【思い出】ボカロの懐かしい人気曲・定番曲まとめ
ネット文化とともに育ってきたと言っても過言ではないボカロ。
2004年に発売されたライブラリ「MEIKO」をきっかけとし、今にいたるまで数々の名曲が生まれ続けてきました。
とくに初音ミクが登場した2007年以降、ニコニコ動画を中心とした爆発的なボカロブームに青春の全てをささげたという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
今回この記事では、そんなシーンを形作った懐かしのボカロ曲をまとめてみました。
思い出に浸るもよし、新たな発見を探すもよしなプレイリストです!
【思い出】ボカロの懐かしい人気曲・定番曲まとめ(1〜10)
秘密警察ぶりる

『秘密警察』はぶりるさんによる楽曲で、2010年に発表。
2015年にニコニコ動画で100万再生を達成した人気曲です。
エッジの効いた高速サウンドと独特な世界観を持った歌詞世界がたまりません。
リズミカルなビート、中毒性のある歌フレーズが多くのボカロリスナーの心をつかんだんですよね。
また激アツギターソロも聴きどころ。
このかっこよさに、ぜひシビれていってください!
ドーナツホールハチ

『ドーナツホール』は、ハチこと米津玄師さんが生み出したメロディアスなボカロック。
この曲がリリースされる前にシンガーソングライターとして活動を始めていた、米津さん。
3年弱の期間を空けて久しぶりのボカロ曲発表に、当時のシーンは大いに湧き立ちました。
かっこよさと切なさを合わせ持ったサウンドが誰しもの心に刺さったんです。
ぜひ改めて『ドーナツホール』を聴いてみませんか?
いかないで想太

切ない情景を描いた楽曲で、多くのリスナーに共感を呼んだ1曲です。
想太さんが歌愛ユキをフィーチャーしたこの曲で、別れが近づく中での葛藤と切なさを表現しています。
どこかレトロで美しいメロディーと歌詞ににじむ悲しみが相まって、胸が締め付けられるんですよね。
音像も歌声も何もかもがたまらなくなるこの曲、寂しい夜や1人でいるときに寄り添ってもらえそうです。
Tell Your Worldlivetune

2007年から爆発的に広がったボカロブーム。
その中心で活躍していたlivetuneさんの手がけた『Tell Your World』は、今なお色あせない輝きを放っています。
Google Chromeのグローバルキャンペーンのタイアップソングとしてリリースされ、曲としてのクオリティの高さ、また実写映像と初音ミクを融合させたMVが当時のシーンを盛り上げました。
音楽の革命をテーマにした、キラキラ輝くエレクトロチューンです。
インターネットを通じて思いを伝えたいという願望が込められた歌詞に、背中を押されます。
ぜひプレイリストに入れましょう!
家の裏でマンボウが死んでる家の裏でマンボウが死んでるP

独特な目線で描かれる物語が特徴の『家の裏でマンボウが死んでる』。
この曲は2009年7月にニコニコ動画で発表されました。
実の姉で漫画家、波多ヒロさんが描いたイラストを動画に使用。
タイトル通り、家の裏でマンボウが死んでいる、という謎の状況から始まる曲で、シュールな展開が最後までが続きます。
戸惑う主人公の心情が詰め込まれており、とにかくカオス。
それを盛り立てるかっこいいロックサウンド、そのギャップにもやられます。
キャットフードdoriko

ボカロファンの心をつかんで離さない、切なくも愛おしい珠玉の楽曲です。
dorikoさんが2010年に発表した本作は、ニコニコ動画で瞬く間に人気を集めました。
猫の視点から描かれた恋心が、軽快なギターサウンドと初音ミクの透明感ある歌声で表現されています。
素直になれない様子や、相手の愛情を求める心情が歌詞に込められており、聴く人の胸に響くんです。
昔の恋愛を思い出してしまうかも。
1925T-POCKET

T-POCKETさんが2009年10月に発表した、この曲。
大正時代に日本で初めて女性車掌が誕生したことから題材を得たタイトルですが、歌詞の世界観は普遍的なテーマを描いているんですよね。
自由と束縛、個人と社会。
そうした価値観のはざまで揺れ動く心情を見事に表現しています。
刺激的な言葉の数々は、現代の消費文化への鋭い風刺とも取れますし、同時に自己同一性を求める強い意志の表れのようにも感じられます。
さまざまなアーティストにカバーされ、トランスアレンジなどで新しい解釈が生まれ続けているのも、この曲の奥深さの証明ではないでしょうか。
人生の岐路に立ったとき、自分の内なる声に耳を傾けたくなる……そんな1曲です。