今の20代後半から30代前半のゆとり世代にとって、ボーカロイドは思い出深い存在かもしれません。
学生時代にニコニコ動画でボカロ曲を聴きまくった日々、放課後にボカロの話で盛り上がった友達との会話。
そんな懐かしいけれどリアルな青春の記憶が、不思議とみんな共通しているんですよね。
いまやボカロPたちの音楽制作の手法やサウンドメイクは、今の音楽シーンにも大きな影響を与えています。
この記事では、ゆとり世代の心をつかんで離さないボカロ楽曲の魅力に迫っていきます!
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【ゆとり世代】懐かしいボカロの名曲。カラオケで盛り上がる曲(1〜10)
千本桜黒うさP

ニコニコ動画で青春時代を過ごした世代なら、誰もが知っているであろう名曲。
黒うさPさんが2011年9月にニコニコ動画で公開した和風ロックの金字塔です。
大正浪漫を思わせる世界観と、疾走感あふれるメロディーが見事に融合。
歌詞には西洋文化が流入する近代日本の混沌とした空気感が描かれ、華やかさの裏側にある社会への風刺が込められています。
トヨタ自動車『アクア』のCMソングに起用されたほか、小林幸子さんが紅白歌合戦で披露したことでも話題に。
カラオケでは2012年度にボカロ曲初の総合ランキング3位を獲得し、今もなお歌い継がれる定番曲です。
友人たちとカラオケで盛り上がりたいとき、あの頃の思い出を共有したいときにぴったりの一曲でしょう。
ヒバナDECO*27

2017年8月に初音ミク10周年記念コンピレーション・アルバム『Re:Start』へ収録された楽曲です。
DECO*27さんらしいエレクトリックなロックサウンドにシンセサイザーの音色が華やかに絡み合い、ミクの機械的でありながら感情的な歌声が印象的。
恋愛の不確かさや心の揺らぎ、自己否定感といった複雑な感情を描き出した歌詞の世界観がまた、深いんですよね。
リズムゲーム『太鼓の達人』にも収録されているので、カラオケで盛り上がりたいときにぜひどうぞ!
ロストワンの号哭Neru

教室の息苦しさ、答えの見えない不安、誰にも理解されない孤独。
そんな思春期の痛みをこれほどまでに鮮烈に描いた曲はほかにないかもしれません。
Neruさんによる2013年公開の楽曲は、のちに1000万再生を突破。
エッジの効いたギターサウンドと鏡音リンの感情的な歌声が絶妙に絡みあい、心の叫びを代弁してくれます。
メジャーアルバム『世界征服』にも収録され、今なお多くの人に歌い継がれている本作。
カラオケで熱唱すれば、当時抱えていたモヤモヤも吹き飛ぶはず。
学生時代を思い出したい方、いまも何かと戦っている方におすすめです。
アスノヨゾラ哨戒班Orangestar

2014年に投稿されたこのボカロ曲は、音声合成ソフト・IAを使用した楽曲として初めてニコニコ動画での神話入りを果たした作品です。
Orangestarさんの代表曲として、疾走感のあるロックサウンドと揺れ動くシンセサイザーの音色が魅力的。
明日が来ることへの不安と、それでも前へ進もうとする決意が交錯する歌詞には、多くのリスナーが共感を寄せてきました。
アルバム『未完成エイトビーツ』に収録されており、後にバンドアレンジ版もリリースされています。
カラオケで歌うなら、力を入れすぎず素直な歌声を意識すると曲の雰囲気が出るはず。
歌い手によるカバーも数多く、ボカロをあまり知らない人とのカラオケでも盛り上がれる一曲です。
砂の惑星ハチ

今や日本の音楽界をリードする存在として活躍する米津玄師さん。
彼がボカロPとして活動していた時代、ハチ名義で2017年に公開したこの楽曲は、初音ミクの10周年を記念した作品です。
荒涼とした砂漠のような世界を歩き続ける姿を描いており、エレクトロとロックが融合したサウンドに、初音ミクの歌声が響きわたる仕上がり。
公開からわずか6日でミリオン再生を達成し、ボカロ曲史上最速記録を更新しました。
ハチ時代のファンだった方なら、カラオケで盛り上がること間違いなしです!
シャルルバルーン

ニコニコ動画全盛期を駆け抜けた、バルーンさんの代表曲です。
2016年の公開以降、若い世代を中心に爆発的に広がり、2017年にはJOYSOUNDの年間カラオケランキングで1位を獲得しました。
切ない別れの物語が描かれた歌詞に、キャッチーなギターリフとリズムが印象的で、一度聴いたら耳から離れなくなる中毒性があります。
アルバム『Corridor』にも収録され、数多くのアーティストにカバーされてきました。
友人とのカラオケで盛り上がりたいときにぴったりで、難易度は高めながらも歌っていて楽しい一曲。
須田景凪名義のセルフカバーバージョンもあるので、そちらを参考に練習してみるのもおすすめです。
ロキみきとP

2018年に公開され、その勢いで瞬く間にボカロ史に名を刻んだこの一曲。
みきとPさんと鏡音リンが織りなすデュエット形式で、四つ打ちのダンスロックが炸裂します。
音楽シーンの裏側やアーティストの葛藤を描いた歌詞が印象的で、自己表現の難しさと向き合いながらも前に進もうとする若者の姿が浮かび上がってきますね。
JOYSOUNDの2019年カラオケ年間ランキングでは総合22位を記録し、アルバム『DAISAN WAVE』にも収録。
友達と集まったカラオケの場で、みんなでエレクトリックギターの音をかき鳴らすように熱唱すれば盛り上がること間違いなし!
ロキノン系サウンドが好きな方にもおすすめしたいナンバーです。






