【森の妖精】森メタルって何?おすすめのバンド紹介
皆さんは「森メタル」という事情を知らなければ意味不明、でもなんだかちょっとかわいい気もする名前のジャンルをご存じでしょうか。
実際にこのような名前の音楽ジャンルが海外で認知されているというわけではなく、フィンランドが誇るフォークメタルの人気バンド、コルピクラーニの国内盤リリースの際に宣伝文句として生まれたというのが真相なのですね。
こちらの記事ではコルピクラーニをはじめとして「森に住んでそう」「森の中で撮影されたMVがある」といった森メタルの仲間と言えそうなバンドたちを紹介しています。
ネタ的な記事ではありますが、実際には優れた音楽性を持つバンドばかりですからぜひお楽しみください!
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【森の妖精】森メタルって何?おすすめのバンド紹介(1〜10)
Flucht nach vornDartagnan

ドイツから世界へ羽ばたくダルタニャンは、中世のフォークをメタルサウンドで現代に甦らせています。
2016年にデビューし、『Seit an Seit』でドイツのアルバムチャートで7位に輝くなど、その才能を国内外で高く評価されてきました。
バンド名は三銃士のダルタニャンからとられ、「一人は皆のために」という精神が彼らの音楽にも生きています。
バグパイプにバイオリン、それに加えて力強いボーカルが三位一体となって、まるでタイムスリップしたかのような感覚に浸れるのが魅力です。
ティンホイッスルを駆使するベン・メッツナーさん、ギターとサブボーカルを担当するティム・ベルナルドさん、2018年からはバイオリンのグスタヴォ・シュトラウスさんも参加し、さらなる音楽的深みを増しています。
自らの音楽性を「銃士ロック」と呼ぶ彼らの音楽はヨーロッパならではのものですから、アメリカンなヘビーメタルを中心に聴いている方であれば新鮮な驚きがあるはずですよ!
Ten More MilesTURISAS

フィンランドから世界へ、とっておきのメタルサウンドを届けるチュリサス。
独特のウォーペイントに彩られ、バイキングの時代を思わせる壮大なステージが魅力的です。
1997年に結成されたこのバンドは、ヴァイオリンとアコーディオンを取り入れ、フォークメタルの枠を超えたバイキングメタルを思わせる勇壮な世界観を築き上げています。
彼らの代表作『Battle Metal』(2004年)は、ファンの間ではもはや伝説として語り継がれるほど!
2010年に音楽フェスティバルで実現した来日公演では、多くの日本のファンに衝撃を与えました。
森の住人というよりは戦いの疲れをいやすために森で休憩を取るバイキングたちといった趣ですが、細かいことは気にせずぜひ彼らの鳴らすフォークメタル~バイキングメタルを味わってみてください。
NagryanuliKalevala

森に囲まれた神秘的な音の世界を創り出すカレワラ。
その名前はフィンランドの叙事詩から拝借したもので、ロシアのモスクワ出身のフォークメタルバンドです。
結成は2007年、北欧のメロディと情熱が交錯する楽曲たちは、思わず心を奪われるものがあります。
優れた音楽性とエキゾチックな魅力をちりばめ、2008年には彼らの初スタジオアルバム『Kudel Belosnezhnogo L’na』をリリース。
北欧フォークの魅力を包み込みつつ、親しみやすいメロディで私たちリスナーの心を揺さぶります。
強烈な個性を放つクセニア・マルケヴィッチさんのボーカルは美しくも力強く、辺境メタルらしいどこか素朴ながらドラマチックサウンドとの調和は必聴ですね。
もろに森の中で演奏して戦いまで披露している『Nagryanuli』のMVをチェックして、森メタルとしても楽しんでみてください。
【森の妖精】森メタルって何?おすすめのバンド紹介(11〜20)
Exile Of The GodsEluveitie

ケルト風の旋律とメタルサウンドが混在する、その独特な音楽性でファンを虜にするエルヴェイティ。
2002年の結成からバンドは、多様な民族楽器を取り入れながらも、力強いメタルの骨格をしっかりと保ち、聴く人を古の戦場へと誘います。
特に2008年リリースの2ndアルバム『Slania』に収められた『Inis Mona』は、その美しさで聴き手を魅了します。
ライブではエルヴェイティの真価が発揮され、数多くの観客を極上の音楽体験へと導きます。
彼らの楽曲はただのメタルではなく、歴史と民族の物語を奏でるアートなのです。
En Fallen JätteGrimner

フォークメタルに新たな風を吹き込んだスウェーデン出身のバンド、グリムナー。
その音楽性は北欧神話やヴァイキングの伝説を重厚なメタルサウンドで織り交ぜながらも、まるで森の中を行くかのような爽やかなメロディも聞くことができます。
たくさんの楽器を使いこなす彼らの実力は、2016年リリースのアルバム『Frost Mot Eld』で高い評価を受け、ストリームでも何百万回も再生されました。
2018年、バンド結成10周年の節目にはアルバム『Vanadrottning』も発表しており、新たなメンバーマーティンさんの素晴らしいボーカルが加わって音の厚みも増しています。
彼らのステージは、まさに迫力満点!
ライブでその魅力を体感することをオススメしますよ。
MidsommerSvartsot

フォークメタルの心地よい旋律とデンマークの伝統が息づく、スヴァルソト。
彼らは2005年にデンマークで結成され、民族楽器の温かみとメロディックデスメタルの迫力を見事に融合させたサウンドで聴く人の心を掴みます。
2022年にリリースされた『Kumbl』では、デンマークの民謡をスヴァルソト風にアレンジし、新鮮かつ力強いフォークメタルの世界を展開して新たな地平を切り開きました。
歌詞はデンマークの歴史や民話に根ざしており、聴くたびに北欧の森を冒険しているような気分にさせられます。
コルピクラーニといった有名バンドと比べるとまだ日本での知名度は低いですが、注目すべき存在ですよ。
GleipnirSKÁLMÖLD

アイスランドからやってきたスカルモルドの世界は、北欧神話が息づく壮大なものです。
2009年にレイキャビクで始まり、翌2010年のデビューアルバム『Baldur』で彼らの物語がスタートしました。
アイスランド語の歌詞と伝統音楽が織りなすフォークメタルは、聴く人を古の戦場に連れて行ってくれるんです。
特に2011年のWacken Open Air参加は、バンドの知名度を一気に上げる大きな一歩となり、その音楽性は多くのファンを獲得。
スカルモルドの音楽の魅力は疑う余地がありません。
バイキングの心を揺さぶる勇ましいリフと、時に優雅なメロディ、クセになるリズムは、一度聴いたら忘れられないほど。
ファンでなくとも、そのエネルギーに打たれるはずですよ!