルベルのカノン』として知られるカノンで使われている進行は、多くのJ-POPのヒット曲に引用されており、コード理論が分からずとも一度くらいは必ず耳にしている黄金のコード進行なのですね。
こちらの記事ではそんな「カノン進行」が使われている楽曲の中でも、初心者でもピアノで弾きやすい名曲を中心にまとめています。
邦楽はもちろん洋楽も含めて、時代を問わず選出したカノン進行が使われた名曲をぜひピアノで弾いてみてください!
【初心者向け】ピアノで弾こう!カノン進行を使った曲まとめ(6〜10)
Piano ManBilly Joel

ビリー・ジョエルさんの最初のヒット作である『Piano Man』。
ピアノを弾きながらやさしく語りかけるように歌うビリー・ジョエルさんの姿を、記憶している方も多いのではないでしょうか?
この曲は、アレンジされたカノン進行とカノン進行の前半部分のみが使われた進行を交互に組み合わせて構成されています。
カノン進行の安定感が、つい聴き入ってしまう心地よさをもたらしているのかもしれませんね。
同じ進行が使われている分、左手の伴奏は比較的弾きやすいはず。
メロディーに思いきり気持ちを込めて演奏しましょう!
Welcome To The Black ParadeMy Chemical Romance

アメリカのロックバンドMy Chemical Romanceが2006年にリリースしたアルバムの収録曲である『Welcome To The Black Parade』。
死を題材にしたメッセージ性の強い楽曲で、再生回数2.9億回を突破したミュージックビデオには、今なおファンたちによって称賛のメッセージが書き込まれています。
そんな厚い支持を得ている名曲の冒頭からおよそ1分40秒間は、アレンジが加わったカノン進行の繰り返し!
それほど音数が多くない部分なので、十分に和声の移り変わりを聴きながら演奏しましょう。
負けないでZARD

応援歌の定番ソングとして幅広い世代に親しまれているZARDの『負けないで』。
流れた瞬間にこの曲とわかる印象的なイントロには、実はカノン進行が使われています!
そして、サビ部分の前半部分も、同じくカノン進行!
「そばで見てるから頑張れ!」と応援する歌詞と勢いのある曲調、安定した和声進行が作用しあって、この曲の力強さを作り出しているのかもしれませんね。
同じベースの動きが繰り返されているのを把握できれば、両手奏もずいぶん楽になるはずです。
虹菅田将暉

映画『STAND BY ME ドラえもん2』の主題歌に起用された、菅田将暉さんの『虹』には、イントロから少しアレンジの加わったカノン進行が使われています。
また、その後のAメロも同じ進行、さらにサビにもカノン進行の一部が使われています。
カノン進行で統一されていることが、この曲に安定感やほのぼのとした安心感をおぼえる要素の1つになっているのかもしれません。
ぜひ、カノン進行であることがよくわかるベース音の動きを意識しながら弾いてみてくださいね!
愛は勝つKAN

「思い続ければいつかはかなう!」と片思い中や恋愛に悩む人々の背中を力強く押してくれる、KANさんの『愛は勝つ』。
次々と転調してくため、ピアノで演奏するのは難しいかもと思われる方もいらっしゃるでしょう。
ですが、実は各部分がすべてカノン進行で同じコードの繰り返しになっているため、意外におぼえやすく感覚もつかみやすいんです。
挑戦してみると意外にすんなり弾けてしまうかも!
平成の名曲をピアノで演奏してみたい方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。