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イングランド民謡 の検索結果(1〜10)
I Will Give My Love An Appleイングランド民謡

イングランド民謡のなかでも、なぞなぞ歌として知られる面白い作品です。
愛する人へ「芯のない林檎」や「扉のない家」を贈ると歌いかける、ミステリアスな歌詞が想像力をくすぐりますよね。
本作は、その謎が後半で明かされる構成になっていて、実は自分の頭や心といった全てを捧げるという、とてもロマンティックな愛の寓意が隠されています。
素朴な五音音階の旋律が、この純粋な想いを一層引き立てているのも魅力の1つですね。
この歌は古くから伝承され、1906年にドーセット州で採譜されたという記録があります。
作曲家のベンジャミン・ブリテンさんによる編曲も有名で、テノール歌手ピーター・ピアーズさんとギタリストのジュリアン・ブリームさんによる名盤『Music for Voice and Guitar』で聴くことができます。
言葉遊びの奥に隠された深い愛情に触れたい方や、大切な人への想いを静かに噛み締めたい夜にぴったりの一曲ではないでしょうか。
Greensleevesイングランド民謡

緑の袖の貴婦人への叶わぬ想いを歌った、物悲しい調べで知られるイングランドの民謡。
この楽曲は1584年の書籍『A Handful of Pleasant Delights』に18連もの歌詞が収められ、シェイクスピアの戯曲中で言及されるほど古くから親しまれてきました。
その優美な旋律は、クリスマスキャロル『What Child Is This?』の原曲となったり、映画『How the West Was Won』で使われたりと、時代を超えて様々な形で愛されています。
歌詞に登場する女性の解釈は様々で、その謎めいた物語が本作の奥深い魅力です。
歴史のロマンに浸りたい時や、静かに心を落ち着けたい時にぴったりの作品と言えるでしょう。
Dominion of the Swordイングランド民謡

法や言論よりも力が全てを支配するという、痛烈な風刺が印象的なイングランド民謡。
元々は17世紀の内戦の混乱期に生まれたバラッドですが、現代によみがえらせたのはイギリスのフォーク界の重鎮、マーティン・カーシーさんです。
ブレトンの伝統的な旋律に乗せた、硬質なギターの響きと語るような歌声が、時代を超えたメッセージ性を際立たせていますね。
この楽曲は1988年11月発売のアルバム『Right of Passage』で聴くことができます。
シェイクスピアの歴史劇『ヘンリー六世』で主題音楽に選ばれたことも、本作の持つ物語性の強さを証明しているようです。
社会の矛盾や歴史のうねりに思いを馳せたい時に、じっくりと向き合ってみたくなる一曲なのではないでしょうか。
イングランド民謡 の検索結果(11〜20)
Clyde’s Waterイングランド民謡

イングランドやスコットランドに伝わるバラッドには、心温まるものだけでなく、胸を締め付けるような悲劇的な物語も数多く存在します。
その代表格といえるのが、別名『The Drowned Lovers』としても知られるこちらの物語歌です。
母親の反対を押し切り、愛する人のもとへ向かった若者が川に阻まれて命を落とし、それを知った恋人も後を追って水の中に身を投じるという、どこまでも悲しい恋人たちの運命が描かれています。
本作は1951年7月にジョン・ストラチャンという歌い手によって初めて録音された記録が残っており、その後多くのフォークシンガーに歌い継がれてきました。
ニック・ジョーンズさんの名盤『Penguin Eggs』や、マーティン・カージーさんのアルバム『Skin and Bone』など、歌い手によって異なる解釈を聴き比べるのも、この曲の醍醐味といえるでしょう。
Henry Martinスコットランド民謡

スコットランドの荒涼とした海と、そこで生きる人々の物語を歌い継いできたのがスコットランド民謡なのかもしれませんね。
本作は、家族を養うために海賊となる道を選んだ男の悲哀を描いた、壮大な物語詩です。
貧困から抜け出すための彼の決断は、やがてイギリスの船との運命的な対決へと繋がり、誇りを胸に抱いたまま海の藻屑と消えるという結末を迎えます。
力強くも静かなメロディが、彼の覚悟と哀愁を深く物語っているようです。
この楽曲はもともと17世紀の史実に基づくバラッドが口承されるうちに変化したもので、ウェールズの歌手フィル・タナーさんによる1937年の録音が最初の記録。
後にジョーン・バエズさんが1960年の名盤『Joan Baez』で取り上げたことで、さらに広く知られることになりました。
歴史の背景を知ると、より一層味わい深いものがありますよ。
The Trees They Grow So Highイングランド民謡

陽気なフォークソングとはまた違う、物悲しい物語が心を深く揺さぶるスコットランド起源のバラッドです。
『Long-A-Growing』や『Daily Growing』といった別名でも知られるこちらの楽曲は、父親によって歳の離れた若い少年と結婚させられた女性の悲痛な運命を歌っています。
14歳で夫となり、若くして父となり、そして16歳で戦死するという夫の短い生涯を、ただ見守ることしかできない女性の絶望と愛情が胸に迫りますね。
1907年に作曲家ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズさんが採譜して以降、アメリカのジョーン・バエズさんやイギリスのペンタングルによる名演で聞き覚えのある方もいらっしゃるでしょう。
歴史の渦に飲まれた悲恋の物語に、静かに思いを馳せたい夜にぴったりな一曲です。
Brave Benbowイングランド民謡

海の男たちの勇壮さと悲哀が詰まった、イングランドの伝承歌です。
この歌は1702年に起きた実際の海戦がもとになっており、重傷を負いながらも最後まで戦い抜いた提督の物語なのですね。
脚を失うといった血なまぐさい描写も含まれていて、そういった部分にフォークソングならではの迫力を感じさせます。
本作は1820年代にはすでに印刷物として存在し、録音としてはダニー・スプーナーによる1968年のアルバム『Soldiers and Sailors (Folksingers of Australia Volume 2)』などがあります。
また、作曲家ラルフ・ヴォーン・ウィリアムズがこの旋律を用いて組曲『Sea Songs』を1923年に編曲したという逸話も興味深いですよね。
歴史的な背景を想像しながら聴くと、また違った味わいを感じられるでしょう。

