皆さんは「森メタル」という事情を知らなければ意味不明、でもなんだかちょっとかわいい気もする名前のジャンルをご存じでしょうか。
実際にこのような名前の音楽ジャンルが海外で認知されているというわけではなく、フィンランドが誇るフォークメタルの人気バンド、コルピクラーニの国内盤リリースの際に宣伝文句として生まれたというのが真相なのですね。
こちらの記事ではコルピクラーニをはじめとして「森に住んでそう」「森の中で撮影されたMVがある」といった森メタルの仲間と言えそうなバンドたちを紹介しています。
ネタ的な記事ではありますが、実際には優れた音楽性を持つバンドばかりですからぜひお楽しみください!
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Wooden PintsKORPIKLAANI

そもそも今回の記事のテーマである「森メタル」とは、こちらのコルピクラーニを指す造語です。
フィンランドの森の妖精ことフォークメタルバンドとして世界的に有名な彼らは1997年にシャーマンという名前で結成され、2枚ほどアルバムをリリースしたのですが同名の他のバンドの存在もあって現在の「コルピクラーニ」に変更したという経緯があるのですね。
日本において彼らの作品がリリースされる際に、販売戦略として彼らの音楽を表現するために名付けられたのが「森メタル」なのです。
その後は「旅メタル」や「酒メタル」といったジャンル名も付けられたのですが、そんな彼らのサウンドは北欧らしいヘビーメタルの中に伝統的な民族楽器を使い、森の中で酒盛りしているような楽しげな雰囲気がまさに「森メタル」といった趣なのですね。
『酒場で格闘ドンジャラホイ』というとんでもない邦題が付けられた名曲『Wooden Pints』のMVをチェックして、森メタルの何たるかを味わってみてください!
Meister der MinneFeuerschwanz

2004年にドイツで結成され、海外では「Medieval metal」つまり「中世メタル」とも呼ばれているフォイアーシュヴァンツ。
楽しい雰囲気とは裏腹に、音楽性は高く、中世の民俗音楽からロック、メタルの要素を加えた独特なスタイルで多くのファンを虜にしています。
特に2019年には名門ナパーム・レコードと契約し、よりシリアスなヘビーメタルへシフト。
各メンバーのカラフルなキャラクターと、確かな演奏技術のバランスが絶妙で、ライブではその魅力が存分に発揮されますね。
コルピクラーニに負けず劣らず、フォイアーシュヴァンツも非常に日本のファンにオススメできるバンドですよ!
Winter WoedeHEIDEVOLK

オランダのアーネムからやって来たハイデヴォルクは、ゲルマン神話と歴史を鮮やかに歌い上げるフォークメタルの魔術師です。
2002年の結成以来、彼らは自然を讃え、異教の神々への賛歌をオランダ語の歌詞で聴き手に届けてきました。
特に2015年のアルバム「Velua」では、オランダ語に加えて英語の楽曲も披露しており、さらに多くの人々に彼らの音楽を届けることに成功しています。
朗々と響き渡るクリーンパートと力強いグロウルで魅せるボーカル、そしてドラマチックなメタルサウンドは勇壮ながらもフォーキーな旋律が随所に盛り込まれており、MVでも確認できるように森で演奏する男たちの姿が目に浮かぶようですね!
Flucht nach vornDartagnan

ドイツから世界へ羽ばたくダルタニャンは、中世のフォークをメタルサウンドで現代に甦らせています。
2016年にデビューし、『Seit an Seit』でドイツのアルバムチャートで7位に輝くなど、その才能を国内外で高く評価されてきました。
バンド名は三銃士のダルタニャンからとられ、「一人は皆のために」という精神が彼らの音楽にも生きています。
バグパイプにバイオリン、それに加えて力強いボーカルが三位一体となって、まるでタイムスリップしたかのような感覚に浸れるのが魅力です。
ティンホイッスルを駆使するベン・メッツナーさん、ギターとサブボーカルを担当するティム・ベルナルドさん、2018年からはバイオリンのグスタヴォ・シュトラウスさんも参加し、さらなる音楽的深みを増しています。
自らの音楽性を「銃士ロック」と呼ぶ彼らの音楽はヨーロッパならではのものですから、アメリカンなヘビーメタルを中心に聴いている方であれば新鮮な驚きがあるはずですよ!
SolsaganFINNTROLL

森の中で奏でられるメタルの旋風、その名もフィントロール。
深い森の伝説を彩るトロールという存在をフィーチャーしつつ、1997年にヘルシンキで結成されました。
音楽性は、フォークとブラックメタルが絡み合うスタイルで、ファンを魅了しています。
彼らの歌うスウェーデン語の世界観には、御伽話のようなファンタジーがちりばめられていて、聴く人を不思議な旅へと誘います。
特に2001年リリースのアルバム『Jaktens Tid』は日本でも人気となり、その後もヒットを続けているんです。
ライブでのパフォーマンスは圧巻で、観る人々を夢中にさせますよ。
バンドが放つ独特のエネルギーと情熱が、言語の壁をこえて日本でも愛される理由と言えそうですね。