RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【初心者向け】ピアノで弾こう!カノン進行を使った曲まとめ

皆さんはいわゆる「カノン進行」と呼ばれるコード進行をご存じでしょうか。

ヨハン・パッヘルベルによる『パッヘルベルのカノン』として知られるカノンで使われている進行は、多くのJ-POPのヒット曲に引用されており、コード理論が分からずとも一度くらいは必ず耳にしている黄金のコード進行なのですね。

こちらの記事ではそんな「カノン進行」が使われている楽曲の中でも、初心者でもピアノで弾きやすい名曲を中心にまとめています。

邦楽はもちろん洋楽も含めて、時代を問わず選出したカノン進行が使われた名曲をぜひピアノで弾いてみてください!

【初心者向け】ピアノで弾こう!カノン進行を使った曲まとめ

MemoriesMaroon 5

Maroon 5 – Memories PIANO COVER by Pianella Piano
MemoriesMaroon 5

『パッヘルベルのカノン』のコード進行が忠実に再現されている、Maroon 5の『Memories』。

メロディーにも非常にそっくりなフレーズが含まれているため、何となく似ていると感じたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

同じコードが延々と繰り返されるため、単調でつまらない演奏になりがちです。

メロディーを美しく響かせつつ、リズムや強弱、装飾などでたっぷり変化をつけながら弾いてみてくださいね!

Don’t Look Back in AngerOasis

Don’t Look Back in Anger – Oasis (EASY Piano Tutorial)
Don't Look Back in AngerOasis

イギリスのロックバンドOasisの2ndアルバム『(What’s the Story) Morning Glory?』の収録曲である『Don’t Look Back in Anger』。

イギリスでは「国歌」と呼ばれるほど、国民から愛されている楽曲なのだそうです。

この曲はAメロやサビにカノン風の進行が使われています。

シンプルな進行だからこそ、世代を問わず多くの方から支持されているのかもしれませんね。

まずは、ベース音だけのシンプルな左手と、メロディーから練習し、徐々に和音やリズムを足していきましょう!

Can’t Help Falling In Love (好きにならずにいられない)Elvis Presley

【好きにならずにいられない】Can’t Help Falling In Love/初心者、簡単譜読み無し、ゆっくりもあります
Can’t Help Falling In Love (好きにならずにいられない)Elvis Presley

18世紀のフランス歌曲『愛の喜び』のメロディーをモチーフに作曲されたとされている、エルビス・プレスリーさんの『Can’t Help Falling In Love (好きにならずにいられない)』。

いちずな愛を歌った歌詞と、穏やかなメロディーが印象的な楽曲です。

この曲では、暗い雰囲気の中間部以外の部分に、アレンジされたカノン進行が使われています。

静かで安定した伴奏の上に、温かみのあるメロディーを重ね、丁寧に弾いていきましょう。

チェリースピッツ

チェリー / スピッツ【ドレミ楽譜歌詞付き】初心者向けゆっくり簡単ピアノ 弾いてみた Easy Piano Tutorial Cherry SPITZ 初級
チェリースピッツ

名曲ぞろいのスピッツの作品の中でも、人気の高い『チェリー』。

失恋を乗り越えようとする姿を描いた、ちょっと切ない恋愛ソングです。

この曲のサビ前の部分には、パッヘルベルのカノンの和声進行に忠実に従った和声が使われています。

クラシカルな和声進行でも、透明感あふれる軽やかなボーカルが重なると、重々しさをまったく感じませんよね。

カノン進行で規則正しく左手が動くため、ピアノ初心者の方でもチャレンジしやすい曲の1つです。

左手を繰り返し練習して、意識しなくても弾けるくらい覚え込んでしまうと、両手合わせが楽になりますよ!

クリスマス・イブ山下達郎

「クリスマス・イブ」山下達郎【初心者でも絶対弾ける!ピアノの弾き方】☆3
クリスマス・イブ山下達郎

山下達郎さんの『クリスマス・イブ』は、カノン進行を使ったJ-POPの代表格!

雰囲気がガラッと変わった間奏部分には、パッヘルベルのカノンの進行がそのまま使われています。

メロディーも何となくバロック調というか、後半はほぼパッヘルベルのカノン!

時代は300年以上さかのぼるのに、不思議とこの曲の雰囲気とマッチしていますよね。

サビやAメロにも変化の加わったカノンが使われているため、統一感が出ているのかもしれません。

間奏をきれいに弾きこなすために、本家のカノンを練習してみるのもオススメですよ!

おわりに

カノン進行は王道中の王道だからこそ、特に日本人にとってはなじみのあるものですしピアノで弾く上でも何となくイメージしやすいという利点がありますよね。

今回紹介した楽曲はシンプルなカノン進行から変形型までさまざまなタイプのものが揃っていますから、メロディとコードの関係性を味わいながらぜひピアノ演奏を楽しんでくださいね!