ベースがうまく見える左手のフォームとは?ポイントは「カール」
見た目もかっこいいですが、運指もスムーズになるベースのフォームを紹介したいと思います。
ベース初心者の方は参考にしておきましょう。
左手はこんなふうにカールしたフォームが理想です
↓
左手は、常にカールさせておく
左手は、常にカールさせるような状態で置いておきます。
たとえば、今薬指で5フレットを押さえています。
この後人差し指で3フレットを弾かなければならない、
そんなとき手をカールさせておけば、すぐに3フレットの上に人差し指が用意できている状態になります。
↑こうなっていると、押弦するまでに、時間が掛かります。
弦のギリギリ上に指があれば、次も押さえやすいです。
微妙な差ですが大切です。
速いパッセージに有効
速い曲をプレイするときは、指も常に次の弦のことを考えながら動かなければいけません。
そういうときに、次の弦の数ミリ上に指があるだけで、曲をだいぶスムーズに弾けます。
ジャズだと、ベースソロもします。
左手をカールさせておくと、ソロのときの指も動かし易いです。
↑スーパーベーシストたちの左手は、ほとんどフレットすれすれです。
上手にみえる
指がカールしている状態だと、指が開ききっているときに比べて、見栄えがいいです。
見栄えがいいということは、上手に見えます。
同じドレミファソラシドでも、これだけ違います。
どうせ同じものを弾くんだったら、うまく見えていたほうが得です。
常にカールさせておくのは難しい
かんたんに書いていますが、常に指をカールさせておくのは難しいです。
とくにはじめのうちは、押弦している指以外の指が、浮いてきます。
これはもう仕方ないです。
大切なことは、意識すること。
「指を浮かせないようにしよう」
「ああ、今浮いちゃってたなあ」
バンドリハや個人連のときに、定期的に心掛けるようにすると、少しずつ指の形も整ってきます。
ライタープロフィール
ジャズベーシスト
星野徹
新宿ウォーキングベーススクール代表。
ジャズベーシスト・ベースインストラクター・フリーライター。
元はバリッバリのパンクロッカーの肩書きを持つベーシスト。
現在はジャズベーシストとして活動しながら、都内の音楽スクールでベース講師として働いています。