【過激音楽】おすすめのエクストリームメタルバンドまとめ
ヘビーメタルといっても実際には把握しきれないほどのサブジャンルが存在していますし、好みも人それぞれです。
メロディックなメタルの愛好家もいらっしゃいますし、逆に過激であればあるほど素晴らしいと感じるメタラーもいるのがおもしろいですよね。
こちらの記事では、ヘビーメタルの中でも過激で攻撃的、ダークでアンダーグラウンドなテーマを扱うことも多い「エクストリームメタル」をテーマとしています。
明確な定義はないのですがデスメタルやブラックメタル、スラッシュメタルといったジャンルのバンドたちの中で特に「エクストリームメタル」と評されることの多いバンドを紹介していますから、過激な音楽がお好きな方はぜひチェックしてみてください!
【過激音楽】おすすめのエクストリームメタルバンドまとめ(1〜10)
BleedMeshuggah

スウェーデンが生んだメシュガーは、1985年の結成からエクストリームメタルシーンにおいて独自の地位を築いてきました。
技巧派として知られるフレドリック・トルデンダルさんとマーテン・ハグストレムさんのギターは、聴く人の心を強く揺さぶります。
トーマス・ハーケさんの緻密なポリリズミックなドラミングも魅力のひとつ。
彼らが奏でるサウンドは、ただヘビーなだけではなく、面白いほど複雑で美しいメロディが特長です。
彼らのスタイルは後に「Djent」の先駆けとして多大なるバンドに影響を与え続けています。
彼らのオリジナリティ溢れる音楽を聴けば、エクストリームメタルの深い魅力に触れることができますよ!
ObscuraGorguts

エクストリームメタルシーンで異彩を放つ、カナダが誇るゴルガッツ。
1989年のデビュー以来、彼らの音楽は進化を続けてきました。
特に1998年のアルバム『Obscura』はテクニカルデスメタルに新たな地平を開いたと言っても過言ではないでしょう。
技術的に難解な楽曲構造と、耳を引き裂くような不協和音のハーモニーは、まるでクラシカルな美しさと暴力性が融合したかのよう。
リーダーのルック・ルメイさんはメタルがルーツではなくクラシックを始めとして多彩な音楽的なバックグラウンド持ち、その影響は彼らの音楽にもちりばめられています。
過激ながら独創的なサウンドを極める方は、この先駆的バンドをぜひチェックしてみてください!
Blinded By Fearat the gates

スウェーデンのゴートヘンブルグから誕生し、エクストリームメタル界に新たな風を吹き込んだアット・ザ・ゲーツ。
メロディックデスメタルの始祖とも称される彼らの音楽は、美しい旋律と獰猛なデスメタルが見事に融合しています。
特に1995年にリリースされた『Slaughter of the Soul』はその傑作で、このアルバムはいまなお多くのファンに愛され続けているんですよ。
トーマス・リンドバーグさんの突き抜けるデスボイスと緻密なギターワークには圧巻。
再結成を経てリリースされた最新作でも変わらぬ熱量とクオリティを伝えてくれています。
偉大なるゴートヘンブルグサウンドを体感できるので、ぜひ聴いてみてくださいね!
Black MetalVenom

エクストリームメタルの開拓者ともいえるヴェノムさんの魅力は、その過激さとサウンドの革新性にあります。
1981年のデビューアルバム『Welcome to Hell』から感じ取れるプリミティブかつ攻撃的な演奏は、後のメタルシーンに多大な影響を与えました。
特に1982年のアルバム『Black Metal』は、その名がジャンルとして定着するほどです。
ヴェノムさんの音楽はサタニックなイメージで知られていて、ショックを与えてきましたが、そのコアなファン層を形成する緻密な作曲技法にも注目です。
コンラッド・ランターさんがボーカルとベースを担当してからは、バンドの音楽性にさらなる深みが増しましたね。
ヴェノムさんの音楽を聴くと、メタルが持つ生のエネルギーを感じられますよ。
ぜひ、その独特の世界観を覗いてみてください。
Circle Of The TyrantsCeltic Frost

スイスから世界に広まったセルティック・フロストは、エクストリームメタルの源流とも言えるバンドです。
彼らが1985年に発表したアルバム『トゥ・メガ・セリオン』は、ブラックメタル、デスメタル、スラッシュメタルといったジャンルに大きな影響を与えた作品です。
トム・G・ウォリアーさんとマーティン・E・アインさんの深い知識によって築き上げられた音楽性は、今もなお多くのバンドに影響を与え続けています。
セルティック・フロストの楽曲は、どこか冷たく陰鬱な世界観で、リスナーを独特の雰囲気へと誘います。
彼らのライブは2007年に日本でも開催され、多くのファンを魅了しました。
唯一無二の存在感を持つ彼らの音楽を、エクストリームメタルがお好きな方はぜひ聴いてみてくださいね。
Babalon A.D.Cradle Of Filth

クレイドル・オブ・フィルスは、シアトリカルな世界観と妖艶なエクストリームさでエクストリームメタルシーンに一石を投じた存在です。
ダニ・フィルスさんを中心とした1991年に結成されたこのバンドは、単なるブラックメタルではなく、ゴシックやシンフォニックな要素を絶妙に配合し、1996年の『Dusk… and Her Embrace』や1998年のコンセプチュアルな大作『Cruelty and the Beast』など、耳に残る楽曲を世に送り続けてきた功労者です。
クリーンなボーカルから高音デスボイスまでこなすダニさんの歌唱力は特筆すべきで、聴く者を他では感じることのできない非現実の世界へと誘います。
カリスマ的な存在感と多彩な音楽性が、今なお世界中から熱い支持を受けている理由でしょう。
過激なサウンドを探求する方には、彼らの作品をぜひ体験していただきたいですね。
Where Dead Angels LieDissection

スウェーデンから登場したディセクションは、エクストリームメタルの世界において独特の足跡を残しています。
31歳で亡くなったジョン・ネトヴェイドさんを中心として1989年に結成され、特に『The Somberlain』と『Storm of the Light’s Bane』の2つのアルバムでブラックメタルとデスメタルの融合という新たな地平を切り開きました。
メロディックな要素とダークな雰囲気が見事に組み合わさっていて、メタルの世界観を魅力的に拡張しているんですよ。
バンドの歴史は波乱に満ちていて、数度の解散と再結成を経験しながらも、その音楽性で注目を集め続けたのですね。
エクストリームながらも美麗なシンフォニーを大々的にフィーチャーしたシンフォニックブラックメタルの先駆けでもある彼ら、過激な音楽を求める方にはぜひ聴いてみてほしいですね。