【ダークサイド】怖い歌詞の曲。ゾクッとするフレーズに震える曲
音楽にはいろいろなタイプの曲がありますが、いわゆる「怖い歌詞の曲」をご存じですか?
ホラーやダークな世界観のみならず、恋の情念や生きる苦悩を描いた思いがヒシヒシと伝わってくる歌もあるんですよね。
また明るい曲であっても人によって、このフレーズはちょっと怖いなと感じたりすることもあるかもしれませんね。
そういった明るい曲や応援歌でも角度を変えて読み解けば、裏の側面が見えてくるのも音楽の面白い点ではないでしょうか。
この記事ではそんな怖い一面が見える歌詞を、ネットでもよく挙げられている曲を中心に特集していきます。
聴いていてゾクッとする瞬間を味わい方、必聴です……。
【ダークサイド】怖い歌詞の曲。ゾクッとするフレーズに震える曲(1〜10)
愛して愛して愛してKikuo

「愛」を「呪い」と表現する世界観に引き込まれる、心に刺さるボカロ曲です。
前衛的な作風から海外の音楽ファンの注目も集めているボカロP、Kikuoさんによる楽曲で、2015年に発表されました。
どこか牧歌的にも感じられるワルツ調の作品なんですがその実、サウンドや歌詞、MVには怖さがぎゅうぎゅうに詰め込まれています。
この狂気に満ちたKikuoワールドは、ハマれば抜け出せなくなる底なし沼。
ぜひ音量を上げて、己の全てをこの音楽に預けてしまいましょう。
呪い山崎ハコ

『呪い』というタイトルからすでに怖い雰囲気が漂っている山崎ハコさんのナンバー。
1979年にリリースされたアルバム『人間まがい』に収録されています。
わら人形を打ち付けている、いわゆる丑刻参りの様子が歌詞には描かれているのですが、暗いメロディーに乗せて歌われるその光景は不気味ですよね。
しかも打ち付ける音まで歌われているので、リアルさがあり、声が聴こえてくるだけで身震いしそうになります。
ですが、この曲は暗いだけの曲ではなく、そうやって周りを恨んで生きる自分を戒めるという思いも込められているそうです。
とはいえ、映像が浮かぶ歌詞と不気味さを感じるメロディーは「怖い」の一言につきますね。
五月の蝿RADWIMPS

1曲の中に収まらないほどの憎悪が詰まった、RADWIMPSの『五月の蝿』。
2013年に『ラストバージン』とともに、両A面シングルとしてリリースされました。
この曲の主人公は、恋人と思われる女性にとてつもなく嫌な思いをさせられたようで、その恨みつらみ、憎しみがありとあらゆる言葉の表現でつづられています。
今後たとえ彼女がどんなに苦しい思いをしても助けもせず笑って、心も体もぐちゃぐちゃにしてやる……。
一体彼女はどんなことをしてしまったのでしょう。
主人公のあふれて止まらない憎しみに、恐怖を覚える1曲です。
貴方解剖純愛歌 〜死ね〜あいみょん

タイトルからしてもうのっぴきならないですね。
『マリーゴールド』『裸の心』など数々のヒット曲を生んできたシンガーソングライター、あいみょんさんのデビューシングルで、2015年に発売されました。
さわやかなギターロック調の楽曲なんですが、歌詞がかなり猟奇的。
言葉通り「好きな人の身も心も全てがほしい」という歌詞は、ある意味純愛とも言えますが……。
こう思われる側の気持ちは、どういう感じなんでしょうね。
曲調とメッセージ性のギャップにハマってしまいます。
かごめかごめ

日本で古くから親しまれている童歌『かごめかごめ』に都市伝説があるのはご存じでしょうか。
遊女の歌、幽霊の歌、囚人の歌などなど……調べてもらうとたくさんのうわさ話が出てきます。
「子供のころ何の気なしに歌っていた曲がまさか」と驚いた方もいらっしゃるかもですね。
童謡だと『サッちゃん』や『赤い靴』なども、実は怖い歌なんじゃないかと言われています……ですが、うわさはあくまでうわさ。
気にして眠れなくならないよう、注意ですよ。
カウントダウンCocco

自分を苦しませる相手をこれでもかというほどに追い詰める歌詞が怖い、Coccoさんの『カウントダウン』。
1997年にリリースされたこの曲は、彼女のデビュー曲です。
曲は静かに始まり、サビで爆発的な重い盛り上がりを見せます。
主人公は恋人に浮気をされたのか、謝れば終わりという状況はもはやなく、裏切ったことへの償いは自分の命をもってしろと歌詞にはつづられています。
裏切ったりすることは確かに悪いことではあるものの、歌詞の言葉の一つひとつに現れる逆らえない威圧感は度をこえていますよね。
聴けば大切な人を裏切る行為をする気が一瞬にしてなくなりそうです。
忘れないでDREAMS COME TRUE

終わりを迎えた恋からいつまでも離れられない様子を歌った、DREAMS COME TRUEが1991年にリリースしたナンバー『忘れないで』。
恋人との関係はもう破綻しているというのに、まだ別れたくない、1人で生きていくなんて無理、としがみつく様子がつづられています。
ですが、そうは言っても迎えてしまう別れ。
それでも相手の記憶の中に何とかして残ろう、しがみつこうとする様子が、ネット上を中心にストーカーっぽくて怖い、重いと話題になりました。
歌詞を全て読むと、タイトルの言葉にもちょっとゾワッとしますね。